おはようございます。
火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。
この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。
時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。
激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしていきたいと思ってます。
また「変わる、終わる、始まる」も月曜日の「今日から使えるマーケティング講座」と同様、お仕事で利用して頂けたら嬉しいなと思っていますので、こちらも朝7時に更新していきます。
こちらも朝のお供として、是非活用してくださいませ♪
政府が提案した働き方改革は散々たる内容でしたが…
去年の4月から施行された「働き方改革」は、単純に「働く事は悪い事」という意識を植え付けているだけの愚策だと感じており、この指針に沿って行動したのなら、「馬鹿馬鹿しくて・時代錯誤で・本質からますますそれていくだけの働き方改革」をしてしまうのだけだと思っていました。
しかしながら、世の中のインフラの変容により働き方は変わって当然ですし、変わるものですし、変わらざるを得ません。
ですから、以前の記事で↓、これからどのように働く形が変わるのかお伝えしておりました。
またこの社会のインフラの変容によって、「社会が家庭の中に戻ることになるだろう」と予想しておりました。
そして、現在の非常事態は、この予想に寄り添うものになっているなと個人的には思っています。
既にインフラは整っている!その実感で社会は変わる!
もちろんこの予想が、新型コロナウイルスへの配慮という荒治療とも言える形で強制的に起きることになるとは書いた当時は思いもしなかったですが、結論から言うと「インフラは既に整っていた」ということでもあるんですよね。
インフラが整っているからこそ、なんやかんやで社会は対応できるということ。
たとえば20年前に同じような事態に遭遇したとして、今回のように在宅勤務の要請を企業が受け容れられたかと言えば、全くもって無理だったでしょう。
そもそも、在宅勤務ができる環境にある人などほとんどいなかったでしょう。
なぜなら、当時はインターネットを介して何でもできるような状況ではなかったですし、家庭と会社では事務用品(FAX・コピー・パソコンなど)のレベルが違いすぎて、家で会社と同じ仕事をすることに無理がありました。
だから、物理的に無理があったのです。
しかしながら、今は違います。
やろうと思えばやれるインフラは既に整っていたのです。
そして、この荒治療によって企業勤めしていた人の中でいろいろな意識の転換は生まれるだろうなと思ってます。
今までは「会社に行かなきゃできない」という思いが全面的に出過ぎていたから見えなかった事が、きっと見えるようになるんじゃないかなと思ってます。
全ての業務を家で仕事するのは無理だったとしても、半分くらいは家でできるとか、二割くらいならできるとか、人によっては会社に行く必要などそもそもなかったとか、気づく事ができるんじゃないかなと思ってますし、この気づきが社会に与える影響は大きいと思ってます。
そしてこういう事に気がつけて初めて、働き方というものに変化は出てくるはずだろうなとも思ってます。
とはいえ、家で働くことに多くの人は抵抗があるでしょうから、しばらくは家で仕事すると集中できないなどの弊害は出てくると思います。
しかしながら、数週間そこそこで慣れるものだと思います。
ちなみにかれこれ8年前、私は会社を辞めてすぐ石垣島に行ったのですが、そこで会社のシステムをメンテナンスしたりしてました。(辞めた後もしばらく手伝わなきゃいけない環境だったのです)
そんなことできるのかなと当時の私は思っていましたが、意外に石垣と東京でも難なく仕事ができるんだなと思い、価値観が大きく変わりましたよ!
↓ちなみに当時書いた記事↓
しばらく在宅勤務という方は、ちょっとバカンスしながら仕事してみるのもよいかもしれませんよ♪
価値観大きく変わると思います☆
それから自宅で仕事をしていてもいろいろと価値観は変わると思いますよ。
だって、在宅勤務だと移動の時間を事務作業に当てられるから、必然的に余暇が増えます。
また、お昼も家の食材を使えば、いつも当り前に使ってたランチ代が浮くだけでなく、食材を腐らせるケースも格段に減ります。
それから、家で仕事していて外に出ないのなら、無理にお洒落したり化粧したりする必要もないので、そういう時間とコストも削減できます。
その上、地味に家の事(家事)をしながら作業できるので、家事も溜まりにくくなるんじゃないかなと思います。
また何より、親の働く姿を家庭内で子供に見せられる事も良いですよね。
本来の人間にとって心地良い環境というのは、家庭と社会が断絶しているのではなく、社会の中に家庭もあり、また家庭の中に社会がある環境だとも思います。
それが誰もが全く予期していなかった方向から、無理くりに始まろうとしているのではなかろうかと、私は思えて仕方がありません。
今までにない社会の体制&仕事の環境は、それぞれストレスを抱える部分はあると思うのですが、私は良いきっかけじゃないかなと思ってます。
なぜなら、繰り返すようですがもうそういうインフラは整っていたのですから。
このインフラを活かして、より良い生き方や働き方を模索し、後に続く人たちに託すことが私たち世代の仕事でしょう。
私たちは、家庭の中に社会を戻していくのが世代的使命なんじゃないかなと思ってます。
経済はここからしばらく停滞することは避けられず、みんなそれぞれ大変な思いをすることにはなると思いますが、その大変も新しい社会の到来のための必然の作用と割り切って、乗り越えていきたいですね。
それからこういう環境になったからこそ、過剰な売上と利益を求めて、ゴミを作る為に働くという行為は減るんじゃないかなと思ってます。
↓この事について詳しく書いた記事↓
なぜなら、会社に行けなくなることで、根性論よりも合理性に軸が傾くはずなので、頑張らなくても売上が確保できるしくみにシフトしそうだからです。
↓この事についての実例を書いた記事↓
戸惑うこと、不安に思うことはそれぞれあるでしょうが、結果オーライの状況になったら良いなと思ってるし、きっとそうなるだろうなと私は思ってます。
ということで、今日のお話は以上です。
それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪
それから「変わる、終わる、始まる」の過去記事が読みたい場合は、TOPの「曜日企画」→「㊋変わる、終わる、始まる」を押して下さい。
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それでは今日も張り切って働きましょう♪
いつも楽しく読ませていただいています。強制的に在宅仕事になり、今回の文のように気づきがあるひとが多数おると思います。ただ、今まで家で居心地が悪い人は、整備する必要があるのかな?と思いました。一人暮らしなら構いませんが、二人、三人と家族がいるならみんなが居心地のいい家にする事を考えないとキツいと思いました。核家族なら、じいちゃんばあちゃんと日頃接点がないと、今回みたいに急に見てもらうこともできないと思いました。日頃から頼れる人を作っていたり、情報を入れておかないと厳しい環境だなと思いました。
おはようございます。
家族関係を見直しする良い機会にするか、苦痛に思うかは本人次第ですよね。
家族と向き合うのは大変だと思いますが、その大変さは誰もが乗り越えるべき試練じゃないかなと私は思ってます。
というのも自分自身が、家族が大嫌いだった所から向き合い脱却した経験があり、だからこそそう思ってます。
親も子も家にいて、親は家で働き、子供は家で学習する。互いの役割をきちんと発見し直す良い機会になると良いですね。
そしてここだけに限らず今回のことは強制的に見直しをしなくてはならない事項が一気に上がってきていると思います。まさに立て直しの時期なのだなとも思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します。