㊊キラスピ起業女子のビジネスモデルはあの職業と一緒

さぁ!令和2年Weekday♪が今日から始まりました。

今日から仕事始めと言う方も多いことでしょう。

ですが……休み明けの朝はちょっと憂鬱っていう人も多いかもしれませんね(^^;)

ですから、そんな憂鬱を吹き飛ばし、少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、毎週月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。

また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座は朝7:00に更新しています☆

是非今日からの仕事に、いや今年からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆

 

新春はアクセス5倍の人気ネタでお届けします♪

去年の11月に複数回に渡ってお届けした好評企画が令和2年の新春に戻って参りました♪

タイトルお読み頂いた時点でお察し頂けるかと思いますが……そうです!キラスピネタでございます。

一般的なマーケティングネタの時は、この企画記事なかなか読んでもらえないのですが、なぜだかタイトルに「キラスピ」が入っただけで通常アクセスの5倍はいくんですよね(^^;)

そんな人気ネタを投入して、幸先良い形を作っていきたいという下心丸出しな私の欲望はここまでにして、真面目にこのネタ深掘りしていきましょう。

ちなみに「まだキラスピビジネスのマーケティング分析の記事読んだことがないよ~」という方は、下記の関連記事を先にお読みになって頂くのがよろしいかと思います。

では、はじめていきましょう♪

 

実はビジネスモデルは一つのキラスピビジネス

マーケティングというと、先月連載した「調査関連」などが実務の主流と思われる方が多いと思いますが、マーケティングの実務というのは、第1回でお話ししたとおり、多岐に渡ります。

改めてマーケティングの語彙も確認しておきましょう。

商品が大量かつ効率的に売れるように、市場調査・製造・輸送・保管・販売・宣伝などの全過程にわたって行う企業活動の総称。市場活動。販売戦略。

全体像を見渡すために市場調査は欠かせないものであり、マーケッターたるものその分析能力を常に問われるものですが、行うのは市場調査の分析だけではありません。

潤滑な企業活動を推進していくために、販売戦略を含めた作戦を練ったり、事業の枠組みを作るのもマーケティングのお仕事です。

つまり、ビジネスモデル(収益構造)の創造もマーケティングの一つでありますし、他社のビジネスモデルを分析するのもお仕事の一つです。

商売というのは、どこかで金銭が発生し、その金銭の収入が支出を上回ってこそ事業の継続が成り立ちますから、どんなビジネスモデル(収益構造)の上で、どんなビジネスを作り上げていくのかを考えるのは、とても大事なことなのですね。

逆に、ビジネスモデルを見れば、収益構造上どれぐらいの売上が予測されるか、継続性はどれほどなのかなどの算出が可能となってくるとも言えます。

しかしながら、キラスピ系は非常に偏ったたった一つのビジネスモデルしか存在しておらず、またそのビジネスモデルの構造が非常に脆いと言えるものです。

それがどんなものなのか、ここで一緒に確認していきましょう。

 

キラスピ系ビジネススキームの構造を復習!

かれこれ2年前に、スピ系ビジネススキームを考察したことがあります。

※ちなみに、ビジネスモデルとビジネススキームの違いは何?と思われる方はこちらのブログを参考に→ビジネスプラン と ビジネスモデル と ビジネススキーム の違いとは?

その時に作った図がこういう感じ↓

この図の詳細→【考察】スピ系ビジネススキームのパターン

そして、キラスピ系がこのビジネススキームで売っていくものなのですが、それは大きく分けて3つあると言えます。

その3つとはこれです。

スピ系ビジネスで販売されるもの

①メソッド

②商品

③自分

だいたい教祖レベルに上がっている人たちは、最初はメソッドを売り、そのメソッドによって人気を得て、その上でメソッドを商品化させ、最終的には自分をブランド化させていきます。

つまり最終的には「自分だからという理由(自分の商品価値)」でビジネスを回していきます。

またスピ系教祖さまの下に着いた人たちが起こしがちなミスは、教祖と自分を同一化させてブランド価値を高めようとするとことですね。認定講師なんてまさにその間違いの最たるものと言えるのではないかと思ってます。

【認定講師】これって、布教者だよね?

2019年12月4日

本人は独立した個人事業主と思っているでしょうが、大きな視点のビジネスモデルで見れば、教祖のビジネスモデルの傘下にいるのですから、間違っているとしかいいようがないですね。

それに多くの人は既に成功している教祖と同じ形でのプロモーションを行っているため、商品よりも自分が前に出てしまう事態が多発しています。これでは事業としての一歩が掴めないままになっても仕方がないのですが、多くの人たちはこの間違いに気がついていません。

 

キラスピ系ビジネスモデルは、タレント型ビジネスモデルと同じ。

また、ビジネスというのは、どこまでいっても自分を売る物ではなく、自分の得意な事で役に立って金銭をもらうことで成り立つ活動です。

しかしながら、キラスピ系というのは必ずどこかで、「自分を売る」という行為に走っていきます。

これも特徴だなと思っています。

この「自分を売る」という行為は、「自分を商品とする」という行為でもあり、それは「タレント業」と同じということになります。

つまり、キラスピビジネスというのは、内容に違いがあれど、ビジネスモデルとしては「タレント業を目指すことと同じ」と言えるのですね。

また、タレント業というのはビジネスモデルの構造として、非常に浮き沈みが激しい上に事業継続性の見通しが立ちにくく、またリスクの高い商売と言えます。

さらに言えば、この事業スタイルで成功できる人はタレント性をそもそも持ち合せている人に限られているとも言え、そのような視点で見た時に非常に再現性の低いビジネスモデル(スキーム)とも言えます。

では逆に、教祖さまたちはなぜこの再現性が低いはずのビジネスモデルでのし上がる事ができたかといえば、彼等こそがタレント業に偉大なる憧れを持っていたからと言えるのではなかろうかと思います。

Happyさんやさとうみつろう君はそもそも芸能界に強い憧れがあったことは、彼等の言葉の節々から感じ取れるものです。

また、旺季志ずかさんは元々ギョーカイにいながらも、売れないコンプレックスを持ち合せていたように見受けられますから、脚光を浴びたい欲求が凄かったのでしょうね。

それから気がつけば、だるまのあいちゃんも心屋さんも芸能人気取りでライブ活動されてますしね。

彼等は元々人一倍スポットライトを浴びたい欲求が強い人で、強い人だからこそ成功できたと言い換えることができると思います。

ただし、多くの人は彼等のような欲求はそもそもないでしょうし、そんな欲求がない中で彼等の真似事をしたところで、何も得るものはないのです。

というよりも、自分の名が世間に知れ渡ることは市井の人として生きる事より面倒臭い事が増えるのが一般的です。

場合によって、一時的にでも栄華と言える時間を過ごせることがあったとしても、それは一時的な産物に過ぎず、長い目で見てそれが本当に良かったのかどうかは、非常に微妙と言えるでしょう。

つまりスピキラ起業女子のビジネスモデルというのは、形は違えどいわゆるショービズ業界に自ら飛び込んでいくことになるわけですよね。

しかしながら、ショービズ業界の知識が全くないまま飛び込んでいくこと…、それがどれほど危険なことなのかも知らないからできるのだと思いますが……知らないまま飛び込むと傷跡深くなること多いと思いますよ。どうぞお気をつけくださいませ。

ちなみに、ここら辺のことは、勝間和代さんが分かり易くマーケティング分析してくれているので、気になる方は是非この本をお読みください↓

「有名人になる」ということ

 

また一般的にタレント業を行う人の場合、通常は事務所に入り、業務サポートは事務所が行ってくれるものですが、キラスピ起業女子にはそんなものありません。

全てを自分でプロデュースし、管理し、リスクマネジメントすら自ら行っていかなくてはなりませんから、通常のタレント業よりも大変であると言えるでしょうね。

まずは、キラスピ起業女子のビジネスモデルは再現性が薄く、その上事業継続性の見通しが立ちにくいものであることを気がつくことなのですが……発信している側(教祖さま&キラスピコンサルタント)も受講側も、このビジネスモデルが「タレント型ビジネスモデルの顕現」であることに気がついていないと思われますから、残念ですよね。

というよりも、キラスピ系に嵌まってると自分を魅せてお金になるという妄想が強くなっているので根本を忘れがちですが、本来の事業というものは、いちいち自分を見せる必要などないのです。

今の社会に必要なものやサービスを、必要なタイミングで、適正な価格で販売すれば、ビジネスは回転し始めるものです。

その根幹の部分をあの界隈は誰も理解していないからこそ、再現性の薄いビジネスモデルに執着することになっているのだと思います。

繰り返しますが、残念なことですね。

またこれを読まれている皆さんは、同じ轍を踏まないために、常にビジネスモデルがどうなってるかチェックする癖をつけられると良いと思います☆

 

ということで、今日のお話はここまで!

 

来週月曜7時にまたお会いしましょう♪

 

 

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2 件のコメント

  • 明けましておめでとうございます。
    本年もどうぞよろしくお願い致します^^

    今回の記事もとっても楽しみにしていました!
    もう、正に「タレント業を目指すことと同じ」「ショービズ」という言葉が腑に落ちました!

    私の知人でも何人か、このビジネスモデルをしていますが(事業はスピではないですが)、「自分が商品」「私が私であることがビジネス」みたいになってしまうんですよね。そして必ず「なにを言うかじゃなくて、誰が言うかだよね(だから、私の言う言葉は正しい)」というところに落ち着いています(笑)

    皆さん共通して、強烈な劣等感を持ち、自己顕示欲も承認欲求も拗らせているので、認知されるほど心の歪みや闇が強烈になっていくなぁと思います。エゴがものすごく強くなってしまうのかもしれません。精神的にもかなり不安定ですし。

    私のコンサルも、私に「タレント型ビジネス」を目指させたかったようですが、お断りしました。
    リスクの高いショービズ界に飛び込んでいくよりも、腕を磨いて、お客様に寄り添う方がずっと楽です。お客様に喜ばれた結果として影響力がついたり、圧倒的な信頼を得られれば、自然に周りが認めてくれて、お金もついてくる―ということをキラスピ起業の方には知ってほしいなぁと思います。

    • 明けましておめでとうございます。
      本年も宜しくお願い致します。

      ビジネスである以上、商品が人物を上回らない方が事業の継続性が増します。
      芸能系ビジネスは、どうしても人物に注目が集まりますが、注目が集まり続ける人物のほぼ全てが、芸が秀でています。
      そして芸の磨きに余念がありません。
      芸能人は芸が卓越していてこそ芸能人なのですが、そこを勘違いした人(自分だからと思い込んだ人)はみんな溺れ始めてしまいます。
      芸よりも自分に比重が傾けば、芸能人も同じことです。
      浜崎あゆみがゴシップネタでしか注目が集められなくなっている現状が、それをよく表していると思います。

      そこを見間違えて「誰が言うかだよね」なんていう人に、成功なんて訪れるわけがないですよね。

      本物の芸能人だなと思う人たちは、どなたもお会いした時、想像以上に腰が低いなという印象を受けました。
      芸能界にしろ、実業界にしろ、すぐに消える人たちは、自分を勘違いした人だと思ってます。

      それでは今年も宜しくお願い致します。

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