昨年末、日産の元CEOであるカルロスゴーン氏が国外逃亡したというニュースが入りましたね。
この事について、思うこといろいろ書きます。
実は誰もが正しくない問題なのでは?
日産の元CEOであるカルロスゴーン氏が、金融商品取引法違反の容疑で逮捕されたのは、2018年11月のこと。
気がつけば、あれからもう1年以上の時間が過ぎていたことに驚きなのですが、もうそんなに時間が経つのですね。
まぁ、それはさておき、そのカルロスゴーン氏が昨年末「海外渡航の禁止」の約束を破り、海外逃亡を図りました。
私個人の見解としては「やっちゃったなぁ……」ただそれだけなのですが、識者であっても見解が大きく異なるのがこの騒動の特徴かなと思います。
たとえば、ホリエモンは日本の刑事司法に問題があるからという事が一番の論点になっていますよね。
ホリエモンさんが歩んで来た人生を考えれば、このような解釈になって当然かなと、私も思います。
ちなみにこの動画で紹介されていたブログはこちら↓
日本の司法に問題があることは、私も理解しているし、多くの人も理解していることだと思います。
ですから、ここに問題がないとまでは思わないのですが、動画でホリエモンさんが「日本の司法が世界で一番おかしい」的な発言は間違ってるなと思います。
なぜなら、日本の隣国である中国、韓国、北朝鮮、ロシアが桁違いに酷いだろうと言える状況が横に転がっているからです。
そこと対比して、まだ日本のがましだから良いじゃんと言うつもりはないのですが、この対比を見失ってもいけないよなと思います。
また、カルロスゴーン氏の件については、以前より須田のオジキなどが「無理くり感が否めない逮捕」などとお話しされてました。
ですから、ゴーンさんが不満を募らせ、また同じように「無理くり感が否めない逮捕」をされたホリエモンが彼に同情するのも無理もない話だと思います。
ではなぜ、日本の警察は「無理くり感が否めない逮捕」を行ったのかという部分ですが、これは私の憶測ですが「ルノーがフランス国営企業だから」という理由に集約されるのではないかと……思ってます。
ちなみに、カルロスゴーン氏が逮捕された前後、話題になっていた事はこれです↓
日産がルノーの子会社になりそうということでした。
ルノーはフランスの国営企業ですから、日産がルノーの子会社化すれば、すなわちそれは日産がフランス政府の舵キリに従わなければならない事態になると言い換えられるでしょう。
それは困りますよね。
だからこその逮捕だったのではないかと、私は思ってます。
つまり、日本国家として日産がフランス国営企業になってしまうことを阻止するために、カルロスゴーン氏が逮捕されるに至ったのではないのかなと、私は思っております。
とはいえ、知れば知るほど…ゴーン氏の行動が違法なのか合法なのかはさておき……彼の銭ゲバっぷりの凄さにドン引きしてしまうことばかりが増えているのですがね(^^;)
だって、地元トヨタの章夫社長があまりに庶民派なのですもの。お給料もカルロスゴーン氏と比べたら桁違いに安いし…そういう社長が地元の盟主である庶民の感覚からすると、やっぱり外国人社長ってのは感覚が違うんだなぁと言うか…スッゲー銭ゲバなんだなってやっぱり思っちゃいますね。
レバノン逃亡は運の尽きになるんじゃ…
ということで、話をレバノン逃亡した件に移して行きたいのですが……まず驚いたのは逃亡劇の壮大さですよね。
ちなみに、こちらのスポニチの記事↓が、一番分かりやすく逃走計画の詳細を書き記してくれていると思うのでリンクしますね。
そしてこのスポニチの記事の内容をざっくりまとめるとこういうことになります。
①逃走計画は3ヶ月前から、民間警備会社に依頼して周到に計画
②舞台は、12/29ゴーン自宅で行われたホームクリパ
③“救出作戦のプロ”がバンドに成り済ましてパーティーに参加
④ゴーン被告を楽器の箱に隠してトラックで移動
⑤空港の手荷物検査を上手くすり抜ける(X検査を回避)
⑥プライベートジェット機で国外脱出(ゴーン氏所有のジェット機かどうかは分かりません)
⑦離陸後、ジェット機内で協力者に楽器の箱を開けさせ、ゴーン氏姿を現す
私はこの話を聞いた時、思わず「プリズンブレイクかよ!」ってツッコンでしまいましたね。
↑ちなみにプリズンブレイクアマゾンビデオで見れますよ♪
私はプリズンブレイクが頭を過ぎりましたが、スパイ大作戦とかミッションインポッシブルとか、こんな感じのハリウッド映画が頭に過ぎった人もいることでしょう。
もう一ついえば、この逃走劇の時、かつての変装が頭に過ぎってしまった人も多いのではないのでしょうか。
↑保釈の時のこれね。
この時の事も合わせてみて、この人なんでもやるんだなっていう印象が個人的には大きくなっておりますが……それにしてもこの逃亡劇が、私たちの目の前で、そして日本で行われた事が驚きです。
そしてこれから日本の警察は、さらにメンツをかけざるを得ない状況になったといえ、そもそも「無理くり感ある逮捕」を正当化させようとしたがために、さらにメンツにこだわらなきゃいけない状況になっているなぁと思っておりますが……引いたらダメな状況ではありますよね。
とはいえ、実はもっとピンチに陥っているのが、カルロスゴーン氏と言えるのではなかろうかと思っています。
既にレバノンの弁護士から別の要件(イスラエル入国した罪)で申し立てされていますしね…。
この逃走が反って墓穴を掘る結果になるんじゃなかろうかと…。
っていうか、この逃走劇に数十億のお金が使われたことが既に公になっているので、何かしらして彼からお金を毟り取ろうとする人が傍に集るだけのことになるんじゃなかろうかと…。
まさに弱り目に祟り目の事態が勃発するんじゃなかなぁと思ってます。
このようにしてみると、日本にいた方がまだましだったのでは?なんて私は思ってしまうのですが、どうなんでしょうね。
そもそも私は日本人だし、日本のパスポートしか持ってないから、国外逃亡なんてできないからそう思うだけかもしれませんが…。
ということで、これからカルロスゴーン氏のこともどうなるか追っかけてみようと思ってます。
今年はニュースが盛り沢山でついていけるか心配ですがね(笑)
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こんにちは。
この件について、ちょうど僕もFBで書き込んだところでした。
考察はいろいろあり、立場によって見解も変わってくると思います。
なので、個人的には思うところはあるにせよ、取り敢えず成り行きを見守ろうと思いますが、自分的に思うところとしては
—
カルロス・ゴーン氏がgoneしたことについて、容疑者の取り扱いとか保釈中の監視体制とかが海外と比較してどうのと、彼を英雄視する人もいるけど、必ずしも日本が他の先進諸国に比べて劣っているとは限らないし、犯罪発生率とか治安の良さとか総合的に考えてから今回の逃亡について語った方が良いと思う
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「日本の刑事司法は~」って、したり顔で言う人がいっぱい出てるけど、じゃあ、そういう批判をしている日本の犯罪率、治安は諸国に比べてどうなのか?とか、きちんと調べてから言って欲しいですよね。
日本の司法って、海外に比べてダメなんでしょうか?
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※以上、FB & Twitterへの書き込み
グローバル標準について参考にする必要はあると思いますが、全てそれが正しいわけではないですからね。
こんにちは!
昨日から以心伝心続いてますね(笑)
頂いたコメントの「犯罪発生率とか治安の良さとか総合的に考えてから今回の逃亡について語った方が良いと思う」にめちゃくちゃ同意です。
なぜか日本の会話って、他国と比較にならないほど安心安全の治安の良さをすぐに見失って、「日本は~海外は~」ってなってしまうのが究極の落ち度だと思っています。
本当にまずはそこを見抜いた上で会話しなければ、お話しにならないはずですよね。
それではこれからも宜しくお願い致します。