どんどん情報のスピードは速くなってるけれども……
メディアに対する見方が大きく変わる時代
ほんの数年前までテレビの報道のおかしさを伝えるのはネットに生息する一部の層だけであって、テレビが誤報をしでかしても影響力の大きさの違いもあり、反論は常に掻き消されていました。
しかし、今は真逆ですね。
ニュースリソースの当事者(一次情報を持ち合せる人)が、逐一反論するのが日常光景にまでなりました。
ぶっちゃけこれは、去年のN国党ブームがかなり大きく起因しているだろうなと私個人は思ってます。
あのブームで世の中全体が「NHKだからといって鵜呑みにしてはいけない」という認識をもつことができました。
また、立花さんの発言が過激であったため、今まで言いたくても言えない壁が見事にぶち破られ、メディアの問題点について、世の中全体が言いやすくもなりました。
とはいえN国&立花さんは…今やもう何のために政治団体を持っているのか分からないほど迷走状態ではありますが、この功績はやっぱり大きいと私は思っています。
すごいことだなと今も思ってます…って話がずれてくな(^^;)
話が少し逸れてしまったので戻しましょう。
速報の後に当事者反論がテンプレートの昨今
ということで、今週私が気が付いた当事者反論のニュースを並べてみたいと思います。
一つ目はこれでしょうね。
定番の共同
このタイトルを見ただけで、「あぁ…アビガン駄目だったんだなぁ」と思う人が大半だと思います。また一時期「アビガンが効く」と言われていましたが…「それはなんだったんだろう」と思う人も多いでしょうが…結論のところ、共同が正確性を欠いた報道をしただけだったと言えるようです。
共同では語られませんでしたが、事実として「ウイルス消失や、解熱しやすい傾向はみられた」そうです。また、研究参加者が89人と少なかったため統計的な差が出なかったそうです。
でもここら辺の情報に欠いた共同の報道だけでは、「アビガンは効かない薬」として世界的に認識されることになってしまいます。敢えて共同はそうしたかったように見えてしまうのは私だけでしょうか。
そして、この報道で得するのは一体どこの国なのでしょうか。
それから、もう一つ共同。
野党共闘に関する報道は、憶測であり間違っているそうです。
誤報です。枝野代表も福山幹事長もコメントしているとおり、何も一致しておりませんし何も決まっていません。年末年始も「関係者」発信による多数の憶測記事が出回りましたが、こういう憶測記事は百害あって一利なしです。
立・国合流、党名巡り難航 新党設立方針では一致 https://t.co/eo2wExnOZ3
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) July 11, 2020
ちなみにこの記事はえだのんも福山さんも否定してます。
一体どこから情報を集めて記事を書いているのか、それとも願望なのか、なんなのでしょう。
またこういう系の憶測記事は朝日も得意とするところですが……これまた、ひげの隊長に否定されています。
【論点がズレている朝日の記事①→「敵基地攻撃」ではなく「自衛反撃」 積極自民に公明は。】
佐藤は朝日の取材は受けていない。如何に国民の命を守るかがポイント。佐藤の「自衛反撃能力」は迎撃困難な飽和攻撃や新型ミサイルを抑止する為、専守防衛の範囲内で反撃するもの https://t.co/Pwjt4KfT6r— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) July 11, 2020
それから、習近平国賓を巡る自民党部会の報道に関しては、まともな記事を書けた所は一つもなかったようです。というより間違った解釈で何か別の誘導をしていると見て良いと言えるくらいでしょう。
小野田さんの各社の否定を確認ください。
習主席国賓訪日で自民部会紛糾 「中止要請」決議案の表現巡り(毎日新聞)
紛糾、と見出しにありますが、記事中にも書いてある通り発言者27人中、決議に反対意見は5名、賛成意見は22名。出席者約50人のうち、原文に異論がなく発言しなかった人も考えると賛成が殆ど、ですね。 https://t.co/hUbSrtkegT— 小野田紀美【自民党 参議院議員(岡山県選挙区)】 (@onoda_kimi) July 6, 2020
https://t.co/koJ2SpSdBZ
タイトルも内容も認識が間違ってます。決議や提言の文書は、原文通り決定となるばかりでなく「その部会で出た意見を踏まえて微調整は部会長や調査会長に一任」となる事が殆どで、それは「一任でまとまった」事になります。今回も「中止の原案を前提に一任」でまとまりました。— 小野田紀美【自民党 参議院議員(岡山県選挙区)】 (@onoda_kimi) July 6, 2020
自民、習氏国賓来日中止を決議 政府内にも慎重論 年内は困難に:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/fykrD90L3n
「年内は」とか時期の問題じゃないんで。中国の行動が変わらなければ国賓来日などあり得ない。あと、中止の表現は弱めたわけではなく理由を追加したり肉付けをしただけです。— 小野田紀美【自民党 参議院議員(岡山県選挙区)】 (@onoda_kimi) July 8, 2020
さらにもう一つ。熊本のボランティアに参加した高校生にも『僕らが自主的に行った」と否定されています。
今日秀岳館サッカー部で人吉市にボランティア活動しに行ったんですが、酒造会社は依頼なんてしてません。全て自分たちが「ボランティアさせてもらう」という気持ちで行きました。僕達の活動をニュースで全国に広めてくれることはとても嬉しいのですが、こんな風にニュースに書かれるのは残念です。 pic.twitter.com/i1EJaheAzA
— 孔明 (@koumei_2525) July 7, 2020
ここまでくるともう様式美と言えますね。
話題になるニュースほど飛びつきやすいものですが、こういうニュースほど「3日は寝かせて当事者の発信を待つ」必要性があるかなと思わせる程、あっちもこっちも間違いだらけですね。
また昨今は政治家が積極的にファクトチェックしてくれるようになったので、政治案件については特に待った方が良いでしょうね。
そうすることで誤報や印象操作に惑わされることは減るでしょうね。
それにしてもここまで間違った報道をして続けているメディアにたいしてお咎めができないのは如何なものでしょうか。
お咎めがないことを良いことに、なりふり構わずやりたい放題になっているようにしか思えないのですが……民が賢くなるしか、この道を抜ける方法はないのでしょうね。
頑張っていきましょう♪
発売中の本のお知らせ☆
変化が大きい今の時代にオススメの一冊です☆
書籍情報はこちらから→ほんの少し見方を変えたら~ようやく本質に戻れる時代の中で~
電子書籍は半額以下のお値段で購入できます。
↓電子書籍はこちらから、縦書きと横書きがあります。
【縦書き】
【横書き】
竹久さん、こんにちは。
すごく分かります。私は武漢ウイルスの情報を得るためだけに今年に入ってツイッターのアカウントを作りましたが、時が経つにつれて意見がぶれていく人が左右問わず多いことに気づき、未曾有の状況だからこそ、そのリスクが高いにも関わらず、正々堂々と発信してくれる人達に、感謝の思いが湧きました。
そのせいか、仕事が最近妙に楽しいです。その時に正しいと思うことを前より気軽に主張出来るようになったので。あ、ベストじゃなかった、あ、間違えた、と思ったら、しっかり謝り、その時点でのベストを表現すれば良いですからね。
SNSは苦手でしたが、やってみると学ぶ事が多いですね〜。
こんにちは!
確かにやってみて分かることって多いですよね。
何事も百聞は一見に如かずです!
主張になれてなかった私たち世代が、トライ&エラーを繰り返し、そしてほどよい主張の形を整えられるようになるといいなと思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんにちは
鹿児島県知事選の結果についての共同通信の記事は、いらない推測、願望、邪推を書いてますね。
新しい知事は無所属ですが、中央でのエリートさんじゃないですか。
しかし、いままでの知事は俳優の木下ほうかによく似てますね。
おはようございます。
見ました!見ました!反安倍こじらせてるのがよく分かる記事ですね。
前知事木下さんに滅茶苦茶似てますよね。私も最初記事見たとき、なぜ関係ない木下ほうかが?と思ってしまったくらいです(笑)
それではこれからも宜しくお願い致します。