【松竹vs吉本】朝ドラ「おちょやん」の酷評の裏にあるもの

先週最終回を迎えた朝ドラ「おちょやん」

滅茶苦茶面白い上に、朝からついつい泣いてしまうという名作の一つだと私は思っているのですが、このドラマは実状とかけ離れるほど酷評続きでした。

その点について、言及させて頂きます。

 

おちょやんは名作です!!!

オンエア最中は全く…朝ドラ「おちょやん」について言及することがありませんでしたが……

私!!!!!!このドラマにどっぷりはまっておりました!

ただ、このドラマが始まった昨年12月~5月は世界情勢が想像以上に揺れ動き……それゆえ、悠長に朝ドラネタを語ってられる暇がなかったのです(>_<)

だからオンエア最中には一度も「おちょやん」について言及することはなかったですが、このドラマは本当によく出来たドラマだと思いましたし、役者の力量ゆえに実現できた出来だったとも思っています。

 

ちなみに通常であれば、同じような評論(おちょやんはスゴイ!的な)が巷で飛び交い合うものなのですが……なぜか「おちょやん」のメディア評価は著しく低いものでしてね(>_<)……

終わってもなお、目にする記事は酷評だったので、今さらですが記事を書きます!

 

おちょやん酷評は、単なる大人の事情だと思います!

私は杉咲花ちゃんのことが、クックドゥの回鍋肉のCMで一目見た頃からずっと好きでしてね……。

当時から、彼女はただものではない!絶対にブレイクする!いや、後世に名を残す芸能人になる!

と勝手に思い込んで彼女を見続けていますが、杉咲花ちゃんは私の期待を裏切ることなく…というか、常に私が思っていた数十倍のことを当り前にやり遂げて前に進み続けてくれています。

もちろん今回の朝ドラでもそうでした。

「おちょやん」は脚本上どうしても劇中劇が多くなる作品ですが、あんなに劇中劇が多いのにもかかわらず、面白く自然に見せられるのは、花ちゃんを始めとした役者及び裏方の皆様の力量によるものが大きいと私は思っていました。

本当にこれが当り前の自然なドラマとして進行できた事は、何よりスゴイことだと思います。

その上、「おちょやん」はねぇ……一緒にドラマの中に入っていけるし……泣けるのよ。

 

ちょっと話はそれますが…私は去年スカーレットに大はまりしまして、その挙句、何度もその面白さを記事にしましたが、

【スカーレット】不完全な人間を楽しむ

2020年3月28日

「おちょやん」は記事にはしなかったものの、同じくらいの感動をもらい続けていました。

 

そんなに面白くて泣けた「おちょやん」!

 

しかし……

しかし、しかし……

 

なぜなのか……メディアでは「おちょやん」は、酷評続きですよね。

 

なぜか頻繁に目にするこのような記事は、視聴者ですら傷ついたものです。

 

そして、私はどうしてこうなっちゃうのか、しこたま考えたのですが……考え続けてみた結果……

 

これって吉本からの松竹への攻撃なのではないかと……今は思うに至り、それは確信に至っています。

 

というのも、「おちょやん」のヒロインのモデルとなったのは浪花千恵子でして、そして浪花千恵子は松竹からデビューした人。つまり「おちょやん」は松竹芸能の歴史書でもあるんです。

そこにやっかみを吉本が入れたかったのではないのかな?と。

しかも吉本は、創業者の吉本せいをモデルにした朝ドラ「わろてんか」をかれこれ3年前(2017年~18)にやっていますが…大ゴケしました。

「わろてんか」は……、駄作以上の駄作としか言いようがないほど酷い出来のドラマでして( ;∀;)、朝ドラ好きの私でも途中で見るのを止めるくらい酷い出来だったんですよ。よしもと幹部もドン引きの出来たっだと思います(*_*;

それでもなぜか「わろてんか」って、メディア的には良い評価で終わったんですよ(笑)

どうして良い評価になってしまうかは……分かるでしょ(笑)

よしもとが持ち合わせている力の結果でしょう。

 

一方で今回は松竹。

だからこそ、こんな不甲斐ない酷評の嵐になっているのだと、私は推察するに至りました。

もちろん、その酷評の背後にいるのは「よしもと」でしょう。

っていうか……「わろてんか」が、あそこまでの駄作になっていなかったのなら、こんな騒ぎにはなっていなかったと思いますし、適正に評価されていたものと思います。

 

つまり…「わろてんか」が一般的な朝ドラレベルから見て、異常なまでの駄作で終わり、

一方で「おちょやん」が一般的な朝ドラレベルから見て、名作レベルの仕上がりであったからこそ、

このおかしな酷評というか論評が繰り広げられることになったのだと思っています。

 

これが不甲斐ないメディアの論評の実情だと思っています。

 

ということで、とりあえず私の中で、メディアの不条理な酷評について納得できましたが……あそこまで良い芝居をしてくれた役者の皆様、そして良いドラマを作ってきてくれた裏方の皆様のことを思うと、ほんと「おちょやん」の酷評はあまりに的を得てなさ過ぎて辛い。

だけれども、ここまで乖離した発信の側面にあるものも理解すれば、「まぁそうなるよね」と思う業界のしくみは確かにあるわけで……だからこそ、そこもふまえて視聴者は酷評の真意を見定めてほしいと思うのです。

 

最後に!!

花ちゃんのちよちゃん!お疲れさまでした!本当に泣かされました!

杉咲花さん及び出演者、制作スタッフの皆様のおかげで、この5カ月毎日楽しかったです。

本当に良い作品を届けてくださりありがとうございました。

「おちょやん」は名作です!

 

本を発売してます

生きやすさを手に入れるための 波動とエゴの法則を書いた本

電子書籍は半額です。(縦書きと横書きと2パターン用意してます。)
生きやすさを手に入れるための 波動とエゴの法則を書いた本【縦書き】
生きやすさを手に入れるための 波動とエゴの法則を書いた本【横書き】

書籍紹介ページへ↓
【新刊発売】生きやすさを手に入れるための波動とエゴの法則を書いた本

 

 

6 件のコメント

  • やっぱり「おちょやん」面白かったですよね。
    モチーフにした浪花千恵子さんの大変だった半生をうまく作り変えて、本当に面白く見ていました。
    しかも役者が適材適所で、当郎さんがいい味出していたなと(笑)
    なのに、なんで視聴率悪いのか?なんで酷評なのか?
    本当に解せないとおもっていましたが、はあ、今回のゆりこさんの分析だと腑に落ちますねえ…
    しかも「わろてんか」、全然笑えなかったですしねえ。
    一方で「スカーレット」は淡々と当たり前の毎日を過ごすことこそ力になると感じさせられて、本当に面白かったです。
    このように、心に残るドラマかどうかは、その人次第。これからはマスコミの評価と個人の評価が違うのが当たり前の時代になりますね。

    • おはようございます。
      本当の浪花千栄子の人生とは違う箇所は沢山あるでしょうが、ドラマとしての完成度の高さは素晴しかったです!
      個人的には、謎のファンの伏線の回収の仕方(謎のファンが栗子さんだった)はお見事としか言いようがなかったです。

      ほんと、わろてんかは酷かった(>_<) マスコミもマスコミの置かれた立場からしか発信できないんだなぁと今回つくづく思いました。 それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 同感です!!おちょやん良かったです!
    日本人の芯の強さ、折り目正しさが表現されていて
    杉咲花さんの着物姿の清々しさったら!!
    テッシュの箱持って、号泣しながら見ましたよ!!

    酷評だったとは知りませんでしたが、
    本当に勇気づけられ、
    人の温かみや強さを感じさせてくれる作品でした。
    おちょやんは名作だと思います!!!

    • おはようございます。
      杉咲花ちゃんの何気ない仕草に昭和の品の良さを私も感じまくってました。
      私も結構な具合でティッシュ必須でしたよ(笑)

      あの芯の強さは打たれますよね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 朝から、吉本芸人だらけで、嫌な気分になり観るのやめました。後半も見ればよかったのですが・・

    • こんにちは。
      確かに芸人さんの出演は多かったですが、よしもと芸人で目立つ役って、ほっしゃん、板尾さん、西川さんくらいでよしもと芸人だらけってことはなかったと思うんですが…思う所は人それぞれですよね。
      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください