昨日、図書館に行ったら池上さんの本が沢山おいてあってびっくりしたよ~ってお話しを書いたのですが…
前に同じような事があったなぁとふと思い出しました。
なぜか似てる……池上や心屋に嵌まる構図
昨日の記事で図書館に行ったら、めっちゃ池上さんの本が置いてあってびっくりたのですが……
↓これ
そう言えば前にも驚いた人がいたなぁと思ったのです。
それは心屋さんです。
池上さんと比べれば、心屋さんが出した冊数なんて微々たるものなのですが…心屋さんは心理学やスピリチュアルな分野で最も人気と呼ばれる地位を獲得した人と言えます。
また以前、スピ系の人についてもの凄く調査していた時代があるのですが……
↓その頃に書いた記事↓
この調査分析の結果の中では、心屋さん自身に特段問題は見つかりませんでした。
当時の私の分析結果を一部引用しますね。
上略
心屋さんの本のタイトルは、誰もが日常の中で時には遭遇するささくれた気持ちを代弁するようなタイトルしか並んでいません。
全てに当てはまる人もいなければ、全く当てはまらない人もきっといないだろうと思わせるほど、誰かには必ず当てはまる言葉とその包囲網感心せざるを得ません。
心屋の書籍出版は信頼できそうな名前ばかり……。
心屋さんの書籍タイトルは、誰もがつい「分かる~」と思わせる言葉の目白押しです。
さらに、テレビで人気者になった時間があります。
その上、この本を出している出版社は、誰もが知っている出版社ばかりだったりします。
KADOKAWA、メディアファクトリー、中経出版、PHP研究所、WAVE出版、あさ出版、セブン&アイ出版、ぱる出版、学研プラス、経済界、光文社、三笠書房、大和書房、朝日新聞出版、日本テレビ放送網、扶桑社、宝島社、廣済堂出版
それ相応の一流企業が彼の書籍を出版しているんです。
信じても良いと思わせる世論が、ちょっと心が傷ついている隙間の前にしっかり情報として入ってきているんです。
だから、多くの女性がのめり込んでも大丈夫と思わせるものがあったんです。
しかし、心屋さんのメソッドには数多くの問題点がありました。そして、彼自身も思ってもみなかった高見に昇ってしまったことで狂ってしまうことになりました。
ここを解説すると長くなるので、この報告書を書き終えてから、心屋さんの問題点には再度解説することにします。
ただし、書籍から見える世界として、分析を進めていった結果内においては、
心屋さんにも
読者にも
そして出版社にも
どこにも然程の落ち度が見当たらないというのが、心屋さんであります。
この落ち度のない資本主義社会の盲点こそが、この巨大なモンスターを生み出すことになってしまったのかと思うと、とても切ないです。
その後何が問題だったのか、具体的に書籍を読んで調べようと思って調べてみて、ようやくその理由が分かることになったのですが……
逆にそれくらい穿った見方で情報を取り込まない限り、読んでいるだけで心屋さんのロジックに嵌まってしまうだろうと思いました。
それほどまでに本を読んでいる間に、ロックオンできてしまう仕掛けが随所に溢れています。
そして、今回気がついたのは、
心が傷ついている人が、心屋さんの書籍を手に取り、そして無自覚のうちに心屋さんのロジックに嵌まってしまう流れと
政治に興味を持とうとした人が、池上さんの書籍を手に取り、そして無自覚のうちに池上さんのロジックに嵌まってしまう流れは
そっくりだなと思ったのです。
どこら辺が似ているのか、改めて整理します。
ここがか似てるヨ!池上と心屋!
ということで、私が今回気がついた二人の似ている点を羅列していきます。
①簡単に読めそうで、誰もが気になるタイトル(初心者向けのタイトル)
②メディア出演多数での知名度がある。
③大手の出版社が販売している
④本を読んでいるうちに、そのロジックにはまり、現実を見誤る。
お二人の似ている部分を改めて要約すると、
ターゲットを初心者に定めていること。
また初心者の人が信頼に値する環境を作り上げていること。(消費行動に結びつきやすい環境があること)
そして、少し読んだだけでも、その初心者が分かった気になれること。
であろうかなと。
その分かった気が、ことごとく間違っているということに気がつかないまま、その道を突き進むことになるからこそ、問題が増えることになっていくのでしょう。
政治とスピ、とても違うものに見えるかもしれませんが、政治の基本にあるものは思想であり、思想とは精神とも結びつくものです。
似たような構図で、間違った事が流布されているからこそ、私たちの環境は頑張れば頑張るほどおかしな方向に向かってしまうのかもしれませんね。
まず基点となる部分から、見直しが必要ですね。
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一人一人の人生は違うのに何かに縋ってしまうのは
人の弱さでしょうね。
「犀の角のようにただ独り歩め。」
お釈迦様のお言葉です。
ただ、人間は、人生は色々な偶然と奇跡で生かされていると云うことも忘れてはなりません。
大嘗祭が無事とり行なわれた今、
次は、無事、新年を迎えるよう準備が必要ですから。
おはようございます。
何かに縋りたくなる原因になるのは、人としての根が生えない状態ではなかろうかと最近痛切に思います。
そして、人としての根が生えるために必要なのは、国体国家観があるかないかがとても大きい事なのだなと言うことを、この4年改めて日本を学び直して痛感しました。
ある程度人としての根が生えるようになると、孤独にも耐えられます。見えない所で誰かと繋がっているということを感じられるようになるからです。
一方で根が生えないデラシネ状態の人は、その不安な心を満たす方法が人と触れあうことになっていくため、気がつけば縋っていくという行動になるんじゃないかなぁと最近思っています。
それではこれからも宜しくお願い致します。