先月からキー局がTverの同時配信を始めました。
実はこの流れ、実は地方局と広告代理店のビジネスモデルを完全崩壊させることに繋がるはずなんですよねwwwwwwww
テレ東のお詫び広告から見える未来を予測してみる
4月11日から民放キー局(東京エリアの5局)が、Tverにてインターネット同時配信を開始しました。
キー局の一つと呼ばれるテレ東が、こんな↓広告を出して話題になっていましたね。
テレ東は他4局(フジテレビ、TBS、テレ朝、日テレ)と比べネットワーク範囲が狭いため、全国放送と言いながらも映らない地域が沢山あったのです。
また映ったとしても、他の局と比べて縛りが緩いので、ゴールデンタイムであっても、東京と同じような番組構成にならないことも多々ありました。
今朝のテレビ面の広告…#テレ東 さん、うまい(吉永)#お詫び #TVer #南日本新聞 pic.twitter.com/E5FTw531U6
— 南日本新聞 報道部 (@373houdou_1) April 11, 2022
それがインターネットの進化のおかげで、一気に全国区になりまして(笑)、テレ東は盛んに全国区になったPRを展開しています。
【お詫び】
本日からテレビ東京の夜の人気番組が
ようやく全国どこからでもTVerで
リアルタイムに見られるようになりました。
これまでのご不便に対し、
お詫びの品を抽選でお送りさせていただきます。STEP
①@TVTOKYO_PR をフォロー
②#テレ東見れない でテレ東へのご意見と共に引用RT— テレビ東京宣伝部 (@TVTOKYO_PR) April 11, 2022
テレ東のように、資金が少なくこれまで弱小と言われていた独立系テレビ局にとって、インターネットによる放送拡大はビジネスチャンスであります。
しかし、既存の利権で成り立ってた他4局及びその系列局や地方局、さらには電通を始めとした広告代理店は、ここから阿鼻地獄が待ち受けているに違いないと思いますので、その理由を今日は語っておきます。
地方局の収益は、キー局からの広告収入で成り立ってる
まず抑えておきたいのは、地方局のビジネススタイルです。
テレ東系列以外の地方局の場合、地方局の収益の多くを支えているのは、キー局から配信される全国放送です。
全国放送の場合、キー局側が地方局の枠を押さえます。そして全国放送と言う形にすることでCM枠もキー局が抑えます。
地方局は、枠とCMをキー局に売ったことになるので、何をせずともキー局から垂れ流される映像とCMを同時に流すことで、お金が入ってくる仕組みになってます。
つまり…ある意味地方局は、キー局より楽してお金が入る仕組みがこれまであったのです。
まぁもちろんキー局で働くような収入は望めませんが、何もしなくてもお金は入ってしまうという…ある種JASRAC的な利権商売で地方局は成り立っていた部分があるのです。
またどうしてそんな事が成り立ってしまうかというと、それはテレビCMの料金があり得ない程高額で取引されていたからです。
それゆえ、面白い番組を作らなくても、地方局は成り立つことができました。
が、キー局がTverを開始するということは、このビジネスモデルが崩壊したということを如実に表す事態なんですよね。
だって、インターネットで放送しちゃうっていうことは、放送するためにキー局を通す必要が無くなるということでもあるのですもの。
つまりは、全国放送するために地方局に渡していたお金を渡さなくても良いということを指し示すことなのですもの。
またこうなってしまたのは、当然のことながら広告費の枯渇であることは言わずもがなでしょうね(笑)
地方で放送するために必要な広告費の最低ラインもクリアできなくなってるという切実な事情があるのだと思います。
だから、キー局は踏み切ったのだと思いますが……インターネットの広告料金は、テレビのように高くありません。
ですから、さらにここからはキー局も、そして地方局も、さらには電通のような広告代理店も、戦々恐々とした茨の道を歩むことになるのは間違いないでしょう(笑)
ほんと今更だけど、電波オークションの話が盛り上がっていた時に、利権手放せばよかったのにね(笑)
しがみついて、しがみついて、しがみついた結果、さらにどうしようもないほどの窮地に陥ってるって笑える。
そして、これからは安い予算でなんとかやりくりして面白いコンテンツを作り続けてきたテレ東のようなテレビ局の躍進がますます加速すると思うと、笑えるわ。
みんなも、しっかり手放していきましょう。
しがみつけば窮地に陥るだけだから(笑)
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