昨日の記事の続きです。
二元論から離れるためには、座標化が鍵!
昨日の記事で座標の話をすると言っていたので、そのことについて言及していきますね。
二元論の欠点は
①2つの選択肢の中から、正解を探すため視野が狭くなる
②両方とも正解ではないという考えが欠落する
③対立を生み出す契機になる
など様々な問題があります。
ですが、二元論に陥っている人ほど、この問題点に気が付かないんですよね。
本当に残念なことなのですが……、常に座標で見る心がけをすれば、こういう思考を回避しやすいんじゃないかと私は思ってます。
たとえばこんな感じに↓
これは私がDS(ディープステート)を軸に作ってみた座標軸です。
この考え方が正解かどうかは分からないけれど、DSという軸に、民主主義と独裁主義を入れるだけで、視野がうんと広がりませんか???
正解かどうかよりも、視野が広がるのがポイントです。
また視野が広がることによって、善悪の判断からも抜けやすいというのもポイントです。
二元論を軸にロシアを応援している人は「反DSだから」という一点だけで、「プーチンを善」に見立てる構図が多いなと思うけど、それはこの図で言う横軸(X軸)しかないからそう見えるだけで、別の軸(縦軸・Y軸)を入れるだけで見え方は随分変わってくると思います。
また今回私が作った図表はX:DSor反DS、Y:民主主義or独裁主義なのですが、この座標をカテゴリ分けするだけでも、世の中の見方は随分変わると思うし、2択という選択肢にはなり得ないということが見えてくると思います。
そこが見えてくると「ウクライナは可哀想」とか「ロシアは善だ」とか感情的になることなく、この世界観の中で良い方向に導くために必要な立ち位置はどこかとか、どう勝ち抜けばいいかとか、戦略視点に切り替わるし、戦略視点に切り替わることで、感情的になるのを抑えられると思います。
簡単な座標でも見えてくることはいっぱいある
ということで、適当な座標であっても作ってみるといろいろ分かることがあると思うので、この座標から見えてきたことを簡単に説明するね。
DSという敵しか見えない人は、ロシアは善という言い方をしたがるのですが、また一方でDSに支配されたウクライナは実は悪という言い方をしがちですが、先の図で説明した通り、今の先進国のほとんどはDS寄りになっていることがほとんどです。
それゆえ、多くの国が民主主義という名の元に、実質的には社会主義国家になっています。
またウクライナはDSに汚染されているという点ですが、実はその汚染はしっかり日本にも入ってきています。
ですからウクライナを悪と決めつけるなら、この日本はどうなるのだろうと私個人は思ってしまいます。もちろんこういう視点から日本悪と決めつける日本人も多数いるでしょうが、下手に反DSの姿勢を取れば、めっためたにされることは間違いないでしょう。
下記の図で、過去を振り返った立ち位置のポイントも明記してみましたので確認ください。(過去は黒枠つけてます)
この図を見て頂ければ、お分かり頂けるかと思いますが、過去の日本は思いっきり反DS的立ち位置だったんです。
またナチスもそうだったんです。
戦前日本がナチスと手を組んだことは愚策と言われていますが、反DSという面での共通敵が当時の日本とドイツにはあったのだと思います。
またプーチンとトランプが話が合う理由もそこが軸にあるかのは明白でしょう。
ただし、独裁的でありながら反DSとなると、自分の正義のためなら何でもしても良いという考えも付け加わるため、もちろん「善」とは言い難い状況も同時に生まれます。
たとえば、ナチスやプーチンが引き起こしている大虐殺は、DS潰しなら何をしても良いという考えがあってのことだと思います。しかし、だからと言って何をしてもいいわけではありません。
それから、ロシアに戻る前のソ連も独裁的でしたが、実はDS側であったことはよく言われています。
それゆえ、第二次世界大戦では手を組むことができたと言えるでしょう。
ですが、台頭してくれば、親DSであっても目障りになってくるようになりますから、どこかのタイミングでDSはその勢力を潰しにかかります。
中国はDSの恩恵があって大きくなりましたが、今は潰す標的となっているのも同じような理由からでしょう。
またこういう風に座標軸でいろいろな視点を増やしてみると、結局ユダヤの兄弟喧嘩みたいなものに、全世界が巻き込まれ付き合わされているだけなんだよなぁ…という失望を毎度抱えます。
ですから、この変な世界から私個人もいち早く抜けたいと思っていますが、焦りは禁物ですよね。
そして、何が正しいかを探すより、全体像を俯瞰して戦略で見ることのが大事だと思ってます。
みんなそれぞれ自分なりの座標を作ってみたら、きっとそれぞれ戦略が見えてくるんじゃないかなって思ってます。
それではまたね。
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こんばんは。
これはわかりやすいですね!
悪と正義の戦いなんて揉め事の中の人の言い分で、関係ないところから見ればどっちも悪なんてことが殆どです。
物事の全体を捉えるには中にいては無理です。
そういうとき俯瞰で見るのに役立ちますねこの表は。
こんばんは。
この軸に囚われず、それぞれでそれぞれのXYを作ってもらえればいいかなと思ってます。
こうするだけで、正義と悪に囚われた頭の構図からは離れられると思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します。
すごくわかりやすいです。ここ数ヶ月、ゆりこさんのブログからの情報、いろいろ参考にさせていただいています。 ウクライナ情勢の件では虎ノ門中心にいろいろな情報を取っていて、何が本当のことか分からず混乱していましたが、二元論からみて混乱していたことに気づきました。
この座標ですっかり腑に落ちました。
俯瞰しつつ、私は私のやるべきことに集中したいと思います。
こんにちは。
それは良かったです。
ただこれが正解というわけではなく、視点を増やすための方法の一つなので、その点しっかりとお含み頂けたらと思います。
視点が広がることによって、考察はしやすくなります。
そういう視点の広さの鍵になる方法を忘れずに、冷静に対応していきたいですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。