不幸の始まりは、自我を自分だと思い込んでしまうところにあり、それこそが自分だと思って生きてしまうことにあるんだよなぁ。
昔の日本人は「自我とは何か」が見えていた。
先日名古屋で岩田温さんの講演会がありまして、こっそり参加してきました。
そしてその時に岩田温さんがおススメした本である「人間の建設」を今読み始めてます。
この本は、昭和40年に数学者の岡潔さんと文芸評論家の小林秀雄さんが対談した内容を平成に入ってから本にしたもので、芸術や化学の分野から情緒という観念を抜き取り、哲学的に考察した対談を収録しています。
ということで、この本ではお二人がいろんな人を批評していくのですが、「結局全ての要ってここじゃないかな」って思うことが60Pに書かれていました。
それはアインシュタインに関する批評です。
小林:そこまで分かっていたアインシュタインが、なぜベルグソンにあういう態度をとったのか。
岡:やはり自我を自分だと思っている欧米人の間違った社会的習慣を破ることができなかったと思いますね。
全ての問題点って結局ここにあるんだよなぁと、この本を読んで改めて思っている最中です。
戦前の日本人は区別がついていた自我
社会的問題が積み重なって解決できぬまま、さらに問題が積み重なる背景の根本にあるものって、結局「自我を自分だと思っている」所にあるのだろうと、私は私なりの考察を積み重ねていく中で掴み取るようになりました。
ですが、これはどうやら戦後培われてしまったもののようです。
戦前に生まれ生きた人にとっては、この感覚(自我を別のものとしてくくること)は、きっと当たり前というか、これで大人という感じだったんじゃないのかなと思ってます。
また明治から昭和にかけて生まれた企業の多くが世界的企業になれたのも、当時の日本人が自我と自分の区別がきちんとできていて、大我をもって事に当たれたからだろうと思います。
それから戦前の日本人が大我を軸にした言動をしていたことは、先日お亡くなりになられた李登輝総統の言葉からも伺えますよね。
しかしながら、私たちの祖先は誰もが体感で分かっていた「自我は自分ではない」という感覚は、戦後の日本ではすっかり失われました。
というより……「自我は自分である」という教育が施されることになって、いろいろなトラブルが敢えて創り出されているとも言えるのではないのでしょうか。
戦後の問題点って……結局ここ一点に凝縮されるんじゃないのかなぁって私は思ってます。
しかしながら容易に解決できる問題でもなくなっているんですよね。
というのも「自我こそ自分である」と思い込ませる教育が施された結果、多くの日本人が自我は自分と別物だという区別ができなくなるだけでなく、自我こそ自分だと思い込んで生きています。
その上自我と自分を切り分けるためには、日本という歴史と祖先を愛する心があって初めてできることですが、戦後は国家観も失われただけでなく、自虐史観も一緒に植え付けられています。
こういう状況下で戦前の人の当たり前を取り戻すって、やっぱり簡単ではないんですよね(*_*;
でも気が付かなくてはスタートは切れないので、ここに気が付いてくれる人が増えたら良いなと思っています。
自我の同一化を図る日本のスピリチュアル
また日本のスピリチュアルはご多分に漏れず西洋思想の考えを軸に展開しているため、のめり込めばのめり込むほど「自我こそ自分である」という思いが強化され、その結果多くの人が廃人のようになってしまっているように思います。
幸せになろうと思ってした行動によって、それ以前以上の不幸と不安と不満を手に入れることになってしまったように思います。
それは結論から言えば簡単で、「自我こそ自分である」と思ってしまったからでしょう。
より癖の強い教祖様だと「自分自身が神である」とまで言い出しておりますが(*_*;
自分を神であると思うことは、自らが進んで悪魔になると言っているようなものです。
そんな状況下に身をおいて幸せになんてなれるはずもありません。
こんなことをすれば、いつまでたっても謂れのない恐怖と不安と不満はこびりつき……いや、日に日にそれが大きくなるものだから、それをふるいはらうためにビッグマウスであり続けなくてはならない状況に身を寄せることになるのだと思います。
とはいえ、戦後の社会環境は、自我こそ自分だと思ってしまう状況が溢れているため、具体的にどう括り分けしたらいいのかと悩まれるかたもいるかもしれません。
ですが、これは意外と簡単で、「人のため」と思うか「役に立ちたい」と思うかの違いでばっちり見分けがつきます。
↓このことについて詳しく書いた記事↓
悩んだ時は自分の気持ちがどちらかを区別して、自我じゃない選択をしていきましょ。
そうすることで自我は自分と切り離されるし、そうしていくうちに自我に振り回される馬鹿馬鹿しさにきっとみんな気が付くよね♪
ちなみに↓下記で紹介している本にも詳しくここら辺のこと書いてますので必要であればお買い求めください。
本を発売してます
電子書籍は半額です。(縦書きと横書きと2パターン用意してます。)
生きやすさを手に入れるための 波動とエゴの法則を書いた本【縦書き】
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【新刊発売】生きやすさを
「自分は神である。」それは戒めの言葉であると思う。
神として責務を果たさねばならない。
同じ岩田なら、岩田聡さんも素晴らしいお方でした。
優れたプログラマーであり、優れた経営者でもありました。彼ともう一人の天才である宮本茂さんが作り上げた任天堂は世界一のゲーム会社だと思います。任天堂のゲームは、実験と結果を繰り返して人間の特性をよく見て作られていると思います。天と地と人が揃ったときの素晴らしいものができる。人間の可能性はまだ捨てたものではないと思います。
おはようございます。
以前ポケモンGOがリリースされた頃にケントギルバートさんが虎ノ門ニュースで「ポケモンほど親日に貢献したコンテンツはない」と仰っていたことがあります。
すごいことですよね。任天堂が作り出したゲームは、世界を友好にさせる架け橋となっていた訳ですが、素晴らしい人格者の元で生まれたということを教えて頂き腑に落ちました。
教えてくださりありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。
こんばんは、はらでございます。
いつしか、竹久さんのブログの中で「自分は自然の一分」という表現があり、とても感動したのを思い出しました。感動しすぎて、一時期友人に「自分って、自然の一分なんだよ」と語っていた時期がありましたが、「ほおー!」とか言ってくれるもののあっさり流され続け、やはり良い言葉も、それを取り巻く文脈を作り上げるテクがないと刺さらないものなんだなと思ったものでした。
竹久さんは、強力なエゴで身動きが出来ず、不自然な程死に憧れていた私を助けてくれた恩人でもあり、同時代を生きるほぼ同年代の天才だと思っています。
日々のブログと波動とエゴの法則は、バイブルというより、前任者の引継ぎ書という感覚で重宝しております。長年あることに真剣に取り組んできた方の誠実な記録というものは、本当にありがたいものです。バイブルって言うと、何だか信者みたいなので(^^;)
これからもブログを楽しみにしております。
おはようございます。
畏れ多いです。でも、ありがとうございます。
私もコメントを通じてはらちゃんの変化を感じることができ、それが糧となっています。
ありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。
ゆりさん、こんにちは。
いつも、いろいろな情報をありがとうございます。
実は、私は統合失調症でして、
いろいろな声が聞こえてきます。
威圧感の怒りの声があったり、子供っぽい声もあったりと、いろいろなのですが、
大部分は、自我の声なのかな?
とも思っております。
ある方に、過度なストレスがかかった結果‥なのではないか?
と言われたのですが、
自分の生きて来た環境から、起こっている事なのかもしれないと、なんとなく考えております。
私は、考えが大人ではない部分も持ち合わせているので、
大分いろいろな情報を吸収してまいりましたが、
あまり、こんな事は言いたくはないねですが、
今の社会のシステム自体があまりにも、
自分主導で動いているではないか?と。
ゆりさんの与えてくださる情報や、YouTube、ネットなどニュースのチャンネルを見させていただいて、
そんな思いをいだいております。
確かに、今、いろいろな方面で活動いらっしゃるかたは、素晴らしい方がいっぱいいらっしゃると思います。
でも、飾られた、強烈な言葉達は、あまりにも世の中に蔓延しすぎていて、正しい(といっていいのか‥?わかりませんが。)解釈も出来ずに使用されているように思います。
わたしが聞こえて来るのは、そんな言葉達が多く、正直、耳をふさぎたくなってしまいます。
わたしには、まだ波動の解釈は難しい状態です。
でも、ゆりさんのサイトにたどり着いて、
なんとなく、ゆりさんのおしっしゃっていられる事は、
よい悪い含めて、正直なお気持ちなのだろう‥
そう考えております。
正直なお気持ちを発するねは、理解されない部分もあるのかもしれませんが、
少しでもゆりさんのお気持ちにふれられた方が、
これからの社会を支えられますよう‥。
こんにちは!
コメントありがとうございます。
これからも宜しくお願い致します。
はじめまして、竹久さん
数日前にパルプンテでたどり着き
興味をそそる記事はかりで、毎日少しずつ読んでいます!
竹久さんが紹介されていた、尾崎里美さん
初めて知りました。
ブログを見ると、もう、セミナーに参加してみたくなりました。
私は、なぜだか2020年は波動や周波数などが気になりだして、
調べたり、見つけたり、たどり着いたりしています。
波動とエゴについての著作を読ませていただきま~す。
こんばんは!
辿り着いてくださり、ありがとうございます。
また本も購入してくださりありがとうございます。
どうぞこれからも宜しくお願い致します。