㊎「正義をふりかざすこと」と、「言動の一致・不一致」 ~教えて!波動相談室~

金曜日は「教えて!波動相談室」のコーナーの日です。

こちらのコーナーでは、読者の方から寄せられた質問に、波動の見地からお答えしていきます。

また、波動の見地からお答えするものの、これは私の個人的見解にすぎません。

ですから、これだけが正解ということはもちろんあり得ませんから、「意見やアドバイスの一つ」として参考にして頂き、その上で自らで答えを見つけて頂けたらと思ってます。

どうぞ、この点お含み置き頂きました上、お読みくださいませ。

 

「正義をふりかざすこと」と、「言動の一致・不一致」

本日頂いたお悩みは、【「正義をふりかざすこと」と、「言動の一致・不一致」】です。

30代女性・はったつうさぎさん(団体職員・事務)から頂いた質問です。

ではまずは相談内容をご紹介致します。

竹久さま、はじめまして。

1年ほど前からこちらのブログをお見かけし、エセスピリチュアルから波動、政治まで、日々楽しく拝見しております。

このたび、「正義をふりかざすこと」と「言動の一致・不一致」について、ぜひ竹久さまのご見解をお伺いしてみたく、メールいたしました。

物心つくころから30年以上、周囲(家族・地域・学校・職場)とのコミュニケーション不和に悩んできました。

先日、職場でのささいな言葉の行き違いから、仕事中も涙が止まらないほど情緒不安定になってしまい、たまりかねて心療内科を受診しました。

検査の結果、「発達障害」「自閉症」との診断を受けました。「こだわりが(かなり)強い」とのことでした。 (「こだわりの強さ」には、幼少期からの環境要因もありますが、冗長にて割愛させていただきます。)

ここから、相談内容になります。

「正義をふりかざすこと」について。 心療内科を受診した際のエピソードですが、「精神療法(30分以上)」という項目で診療報酬が計算されていました。

しかし実際の診療時間は27分でした。

それを受付で申し出たところ、「すごくイヤそうな顔」をされました。ため息をつき、「ドクターに確認してきます」といったんさがって、結局「(30分未満)」で計算してもらえました。

わたしの言い分を聞いて、その通りに対応していただいたのに、とても残念で、また相手に対して申し訳ないことをしたような気持ちになりました。

これに限ったことではなく、小さなこと、些細なことが気になってしまい、「エラそうに」「自分が正しいと思って」等、物心ついたときから、親兄弟、学校等、近しい環境の人たちから、たびたび言われてきました。

竹久さまの過去のブログ記事に「正義」について言及されたものがありますが、わたしの言動は「正義をふりかざして」いることになるのでしょうか。

また、(自分にとってはただの)「事実」を伝えて、相手にイヤな顔をされた場合に、マトモに受け取ってしまい、とても疲れてしまいます。

「ジゾ(地蔵)る」のも難しく、どのように立ち振る舞えばよいか、よかったらご助言いただけませんでしょうか?

続いて、このような偏った個性からの質問で恐縮ですが、「言動の一致・不一致」について、お伺いしてみたく存じます。

言葉を「言葉」のまま受け取ってしまうため、例えば「物忘れが激しい」ことを指して「わたしってアルツだから~」と他愛なく軽口をいう方に対して、(軽口であると理解していても)、マトモにドン引きしてしまいます。

また、「あの時あー言った」けど「それは実はこーいうことだった」、といったような「言った言わない」論になると、これまたマトモに翻弄されて話の軸を失ってしまいます。

職場でのエピソードになりますが、心療内科で検査結果待ちの段階で、職場の担当課長から「検査の結果が出たら、あなたの処遇のこともあるから、主治医も交えて話を聞かせてほしいと思っている」と言われました。

検査結果が出て病名が確定すると、「主治医と話をする、と言ったけど、それは○○ではなく、△△ということで、100%希望に沿う人事なんてできないんだから、やったって仕方ないでしょう」と話が変わっていました。 課長に悪意も他意もないようでした。

しかし、わたしは論点を失い、「???」と翻弄されてしまいました。

結局、職場を交えての主治医との面談については「保留中」です。

わたしは、「言」と「動」の不一致の程度が大きいと「イヤダ」「キモチワルイ」と感じてしまいます。

また、他者の言動不一致を目にした際に、「言葉」というものに対してあまりに無責任であるように見受けられて、(うわあ、大丈夫かなあ)と内心そわそわしてしまいます。 (わたしの感覚の方が「一般的ではない」と、理解しています。)

波動的には、言動の「言」と「動」が少々不一致でも、問題ないものでしょうか?

逆に、わたしのように一致させすぎるのも、(実生活に障りがあることはもちろん)、波動的に障りがあるものでしょうか? ずいぶんと長文になってしまい、また質問を1つに絞ることができずに、2つの事柄についてお伺いしてしまいました。

両方ご回答いただくのに障りあれば、どちらか1つだけでも(どちらでも!)、ぜひ教えていただけたら嬉しく存じます。 これからも、一読者として記事の更新を楽しみにしております。 寒暖の差が大きい時期にて、どうぞご自愛ください。ここまで目を通していただき、ありがとうございました。

はったつうさぎさんからのご質問にここからお答えしていきます。

また今日のお答えポイントは以下2点とさせて頂きます。

今日のお答えポイント

①おまいう?現象になっている可能性を考える

②エゴの行動パターンに当てはまっているように思います

この2点に沿ってここからお答えしていきますね。

 

①おまいう?現象になっている可能性を考える

はったつうさぎさんの相談内容を読んでまず思ったのは、「はったつうさぎさんは、一貫性のある行動ができているのかな?」ということでした。

なぜなら、他人の言動は気になるものの、その因果関係には触れられていなかったからです。

ですから、自分の行動が先にあって物事が起きているという大前提を忘れているかもしれないなと思いました。

それから、相手に正論を求めれば、相手も同じだけの正論をこちらに求めてくることになります。

幼少期から人間関係がギスギスしていたとのことですが、その理由は「自分ができていないことを他人だけには求める」という事が起きていたのじゃないのかなと思うのです。

つまり、「おまいう?」っていう事が起きているんじゃ無いかなぁと。

「正義を振りかざす」というよりも、はったつうさぎさん自身が言動不一致になっている可能性が高いのではないかなと……。

だから、【「エラそうに」「自分が正しいと思って」等、親兄弟、学校等、物心ついたときから、近しい環境の人たちから、たびたび言われ続ける事】が起きていたのではないのかなと思います。

人の振り見て我が振り直せとはよく言ったもので、自分が気になる相手の行動こそ「鏡」です。つまりそういう側面を自分自身が持っているということです。

またもしも、はったつうさぎさんが自分に集中して、自分の正論に沿った言動一致を心掛けた生活をしていたのなら、人に対する寛容さが生まれるのじゃないのかなと、私は思いました。

それくらい言動一致させることは難しいからです。

その難しさを体感で分かるからこそ、相手を許せるようになったりします。

また、言動一致を心掛けて自分自身が成長していく過程で相手の気持ちもくみ取れるようになるから、相手の気持ちもすっと理解できるようになります。だから、こういった部分でトラブルは生じにくくなるのではないのかなと思っており、逆に同じような心癖で悩まれ続けているのであれば、その心癖から発生している別の問題点(自分自身が言動不一致である可能性など)に目を凝らし、そこを改善した方が良いのではないかなと思います。

 

②エゴの行動パターンに当てはまっているように思います

現在、心療内科の診断において心の病気をお持ちという判断をされたとのことでした。ですからその心療内科のお医者さんの指示に沿って、心の回復をされるべきだと思います。

ただ、相談内容を読ませて頂いて私は「行動パターンのほぼ全てがエゴ思考に司られている」と感じてしまいましたので、その点ここで指摘させて頂きます。

 

エゴというものは、自分では無く相手に問題があるように見せかけて、自分と向き合わないようにする術に長けています。

ですから周囲の言動が気になるのも、その一つではないかと。

また先ほど、自分が気になる相手の行動こそ「鏡」ですと申し上げましたが、エゴというのは自分の弱点を他人に投影させて、自分の問題点を隠そうとします。そういうエゴの行動パターンに嵌まってしまっているのではないのかなと、私は思ってしまいました。

それから、心療内科で「すごくイヤそうな顔」をされた事が強く心に残っているようですが、エゴは「許せない」という気持ちを強くさせて自己を正当化させる術にも長けています。

心療内科では結果として、はったつうさぎさんの趣旨に同意した対応をしてくれたのですから、そこで水に流せばいいのではないかと…(思い出す必要もないことと)私は思ってしまうのですが…嫌な記憶だけのストックが強化されている側面も感じます。

また自分にも相手にも完璧を求めてしまいやすい思考性を感じましたが、これもエゴの思考性の特徴です。

エゴについては、書籍「生きやすさを手に入れるための 波動とエゴの法則を書いた本」でも詳しく解説してますので、必要であればお買い求めください。

電子書籍は半額です。

エゴに司られている状態であればあるほど、波動は自然と低くなってしまいます。

ですから、その点ふまえて考察し直して頂ければと思いましたが……現在、心療内科に通われているとのことですので、あまり無理することなく、自分のペースでゆっくりと自分と向き合ってみてください。

それでは、今日の波動相談室は以上となります。

はったつうさぎさんのご質問に答えられたでしょうか。

どうぞこれからも宜しくお願い致します。

 

 

 

また来週の相談室は、こっこさんから頂きましたお悩み、「 認知症の人との付き合い方」を解説したいと思います。

それではまた来週お会いしましょう♪

 

あなたのお悩みお待ちしております。

こちらのコーナーでは皆さんのお悩みを受け付けております。

ご相談がある方は、下記リンクの「相談室ポスト」からご投稿ください。

相談ポスト

 

2 件のコメント

  • 竹久さま

    質問を取り上げていただき、ありがとうございます。
    「人の振り見て我が振り直せ」という言葉がありますが、まさに鏡を見せていただいたような心境です。
    思いがけない切り口からご指摘をいただき、感謝致します。自分を省みるきっかけにさせていただきます。

    先行きが不透明な状況ですが、どうぞご自愛ください。
    本当にありがとうございました。

    • おはようございます。

      厳しいお答えをしてしまいましたが、率直に受け止めてくださりありがとうございます。
      エゴに司られている状態が緩和してくると、はったつうさぎさんの真の部分が表に出てこれるようになるはずだと思ってます。
      すれば、今の悩みも過去のことになるはずだろうと思ってます。

      ゆっくりじっくり慌てずいきましょう。

      こちらこそこれからも宜しくお願い致します。

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