昨日、安倍総理が全国の小中高へ臨時休校を要請したことで、ますます混乱している人が多いように見受けられますが、
官民供に有事と平時の違いを認識していれば、ここまでストレス溜め込むほどの混乱にはならないと思うのですがね……。
国会議員ですら、有事と平時の区別がつかない日本
日本の戦後社会は、とにもかくにも戦争を直視しないことが美学の一つとなっていて、だからこそ、有事というものがなんなのかそもそも理解できていない人が多いと思います。
つい最近まで私もその1人でした。ですから、理解できない理由も分かります。
しかしながら、理解していないからこそ無駄な労力と疲弊が大きくなり、その負担で日本全体が上手く行っていない部分が多々ある事は知っていた方が良いと思います。
また、現代を生きる私たちは「有事」という言葉の馴染みが薄いため、「有事」がさす現象があまり理解できていない事が多いです。
また、有事と言えば大ざっぱに「戦争」というイメージがつきまとうでしょうが、自然災害をさす場合もあります。
有事(ゆうじ)とは、国家や企業の危機管理において戦争や事変、武力衝突、大規模な自然災害などの非常事態を指す概念。対義語は平時あるいは日常時である。
wiki有事より
それから残念なことに、現在の日本人は戦争に対する嫌悪感が強く、ゆえに向き合っていないため、「イメージしている戦争が現代的でない」ということも多いです。
たとえば2015年の安保法制の頃は「徴兵制が復活する」などのデマを野党が垂れ流し、そのデマに飲み込まれた人が多数いましたが、そもそも現代的な戦争の側面で徴兵制は、軍事の足枷にしかなりません。
その現実的な思考を持ち合せていないからこそ、見当違いなデマに流されて、そして現実的な決断や処置がしにくくなっていると言えます。
野党やマスメディアの皆様の戦争のイメージは、第二次世界大戦のイメージのままで止っているようですが、この80年の間で戦争の形は大きく変わっています。
経済を利用した戦争の形もありますし(敵国の経済に入り込んで覇権を奪うもの)、
移民を利用した戦争の形もありますし(敵国の国民になりすまして覇権を奪うもの)、
民族浄化を利用した戦争の形もありますし(現在ウィグルやチベットで行われているもの)、
ITインフラを利用した戦争の形もありますし(ネットインフラで情報を盗んだり、ネットインフラを壊して敵国のコミュニティに打撃を与える・サイバーテロなど)
細菌やウイルスを利用した戦争の形もあります。(バイオテロ、細菌テロなどと呼ばれています)
もしもこのような事情が頭に入って日常を生きている国民が多いのなら、今回のことはすぐに「有事としての判断」が可能で、そして今多くの人が求めているであろう強硬処置(中国からの渡航拒否など)も当り前にすることができたであろうと思います。
事実アメリカは、今回の事態は安全保障問題として認識して対応しているだけでなく、この問題を基点に安全保障の観点から中国との離間を進めています。
しかしながら、有事と平時の違いが分かっていない日本は、その対応が曖昧過ぎるほど曖昧なだけでなく、経済の影響が出ることに対して及び腰です。
またどれほどまでに有事と平時の違いが分かっていないかは、国会の質疑内容を見れば明らかと言えるでしょう。
国家の中枢で国益のために働く人たちが「これほどまでに有事と平時の違い理解できていない」のが日本であることを今一度認識し直し、またこの状況を作り出しているのは私たち1人1人の国民の責任である事も認識した上でやり直さなければ、次もまた同じ事になるだろうなと思ってます。
有事の時は、経済は二の次
また経済というのは、有事の時には二の次になるのが普通です。
というよりも、有事の際には経済活動はできなくなるものなのです。
私もその事がずっと認識できていなかったのですが、高橋洋一先生のお話を沢山聞くようになってようやくこのことが腑に落ちるようになりました。
このtweetは2年以上前のものですが、道理はいつだって同じです。
ですから、有事となれば経済は一旦留め置くものである認識が必要ですし、また平時の時に、有事に備えることが必要です。
江戸時代は米がお金の変わりで、武家はお米を常に溜め込んでいましたが、地域で有事が起きればその米を放出して難を凌いでいました。
同じように現代に生きる私たちも、平時は一生懸命働き、有事の際は平時に溜め込んだ貯金で難を凌ぐようにせねばならないと思いますが、平時の時に一切有事と向き合っておらず、永遠に平時が続く幻想を重ねているがために、有事の際の蓄えがなかったり、またその蓄えが上手く起動できない事になっています。
有事の日常となれば、そとかしこに腹立たしい気持ちを持ち合せることはあるでしょうが、まずは今までこの違いを認識せずに生きてきてしまったことをそれぞれ反省しなきゃ何も始まらないんじゃないかなって思ってます。
その上で、「これからは有事の対応がどのタイミングでもできる」ように軌道修正する努力をここから重ねて行く事が必要なのじゃないかなと思います。
だって、民の意識が変われば、官の意識も変わらざるを得ませんから。
ですから、官を変える前に、まず自分の意識から変えていくことが必要じゃないのかなと、私は思ってます。
さぁ、いろいろありますが、それでも笑顔で前向きに生きましょう。
自分をまずは修正していきましょ♪
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ゆりこさんの記事を読んだあと、ドラッグストアにトイレットペーパーを買い物に行きました。いつもは閑散としてるのに行列!棚は空っぽ。
店員さんに聞いたら、コロナウィルスのデマが流れた影響だそう。店員さん達呆れていました。
残り少ないトイレットペーパーを購入しましたが、とても恥ずかしい気持ちに。我先にと必死になる人達の姿が怖くもあり、遠い世界の出来事みたいに冷静な自分がいました。
私自身、開業のために動き出した途端のコロナウィルス流行でこれから日本はどうなるのか経済はどうなるのか不安もありますが(大きな金額を使うので)、振り回されないで地に足をつけ自分にできることと真摯に向き合うしかないと思います。
そして悪いと感じる出来事も、きっと素晴らしい未来へのひとつのステップだと希望は忘れずにいます。
おはようございます。
どこの国も持ち合わせている民族性の恥部が発揮されているようですよね。
https://www.moeruasia.net/archives/49659839.html
ここで見られることは、日本は不安や恐怖心が強くなればなるほどメディアの扇動につられるという事でしょう。
注意していかないといけないですね。
それでも昔と思えば、冷静にメディアを見ている人も多いと思うので、冷静に出来る方が朗らかに冷静に対処し続けることで早期の回復ができるようにしていきたいですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんばんは。
タイムリーな記事をありがとうございます。
テレビのニュースでは、働く主婦が困っているという論調を次々に出して印象操作してますね。
不安な気持ちで学校へ行かせていたのに念願叶ってこどもたちの身の安全を確保できるようになったら今度は途端に文句。
家庭の事情はお察ししますが、ここで私が思うのは、まさに竹久さんがおっしゃってくださった有事と平時の意識のなさです。
本当にみんなわかってないんですよね。
ていうか、わからないのかもしれません。
テレビしか見ない人は特に…
日本人は平和に慣れ、正常性バイアスがかかっていてみんな今日の晩ご飯と週末の予定くらいしか考えてないし、特に共働きの人は忙しくて考える時間もあまりないでしょうしね。
だけど本当にみんな、もう少し、ちゃんと自分で考えて、情報収集してよって思います。
パンデミックなんて、私もそうでしたが、日本は大丈夫ってどこかで思ってたはずです。
だからこれを機に、平和は常にあるものではないのだと気づき、「ちょびっとでもいいから目覚めてくれよ!日本人!」と思ってしまいました。
おはようございます。
そうなんですよ。
何をしたってメディアが取り上げるのは、不平不満と不安だけなんですよね。
馬鹿馬鹿しいったらありゃしないです。
国民はお客様じゃないのに、責任感がない人たち程、自分たちをお客様だと勘違いして、行政を下に見ているように感じてます。
にもかかわらず、敵国のプロパガンダにのっかって自分たちの陣地を減らしているんですよね。
馬鹿馬鹿しい上に、嘆かわしいですが、まぁそれでも冷静に頑張って生きましょう。
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんにちは
度重なる地震や台風、北朝鮮ミサイルには、アラートが改善されましたけど。
今回も厚生労働省や総務省、首相官邸が、スマホやテレビで「ヤバいです広告」を出したら、
踊らされる人も減りそうですけどね。
直接、各省のホームページのアラートページに行けるような。
首相官邸は、コロナウィルス情報は画面開いて一番上が良いと思うんですよね。。。スマホの人には。
https://www.kantei.go.jp/jp/naikaku/
おはようございます。
今回のことでよくよく分かったのは、日本は情報戦に滅茶苦茶弱いし、プロパガンダに踊らされやすいという事です。
この弱点を理解した上で、ここを打破していきたいですよね。
それではこれからも宜しくお願い致します。