㊋ワークマン大ヒットから見る、世の中のトレンド変化

 

ワークマンの躍進と人々の意識転換

先ほど申し上げた通り、ワークマンの快進撃は経営方針の見直しやその実践に因る部分が当然一番大きいのではありますが、

その経営方針と時流がマッチしていたことは見逃せないと考えています。

またどう時流にマッチしていたかと言いますと、それは東日本大震災後の国民意識とのマッチと言えるのではないかと考えます。

なぜそう考えるかと言いますと、東日本大震災前と後では、国民意識ってびっくりするくらい相違してしまったからです。

 

 

私がこの事実に気がついたのは、偽スピ教祖さんの動向を分析をするために、過去に出版されているスピ系の本を300冊ほどデータ分析した時のことです。

↓その時の記事↓

【偽スピ報告書③】書籍から見える世界:著者別出版書籍数

2018年1月25日

この時に、東日本大震災前と後では、スピ系の本の売れ筋が全く異なっていることに気がつきました。

 

具体的にどう変わっていたかと言いますと、

東日本大震災前は、とにかく「ギラギラ感」が凄いんです。

タイトルも表紙もとにかくギラギラしていて、精神世界云々は置いといてとにもかくにも表のテクニックで如何に人を自分の思い通りにさせるのかっていうHowto本が、人気を博しておりました。

あの頃の日本人が概ねみんな向こう見ずで、誰もが天下を取りたがっていた時代なのだろうなぁということが本の売れ筋から見て取れ、また都会的なものを求める傾向も今よりも何十倍も強かった様子が感じられます。

しかしながら、大震災を経てこういった本の人気は突如陰りを見せることとなります。

大震災を経験したことによって、何かが間違っていた、このままじゃいけないという気持ちが多くの人の中で芽生えたからなのでしょう。

そして2011年の国民の大いなる意識変化によって、日本人はギラギラの間違いに気がつき、真の癒やしを求める時代に突入したと言えます。

この癒しを求める国民の心とワークマンのショップ展開がマッチした部分が大きいと私は考えています。

 

都会から田舎へ→自然へ→自分でできることを

2011年までの日本は、都会を求める気持ちや天下を獲りたいといった上昇志向が異常なまでに高まっていた時代でした。

その思いが、2011年を期に逆転換し始めます。

都会から田舎へ、

高飛車から等身大へ、

評価されることよりも、普段の生活の楽しさを、

など、

上昇志向一辺倒だった世の中の風が逆に吹き始めます。

 

余暇についても、これまでは都会的な楽しみ方(買い物・アミューズメントパーク・高級レストランなど)が主流だったのが、徐々に自然的な場所を求める行動(キャンプ、サイクリングなど)やDIYや家庭菜園など、これまでだったら注目をされにくい素朴なものへ目が向いていくようになります。

このような視点の変化とワークマンの商品ラインナップはマッチしていたと言えるのではないのでしょうか。

またワークマンは、ワークマンプラスを展開する以前より、難燃素材の作業服などが焚き木をするキャンプ愛好家で密かに大ヒットしていましたが、質の高い作業服が日常の中でマッチしていくケースが増えている(需要の増加)ことも、売上増大の貢献に繋がっていると思います。

だって、10年前にはキャンプ用品専門店なんて風前の灯でしたが、今やキャンプ用品専門店も拡大傾向にありますものね。

10年前と比べて、圧倒的にそういう行為に勤しむ人が増えていることも売上拡大に繋がっているのは間違いなく、時代がそういう流れに入っているからこそ躍進している面もあるのではないかと、私は思ってます。

また2020年以降は、コロナ禍の影響もあり、より一層意識が

都会から田舎へ、

高飛車から等身大へ、

評価されることよりも、普段の生活の楽しさを、

という方向へ向かってます。

 

となれば、ますますワークマンの製品にあやかる国民は増えるはずなので、今後もワークマンは絶好調を続けていくんだろうなと思ってます。

 

ということで、今日の話はここまでです☆

 

それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪

 

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