【定説】ぽっと出の言論人と増上慢

ちやほやされた後、影響力を持った後に自分を保つって大変なんだよね。

 

ちやほやされて3年後くらいからが正念場

TwitterなどのSNSの影響によって、一般人から突如インフルエンサーに格上げされた人生を生きる人が出現するようになりました。

芸能界や政界さらには学会などのヒエラルキーに縛られない形で、有名人が現れることは非常に良いことです。また、こういう自力で有名になった人に対する期待度は自ずと上がってしまうものですが、魅力が長続きする人は少ないなと思っています。

というのも、だいたい有名になって3年以内に、言論がやたら先鋭化しちゃうんですよね。

というのも…ネットで発する言論は、角度がついてキャッチーであればあるほど話題になり易いからです。また話題になるということは、お金が入ってくるということと同意でもある時代なので、否が応でもネットで注目を浴びる発信し続けていると、選ぶ情報も発信内容も尖ったものになっていきやすいと言えるでしょう。これが一番の原因です。

またネット空間はなんやかんやで自分の意見に共鳴する人との交流が盛んになるため、自分の意見だけが正しいという錯覚をしてしまいがちです。

それゆえ、本人も気がつかぬうちに、思考が先鋭化してしまいやすいんですね。

この先鋭化に主義思想は関係ありません。

保守と言われる人でも、先鋭化は当たり前に起きることだし、本人の気がつかぬうちに陰謀論に嵌りまくってしまうという事態も起こり得ます。

 

さらに、状況を悪化させていくのが、本人も気がつかぬうちに増上慢になっていることと言えるでしょう。

 

増上慢は仏教用語で、まだきちんとした悟りを得ていないのに、すでに悟っていると思い込んでいる状態を指す言葉です。

気がつかぬうちに増上慢になってしまっているから、何があっても自分が正しいという思いが前に立ち、批判を許せなくなります。

批判を許せないから攻撃的になり、より一層過激な言論で批判者を打ちのめそうとしてしまいます。

 

最近、保守でも「どうなの?」と思う人が増えている理由、というより……前はまともに見えたけど、最近変だな?と思う人が増えている理由は、こういった心の構造によって起きているように見えます。

 

ここ5年くらいの間に、保守言論も市民権を得るようになり、保守的言論でビジネスが成り立つ人も増えるようになりました。だからこそ、今こういう事態を目の当たりにしているのだろうと思います。

 

まぁ、何事もやり過ぎ(正しさを求め過ぎ)は禁物ってことですね。

過ぎたるは猶及ばざるが如しです。

 

皆さんも「あれ?」という言論人を見かけたら、まずは増上慢を疑いましょう。

そして増上慢だなと思ったら、批判はせずにそっと離れましょう。

批判することは実は波動同期ですから、相手のエゴを増長させるだけにしかならないので、そっと離れましょう。

 

そこを理解した上で言論を見直すと、モヤモヤした思いは随分晴れるんじゃないかと思ってます♪

 

それではまたね♪

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12 件のコメント

  • 今はコロナ、ワクチン、国葬とパワーワードに群がってあれこれすごい状態ですね。そして情報が間違いであっても訂正、謝罪しないからカオス的状況です。
    論破だなんだと言っても所詮Twitter内の事なんで、言葉遣いやマナーを最低限守って楽しんで欲しいですね。

    • こんばんは。
      さらに付け加えるなら、暗殺内容と統一教会ですよね。
      まさに経験したことのないカオス状態の嵐ですよ。

      ただこの嵐によって、二元論の会話に入り込まない人も増えているのが良きことかなぁなんて思ったりしますが……
      ポッと出の言論人程、入り込んでしまっていますよね。

      穏やかにいきましょう。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 例のエコーチェンバーそのものですね。
    極力中立な立場を維持し、どちらにもなびいてはいけない専門系の人たちが、増上慢のドツボにはまってしまい、超低波動ゾーンが形成されていて、小学校の学級会の方がマシと思える程です。
    挙句SNSのアルゴリズムが、反応した者同士を更に引き寄せ合う仕様なので、ますます増上慢が加速しますし。

    専門家にとって今はボーナスゾーン突入中であり、神や指導者になったつもりでしょうが、魔の三年目に突入し逆回転が起きた時、落差で発狂してしまうんじゃないかって思ってしまいます。
    現実やSNS以外のブログや掲示板だと、意外と達観した中立的な意見が多い気がします。

    誰かがフォロワーは自分に向けられた銃口の数と言いましたが、まさにそうだな…と実感しています。

    • おはようございます。
      分かり易いほどその事例が散見していますよね。
      保守界隈においては2020年の米大統領選から意見の違いが浮き彫りになり、その意見の違いから馬鹿馬鹿しい論争も増えていますが、
      翻弄されてしまっている人ほど、自己のエゴやプライドによって起こされていることが見えないのだなぁと思いながら眺めています。

      まぁ一度手にした影響力とお金は手放したくないと思うのが人の性でしょうから、それゆえ足掻き抗ってしまうのでしょうが、それが次のステップを遠ざけているんですよね。
      もったいないですよね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • おはようございます。
    増上慢という言葉、初めて聴きましたが、自分に思い当たるところありで笑
    タイミング的に自分を戒める機会となりました。
    ありがとうございます!

    正しいかどうかはその人1人ひとりの真実であるだけで、それを他人に押し付けてはだめですね。
    改めてこれからもコツコツ生きていこうと思いました。

    • おはようございます。
      常に誰しも自分の中に正しさはあり、その正しさなしに生きることはできませんが、その正しさが他人に当てはまるかは別物。
      そこをわきまえないと大きな落とし穴に入っちゃいますよね。

      お互い気を付けていきましょう。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 増上慢も経験すべきことと思います。
    自信をつけるのは、コツコツと成功体験積み重ねるしかありません。ですので次の段階に進んだときに走馬灯のように自分の発言や行動に恥じたり、後悔したりしますが、それが中々痛いですよね。

    • こんにちは。
      天狗になっている時って気がつかないんですよね。
      鼻を折られて初めて気がつくもの。
      経験してみて初めて分かる部分もありますが、スピ系など精神世界を扱う人ほど、それを認めない傾向があるなと思ってます。
      鼻を折られても、折られてないと言い張る状態と言えばよいでしょうか。
      エゴって現実を歪めるんだなと思います。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

      • ネットでの言論というか情報発信は、鏡の法則の体感が難しいですよね。やはり、目の前の人とのやり取りが大切ですよね。人間は自分の取りたい情報を取るようにしかできてないので本当に天狗になりがちですよね。

        • おはようございます。
          確かに共鳴の度合いが大きくなるネットの世界は鏡の法則を体感しにくい時代かもしれないですね。
          だから現状に気がつきにくいのかもしれないですね。

          それではこれからも宜しくお願い致します。

  • おはようございます。

    人は簡単に低きに流れますからね。
    人の性としては恐らく、順転に身を任せることが低きに流れることにも繋がる可能性を大きく孕んでいるので、自分が低調な方向に向かっているとは気付きにくいのかもしれません。
    翻って好調の波に乗ればいいかと言えば、波が無くなった時点で動けませんし。その場合は次の波を待つのでしょうけど。
    何れにしても、前者も後者も共通していることは「自分の足で立っていられない」ことが問題ですし。
    「自立」とはやはり自分の言動と向き合う謙虚さがあって初めて正常なものになると思わされます。

    • こんにちは。
      しかも、現代の人間社会って、エゴが強い奴の方がお金権力権威を持ちやすいですからね。
      どっちが見かけ上成功しているかと言われたら、圧倒的にそっちの方が成功しているように見えやすいのも錯覚してしまう理由でしょうね。
      もちろん真心で活動を続けていて成功している人も沢山おられるのですが、そこを区別して見ている人は少ないように思います。

      真心で活動できている人は、仰る通りの「自立」を顕現されており、自分の軸がぶれないからこそ、真心で活動ができるのだと思います。

      迷いながらも、揺れながらも、自分の立ち位置を見失わないようにしたいですね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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