おはようございます。
火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。
この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。
時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。
激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしようと更新しています。
是非活用してくださいませ♪
大きな変化の時代は不安がつきものです。
先週もネタにしましたが、
このコーナーでは、何度も「インフラによって起きた時間に対する意識の変化」について取り上げさせて頂いてます。
どうしてこの部分を私がやたら強調するのかと言えば、それは「18世紀に起きた産業革命以来の大転換」を意味づけるものだからです。
18世紀の産業革命が起きてからの世界は、工業生産による大量生産&大量消費が可能となりました。またこの工業発展と共に、メディア産業(新聞・ラジオ・テレビ)も発展していくことになりますが、発展すればするほど、時間の流れが加速度的に早くなり、過去を顧みる余裕のない状況にもなってしまいました。
その状況がネットという新たなインフラと共に大々的な変化を作り出しています。
このインフラ変化(革命)によって、現在はあらゆる産業のビジネスモデルが既存のままではいられなくなっているだけでなく、かれこれ丸二年も続く武漢ウイルス騒動の継続によって、社会全体も今まで通りではなくなっています。
それゆえ、どうしても今後について不安になってしまう人が多いかと思いますし、不安になるのは当然です。
ですが、こういう時に不安になってがむしゃらしても無駄なんですよね。
なぜなら、不安の感覚の理由は常に「過去」に起因があるにもかかわらず、不安に思う人ほど「過去の風習」になぞられた形で未来を描こうとしてしまいがちだからです。
速度に合わせないと溺れるだけです。
これはどういうことかと言うと、随分前の記事で話した通り「レンタルビデオ屋がビジネスモデルを変えることなく、スタッフのど根性だけで売り上げを維持・拡大していこうとするのと同じこと」ということです。
↓レンタルビデオ屋の詳細を書いた記事↓
つまり、良かった時代を知っている人ほど、頑張ればあの時と同じような時代が戻ってくるかもしれないという妄想を持ち合わせやすいということ。
上記リンク記事を書いた2年半前は「レンタルビデオ屋が今まで通りにいかない」と言われてもピンとこなかった人もいるんじゃないかと思います。
しかしあれから2年半の月日が経ち、今の社会の多いなるインフラ変化を目の当たりにすれば「レンタルビデオ屋が過去と同じようなビジネススタイルで存在し続けることがそもそも無理だ」と思う人が増えているでしょうし、客観視できる状態にいる人ほどそう思うはずです。
それほどまでに世の中のしくみは今、目の前で大きく変わっているのですが………客観視できない自分事となると、人はなぜだかそのようには行きません。
主観的になればなるほど、過去の形に囚われ、過去の頑張り方でなんとか乗り越えようとするものであり、だからこそ「先に、先に」という気持ちが湧いてきやすいものでもあります。
その感覚こそ、私は気を付けた方が良いと思ってます。
なぜなら、冒頭に申し上げた通り、「先へ」時間の感覚があからさまに失われている時代ですから。
なんなら若者のブームは「昭和」という、温故知新な感じになってますから。
だからこそ、私たち世代(昭和生まれ、平成青春世代)が培った「頑張る感覚」こそ仇になることが、これから多いと思うんです。
ついつい私たち世代は、「先へ先へ」と行き急ぐ癖がついてますし、そうすることが生存競争に勝ち抜く極意だと思い込んでいる所があると思うのですが、
前へ前へとだけ進むわけじゃない時代の中では、それこそが空回りの原因になるだろうと思ってます。
とはいえ、もちろんこれからも新しいものが出てくるはずですし、出てこないわけじゃないですが、その新しいものは「前へ前へ」の感覚から生まれてくるわけではないだろうと思います。
どちらかと言えば、のんびりしている感覚の中から新しいものが生まれてくるはずだと思うので、みなさんも敢えて「のんびり」をなじませるようにすると、時代の速度に合わせやすくなるんじゃないのかなって私は思ってます。
ということで、今日の話はここまでです☆
それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪
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それでは今日も張り切って働きましょう♪
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