ここ数年で国際世論がガラリと変わったことで、世界の国の立ち位置もガラリと変わる変化が起きています。
2020年から絶好調の台湾
レコードチャイナでこんな記事が出てました。
既に日本でも台湾パイナップルブームが起きておりますが、どうやらこのブームは一気に世界中に広まったようで、まさかの昨年超えの輸出量及び売上になる模様です。
「災い転じて福となす」とは言いますが、この所の台湾を見ていると「まさにそれ!」の連続ですよね。
昨年から流行し続けている武漢ウイルスも、台湾は騒動が起きる前に見事に封じ込め、世界的信頼度を一気に上げました。
そして今回は、「中国から嫌がらせをされてパイナップルが余ってしまいました。台湾のパイナップルは美味しいです!ですからこの機会に皆さん買って下さい!」と、中国の嫌がらせに反抗することなく、嫌がらせの事実を受け容れた上で、他の打開策で目的(パイナップルを腐らせることなく消費=売上確保)を達成させました。
しかも、行動も素早かったですね。
この素早さは武漢ウイルスが流行始めた時にも見られたものと被るのですが、本当にカッコイイなと思いますし、日本も見習ってほしいですよね。
ただ、今やこんなにイケイケドンドンの流れに乗っている台湾も、実はちょっと前までは違う流れの中にあったんですよね。
というのも、2018年頃は蔡英文氏の再選は難しいと言われていたんです。
しかし、2019年に起きた香港デモによって、この状況が一変しました。中国の横暴さを知った台湾国民の中での危機意識が高まったため、親中路線から一気に反共路線に行動が切り変わり、反共路線で頑張っていた蔡英文政権が再評価されることになっていきました。そして、蔡英文氏は2020年1月に史上最高得票で総統選で再選を果たすことになりました。
蔡英文氏の再選も「災い転じて福となす」ですよね。
それにあの時、中国があそこまで香港を追い詰めるような行動をしていなければ、蔡英文氏の再選はなかったかもしれません。逆に言えば、蔡英文氏の再選に最も効果的なアシストをしたのは、習近平だったとも言えます。習近平ドンマイ!
何をしても災いの中国
一方で、何をしても上手くいかなくなったのは中国。
とはいえ中国の横暴な行動は相変わらずで、強気な態度で軍事行動を拡大しておりますが、それによってあからさまに敵を世界中に増やしています。
それでも中国としてはバイデン政権になれば「安泰」と思っていたはずで、そのために大々的な協力をしていたのでしょうが……その思惑は既に無残に砕け散っているように私には見えます。
その上国内経済もズタボロな上に、天災も規格外の状況が続いています。
もちろんこういう中国に対してネガティブな話題は日本のメディアに乗りませんし、GDPを含めた政府発行の経済指標は良いことしか出てこない上にそっちが全面的に流れるため、中国は相変わらず上手くいっていると思っている人も多いでしょう。
でも、信頼できるチャイナウオッチャーの情報を重ねて見ている限り、MSM(メインストリートメディア)が発信している情報がファンタジーに思えて仕方ありません。
↓信頼できるチャイナウオッチャーの福島さんの記事↓
まぁだからと言って、中国に警戒する必要がないのではなく、今こそめっちゃ警戒する必要があるわけですが、この警戒は登りゆく者への警戒ではなく、沈みゆく者への警戒です。
日本のメディアはまだまだ中国が上り調子だと思った上での警戒の話が多いので、私はそこがおかしいなと思っています。
ちなみに、中国が沈んで行っているからこそ、台湾の国際的地位が高くなっていると私は考えます。それから中国に対して強硬な姿勢を取る国(オーストラリアなど)の評価も高まっているのだと思います。
中国が登り調子の時であれば、中国に楯突く台湾やオーストラリアの行為は、安全保障上の致命傷になっていたと思うのですが、彼らはダメージを受けておらず、ダメージを受けているのは中国です。
ここら辺の事柄をみても、立場や立ち位置は逆転し始めていると言えるのではないかと私は思っています。
それから、今回のパイナップルの件についてもそうですが、私は「中国国内の外貨が足りなくなっているのではないか」という疑いを持ち続けています。
面子で生きる国家だからこそ、強気の対応をし続けていますが、本当は相当ヤバイ…それが中国の実状ではないのでしょうか。
そして、見えなくなってきた韓国
相変わらず、日本に対しては嫌がらせをし続けている韓国ですが、国際政治では本当に名前が挙がらなくなってきましたね。
今回の台湾パイナップルの件では、世界中の国々が台湾パイナップルを買って応援していたのに、韓国の名前は一切出てませんでした。
先ほどの紹介した記事で気になる箇所を引用しますね。
日本以外からも続々…台湾産パイナップルが国際市場開拓、すでに中国向け輸出を上回る注文―独メディア
記事は、これと同時に台湾政府も積極的に国際市場を開拓し、中国による「台湾産パイナップル輸入禁止令」に縛られた窮地から脱却しようとしていると指摘。台湾農業委員会の陳吉仲主任委員によると、3月3日までに日本から受注したパイナップルの量は5000トンを超え、例年に比べて大幅に増加。また、台湾副総統で行政院長(首相に相当)の頼清徳氏は、日本からの注文が5日には6000トンを超えたことを明かしている。台湾は日本のほか、米国、カナダ、オーストラリア、シンガポール、ベトナム、中東諸国からパイナップルの注文を受けたという。
日本の他に、米国、カナダ、オーストラリア、シンガポール、ベトナム、中東諸国が「買って応援」に参加していましたが、韓国は参加しなかったようです。
まぁ韓国は中国の属国ですし、赤くないものは食べ物じゃない傾向があるので、好みの理由で買わなかったのかもしれませんが……買わなかったんですね~。
それから、日本との輸入関係でもさらに締め出しが起きている模様。
また発狂しそうですが、ほっときましょう。
どうやら韓国は日本を下に見ることでしか、精神の安定ができないようなので、しゃーないですね。
まぁでも本当にしつこいから面倒なんだけれども……でもこうして韓国が日本にだけ執着している間に、世界が一気に変わっているわけです。
ですが、そのことにも韓国は気が付いてなさそう。だから消えていってるような気がしてます。
てなわけで、極東アジアの変化も著しいね。
こんなに激しく変化している中で日本だけ変わらないことはないはずだけれども、変わらない方向を貫こうとする日本の政治体制はモヤモヤするね。いろいろと変わってほしいね。もちろん良い方向で!
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