㊋壊れていく時代の中で、生き残るものを見極めよう

おはようございます。
火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。

この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。

時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。

激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしようと更新しています。

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壊れていく時代の中で

先週の記事では、今の時代は社会が壊れるための加速度が日に日に強まっているとお伝えしました。

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ただ、壊れると言っても、一体どんな風に壊れていくのか想像がつかない人も多いかと思いますので、今週の記事ではここら辺のことを少し深掘りしてお伝えしていこうと思います。

 

壊れていくのは西洋的価値観で作られたもの

今何が壊れて言っているのかよく分からないという人が多いかと思いますが、端的に言えばそれは「西洋的価値観」です。

「西洋的価値観」とは、いつも私がお伝えしている「ピラミッド型思考」と捉えて頂ければ良いかと思います。というのも、西洋的思想というのはピラミッド型以外にあり得ないので……ここでは「西洋的価値観」=「ピラミッド型思考」という風に見ておいて頂ければ良いかなと思っていますが、今の時代は和洋折衷の融合が激しすぎるがゆえ、選別が難しいかもしれません。

ただし、一つ朗報がありまして、それは日本の場合は明治に入る前の社会にはピラミッド型思想というのが概念として存在していなかったので、思考の基点をそこまで戻せば、何が壊れ何が生き続けていくのか容易く見えてくると思います。

たとえば、江戸の時代から今の時代まで生き抜き続けている産業や会社というのは、これから先の時代でも今までと変わらず商いを続けられることになるのではないかと私は考えています。

ただそうなると、第一次産業以外のほとんど…つまり明治以降に隆盛した機械産業などの会社は存在できないという意味にも転換されてしまいますが(^^;)、そこは「儲け主義(西洋的価値観)」に走っているのかどうかで見極めていきましょう。

 

昔からある職業でも……。

ではここから、どのように見極めるのかのお話しをもう少し深掘りしていきます。

たとえばお医者さまや教師(師範)というお仕事は、江戸の時代からありました。

でも現代と江戸時代では、同じお医者様や教師でもその資質や彼らがその職業に求めることは大いに変わってしまっていますよね。儲け主義第一でお医者様や教師をしている人や企業は沢山ありますよね。

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そういった人や企業は、江戸から続く職業であってもピンチになるはずだと私は思っています。

一方で、明治以後に生まれた産業や職業であっても、循環思想の元で行っている商いというのはこの時代を生き延びていくものと私は考えます。

ただし、明治以後に生まれた産業や職業というものの多くが西洋的価値観によって作られたものであるケースが多いため、根本的に滅びる宿命になっているものが多いことは否めません。

 

それから、世の中のインフラ(情報&交通)が大きく進化し変わってしまったことによって、既に不必要になってしまっている産業もあります。たとえば各種代理店などの取次ぎ業務をする業態が主となっている仕事は、西洋的価値観云々以前の問題で終わることが決まっていたと言えるでしょう。

 

それから、これからの時代は道理に沿った時代になっていくはずだと私は考えているので、仕事も人間の本来もつべき生活リズムにあったものだけが残っていくことになるでしょう。武漢ウイルス騒動が始まってから、夜のネオンは一つずつ消えていっていますが、かつての煌びやかな時代はもう戻ってこないと私は思っていますし、その方が長い目を見て良いことだろうと思っています。

 

私たちは生まれてこの方、西洋価値観の中にどっぷり浸かってきたので残るものが見えにくいかもしれませんが、江戸までの社会と明治からの社会を照らし合わせれば、自ずと何が残るかははっきり見えてくると思いますので、不安になっている人ほど江戸の民俗学分野の本を今読むことをオススメします。

 

壊れていくのは怖いけど…でも…。

壊れていく時代に遭遇すれば、誰もが不安になって当然です。

ですが社会が壊れていくことは、歴史上これが初めてではありません。

日本は何度も社会が壊れそうな経験をしながらも、日本であり続けて2600年以上の歴史を積み重ねていますし、他の国も国をリセットしながら今があります。

ですから、絶望することなく、何が道理かを見極め道を探していきましょう。

焦らずのんびりと、じっくりと、今はそういう時です。

希有な時間を楽しみましょう。

 

 

ということで、今日のお話は以上です。

 

それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪

 

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4 件のコメント

  • こんにちは。
    本当にその通りだと思います!
    私も以前ビジネスコンサルと話していた時に、やはりピラミッド型のビジネスモデルを提案されましたが、時代遅れ過ぎて、机上の空論過ぎて、何よりも未来の可能性がなさ過ぎて、受け付けられませんでした。

    今って既存の概念を打ち破るようなビジネスもありますが、どんなに突飛に見えるビジネスでも道理に沿っている人ほど、ストレスフリーに循環しているように感じます。自分を大きく見せていないし、自分が楽しんでできる範囲の中で出来ることをやっていて、突飛に見えても仕事ぶりは誠実だったりしますよね。

    個人で仕事をしていると、時折「このままで良いのだろうか?」と焦燥感を感じる時もあるのですが、そういう時に、ゆりこさんの記事を読んで道理に立ち返るようにすると、自分がすべきことや道が見えてきます。

    いつも本当にありがとうございます。

    • こんにちは。
      今までの価値観の中にいると、ついつい上を目指そうとしてしまいがちで、それが結果として自分も苦しめ忙殺を作り出すことになると思うんですよね。
      何事も商いは飽きない状態を楽しく作るのが大事ですし、上を目指さなくとも自分自身には常に成長のチャンスはありますしね。
      それに不意にトラブルに巻き込まれることもあるので、常日頃はのんびりが丁度良い気がします。
      でものんびり商売できる感じになれる人ってあまりいないですよね。私たちラッキーですよね(´д`)
      それではこれからも宜しくお願い致します。

      • こんにちは。
        いつも丁寧なお返事をありがとうございます。

        >商いは飽きない状態を楽しく作るのが大事ですし、上を目指さなくとも自分自身には常に成長のチャンスはあります

        本当にその通り!と思います。
        ゆりこさんの記事をいつも拝読していて、成長や拡大よりも「飽きない状態を楽しく作る」ということを意識していますが、成長や拡大を追うのをやめて、今ここで出来ることを大切にするようにしてからの方が、望んでいた未来がどんどん叶っているなぁと感じています。

        のんびり商売するって簡単なようで難しいからこそ、のんびり商売できるありがたさを大切にしたいと思います。

        • こんばんは。
          そうなんですよね。
          いわゆる引き寄せの法則的な感じで求めようとしなくとも、ご機嫌良く過ごしていれば、良きタイミングで縁は巡ってくるものだと思いますし、受動的に生きた方が無駄な努力やトラブルに巻き込まれにくくもなると思います。
          まぁその分、平凡で淡々とした毎日になるのですが、慣れるとあぁも感情的になって右往左往していた時代が馬鹿馬鹿しくなるものですよね(笑)
          刺激は少ないですが、ご飯の甘みを噛みしめるような小さな甘みを堪能していきましょう♪

          それではこれからも宜しくお願い致します。

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