【中国大規模停電】電子化社会、電気を失ったら全て虚像

中国の大規模停電で気が付いたことがあります。

 

ついに北京&上海も停電だって!

つい先日、湖南省、江西省、浙江省、吉林省などで大規模な停電が起きているという話を書いたのですが、

【やはり大朝鮮!】セルフ制裁で凍える中国

2020年12月21日

この停電…改善の兆し見られぬまま規模が拡大しているようで、大都市の北京&上海もそのエリアに入ることになったそうです。

【速報】 中国、朝7:00~夕方18:00まで停電 北京、上海も停電告知

【リアルタイムニュース・総合】中国政府の「オーストラリア石炭制裁」は苦い実を結んだとされており、多くの場所で電力供給不足、停電、停電が発生している。地元メディアは21日、北京と上海が22日に停電することを発表した。また、21日には、2か所の異なる地域で停電が発生し、中国のネット市民は非常に唖然とし、公式および公式メディアからのニュースがなかった理由を疑問視しました。
夜によって発行された停電通知には、北京市は西城区、東城区、豊台区の昌平区にいくつかの街に影響を与え、22日午後6時まで午前7時から停電が実施となる。
北京、そして北京21同日同時停電が実施されており、影響範囲が重ならない「回転停電」となるようです。
また、上海でも停電の通知を出し、22日の朝6時30分から夕方6時まで実施される「電力供給会社」の「停電計画」を示しており、影響範囲はかなり広い。

北京は1時間なので、そこまで大きな影響はないかもしれないなと思うものの、上海の朝から夜までの12時間の停電の痛手は大きいですよね。

 

それから「計画」では年末までとのことですが、石炭がないことや三峡ダムの故障などの物理的理由が根幹にあることが予測されるため、普通に考えて年末までに終わるはずもなさそうな気がします。(三峡ダムが発電できなくなっているかどうかはニュースに出ていないので分かりませんが、多分そうなんじゃないかなと思っています)

 

全部電気に頼るって怖いよな……。

ということで、年末までの一時的な処置では終りそうもない中国の激しい停電を目の当たりにしてみて「電子化」って、脆くて怖いなということを改めて思いました。

だって、電気止まった時点で、決済も何もかもできなくなっちゃうんだよね(^^;)

そんな当り前のことをすっかり忘れていたなと思わされました。

とはいえ、思い起こせばかれこれ10年程前に私たちも、東日本大震災の傷跡によって、大規模な計画停電を体験したんだけれども……あの時よりも自然に電子化のものは増えていて、そのため電気一つ無くなったのなら、それだけでできないことが格段に増えていることを実感してしまいました。

写真も書類もお金も、全部電子データになるのは便利で楽だし、クラウド保存しておけばどこでも開けてさらに便利だけれども、電気がなくなった途端にあれもこれも全部使えなくなっちゃうんだなぁと言うことを中国を見ながら実感していて、「これって怖いことなんだな」と痛感しております。

また昨今は「電気自動車がエコで良い」的な啓蒙が盛んに行われていますが、電気が止まれば結局動けなくなるし、それにそもそも電気を作るのは石油や石炭などの化石燃料であることを考えたら、わざわざ電気にする必要性ってどこにあったんだろうという気持ちになっております。

あぁ…それにしても、何か一つに頼るということは本当に怖いことですね。

気が付かぬうちにそのエネルギーに依存するようになってしまうのですから。

その点もふまえて私たちの日常も考えていかなきゃいけないんだなと改めて思う次第でした。

 

追記

チベット民族が住む中国青海省にて取られた不思議映像。

 

深センの水道管が破裂した瞬間など。

今年の中国は不思議な事が一杯ですね。

 

 

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6 件のコメント

  • 本当ですね!
    ファーウェー等による電子社会、管理社会、
    結構な危機感を持っていましたが、
    電気無ければ使えない!
    盲点でした…
    色んな面での質の悪さが幸いしましたかねぇ…
    このまま崩壊して貰いたいです…

    • おはようございます。
      ここ数年、「何もかも電子化することが素晴らしい」という風潮が強くなり、私もそこに疑問を持ち合せていなかったことにようやく気がつけました。
      便利だけれども、そこに依存し埋没してはダメですね。

      今回の中国の出来事からいろいろ学びたいと思います。
      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • こんばんは。

    何事もバランスが肝要ですね。
    私は当時から「オール電化」は危ないなと思っていましたので、ガスも引いております。
    確か当時のIHクッキングヒーターは鍋をヒーターから浮かせられないものもありましたので、料理の時に鍋を振れないのは嫌だったのもありますが。

    これは私見で極論になるかもしれませんが、世の中の便利なもの(サービス含め)というのは凡そ「時間」を買っているようなものであると思うのです。
    「簡単に」とは「手間をかけずに」ですから、「時短」になると。
    ですが「時短」によって手に入れたはずの「自分の時間」は、自覚の無いままいつの間にか消費されてしまうので、満たされることなくいつまでも「自分の時間」を渇望し続け、次の便利さへの欲求に繋がります。
    この連鎖は、自分の身の丈を超えようとする行為に思えてなりません。
    その「便利なもの」が無くなっても対処できるようにすることの方が大事であり、その方が身の丈を成長させることに繋がると思います。
    何かあったときに「絶対に残っているもの(物、経験等)」の存在とは頼もしいものですからね。

    • おはようございます。
      本当に仰る通りだと思います。
      かれこれ8年前、会社を辞めようかと考えていた時、似たようなことを深く考えていたのを思い出しました。
      便利になった根底にあるのは、仕事を早く終らせて自分の時間を楽しめるようにするためもあるはずなのに、便利によって速度が増した日常に合わせて多くの人が生きてしまうがために、奴隷以上の奴隷な状況に自ら成り下がっているのではないかという疑念が当時沢山ありました。
      今はようやく自分のペースで生きられるようになったので、便利なものの有り難みを感じながらのんびり過ごすことができていますが、見誤れば地獄ですよね。

      そこら辺のバランスを自分自身今一度見直しながら生きていきたいです。
      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • こんばんは。
    ハイテクはきちんと動作していれば便利ですけど、非常事態になると脆いですよね。
    「ローテクは非常時に強い」を忘れずに、ローテクの部分もきちんと残しておかないといけませんね。

    • おはようございます。
      田舎暮らしは災害になんやかんやいって強いですが、都会は脆いですよね。
      どちらでも生きられる状況を作っていくって大事なんだなと改めて思いました。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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