㊋終わる…調和の時代

おはようございます。

火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。

この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。

時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。

激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしていきたいと思ってます。

また「変わる、終わる、始まる」も月曜日の「今日から使えるマーケティング講座」と同様、お仕事で利用して頂けたら嬉しいなと思っていますので、こちらも朝7時に更新していきます。

こちらも朝のお供として、是非活用してくださいませ♪

 

調和の時代こそが、戦後70年の時代だったんですが……。

政治思想で言うとリベラルな人たちや、それからスピ系の人たちは

「これから調和の時代が始まります!」

と声高らかに言うけれど、

既に今までが地球の歴史上類を見ない調和の時代でした。

日本の歴史で言えば、150年前の明治期からそれが始まり、そして、戦後から70年余の時間は正に調和が軸になっていた時代だったと言えるでしょう。

にもかかわらず、彼等が「調和の時代がここから始まる」と言い張るのは、現実を俯瞰する能力が著しく低いか、「調和とは何か?」という事が全く理解できていないからでしょう。

調和とは不均衡な状況が是正され、釣り合いが取れ近郊となっていく状態をさします。

日本においては江戸末期に西欧列強と肩を並べ生き抜かなければ、日本が潰されることが明確な状態になりました。だからこそ、江戸時代の体制を改めて独立国とした状態を維持するために努力しました。

なぜそのような事が必要であったかと言えば、当時の世界地図を見れば一目瞭然です。

画像はこちらからお借りしております(植民地(ヨーロッパ)

世界の土地は、そしてアジアの土地は欧米列強の持ち物と化していたのです。

そこに調和など存在するはずもないでしょう。

たかだか150年前の時代は、白人以外の人間は人間だと扱われていなかったのですから、調和どうこう言っている騒ぎじゃない現状だけがこの地球に転がっていたのです。

そこに対抗したのが、私たちのおじいちゃんやおばあちゃんたちです。

調和とはほど遠い白人至上主義に成り果ててしまった地球に、それぞれの民族の自治権を取り戻すために戦ったのが、私たちのおじいちゃんやおばあちゃんたちです。

それを知らないから、その事実を理解していないから、多くの人は世の中を見誤ってしまうのです。

とはいえ私たちは、第二次世界大戦で敗戦国になってしまった痛手で、きちんとした歴史を教えられていませんので仕方ないことかも知れませんが……日露戦争における日本の勝利は、多くの地球人に希望を与えるものでした。(学校では日露戦争などは日本の侵略戦争と教えられているかと思いますが、これこそが大いなる間違いです。

第1部 3章 日露戦争(3/4)日露戦争の勝利がどれだけ世界に衝撃を与えたのか より

日本海海戦の前と後では、世界の景色は一変しました。日本海海戦の勝利は単に日本がロシアに勝ったというだけではなく、有色人種が白人の命じるままに隷従するという時代に確実に終止符を打ったのです。

有色人種の国が白人国家のなかでも最強と目されていたロシアを倒したことにより、それまでの世界を支えていた白人優位という価値観・秩序は音を立てて崩れ去りました。有色人種の逆襲という新たな大波が、世界を呑み込んだことはたしかです。

 

また、第二次世界大戦で日本は敗戦国となり苦渋の時代が始まりましたが、この時を皮切りに世界から植民地は姿を消すこととなり、植民地支配に喘いでいた国々は独立を果たします。

さらに、その後の社会は調和が進められることとなり、世界はグローバルリズムに傾くようになりました。

世界基準、世界標準という言葉が世の中に踊り、世界中の人が同じものを持ち、同じアプリを使うようにもなりました。

これが調和です。

この150年間、地球は不均衡な状況が是正され、釣り合いが取れ近郊となっていく状態を軸にして生きてきたのです。

しかしながら、この調和には様々な問題もありました。

 

調和は必ずしも良いものではない。

調和というと「良い事」というイメージがつきまとう人が多いと思いますが、波動の観点でみると、そうとも言えません。

調和という行動を波動の図で表すと、こういうことになります。

高い波動を持ち合せている人が調和を軸に行動していくと、どんどん波動が下がるだけの事が生まれます。

ですから、高い波動を持つ人ほど、時に毅然とした対応が必要となるものなのですが、戦後の日本は「誰とでも仲良くしよう」「話し合えば分かり合える」「国の垣根は必要ない」などいった共産系スローガンが主流となった結果、調和することによって自分たちの波動が低くなることを繰り返しました。

また高波動が敢えて低波動と調和を繰り返すことは、実は社会全体の低波動を生み出す事につながります。

そして社会は低波動に染まれば染まるほど、暗黒に満ちていきます。

 

ここら辺のことの詳細は書籍に書いてありますので、必要であればお読みください。

電子書籍は半額です。

 

つまり150年前には必要不可欠であった調和も、時代を経てそこに問題が生じてきているといえ、だからこそ時代は違う側面に向かおうとしています。

なぜなら、全ての物事には表裏があり、良い部分もあれば悪い部分もあるから、時に良いものも、時に悪くなってしまうものなのです。

ですから、全て一本調子ではなく、良いと悪いを交互に繰り返しながら、進化していくのが普通のことですが、二元論に親しんだ感覚が強くなりすぎてそれが分からなくなってしまっている人が多いように思います。

 

波動によって棲み分けられる時代が始まっている。

世界トレンドとして調和の時代が終わりを告げたのは、トランプ大統領の出現と言えるでしょう。

今から3年前のことです。

それまでの社会は圧倒的にグローバル(調和)に傾いていましたが、その傾きすぎた比重をナショナリズム(個の自立)で取り戻そうという動きが、トランプ大統領の一貫した姿勢によって始まりました。

このような世界的なトレンドもあって、日韓関係の見直しも起きたと思っています。

日韓の関係は、波動的に見ると、高波動の日本が低波動の韓国にエネルギーを与え続けて日本が疲弊することが繰り返されていたと言えますが、ここ数年明確な波動差が生まれ、去年の段階で乖離できる状態がが生まれました。また、この状態を創り出してくれた影の支援者は米国だったと思います。

そしてこのような変化のおかげで、ようやく日本は韓国の影響を受けにくくなってきています。

【日韓関係】波動乖離ができて初めて起きる同期

2019年9月28日

とはいえ「調和を否定することは良くないこと」と思われがちな現代の風潮は今も強くありますが、波動乖離の状況を作らなければ、日本が疲弊するだけの話です。

良い社会を創るためには、低波動が高波動に同期する作用を促す必要性がありますが、調和を重んじるとそれすら行えません

日韓の関係のように、今後は同じように乖離の現象があちこちで生まれることになると予測されます。

ですから今までのような「調和の時代は終わった」言えます。

それでもスピリチュアルな情報では、「これからが調和の時代」といった、現実をあまりに見れていない情報が盛んに繰り返されるでしょうが、見誤らないように注意しましょう。

 

ということで、今日の話はここまでです☆

 

それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪

 

それから「変わる、終わる、始まる」の過去記事が読みたい場合は、TOPの「曜日企画」→「㊋変わる、終わる、始まる」を押して下さい。

今までの過去記事が見れます。

 

それでは今日も張り切って働きましょう♪

8 件のコメント

  • こんにちはー。
    いつも考えさせられる記事をありがとうございます。

    今回の記事、とても参考になったのですが、ちょっと僕とは意見の異なる部分もあります。
    竹久さんは「調和の時代は終わった」という分析ですが、僕はやはりこれからこそが「調和の時代の始まり」と考えています。
    (まあ、言葉の使い方の問題というところもありますが…w)

    前半部分は、全く同意で、アジア諸国が欧米列強の支配から抜け出すきっかけともなった日露戦争の勝利依頼、世界はバランスを取る方向に動いていったと思います。

    違和感を感じるのが、グローバリズムへの傾倒を「調和」としているところです。
    僕はグローバリズム、世界標準は、調和ではなく同質化・均質化(Homogenization)と考えています。
    これは、調和(Harmony)とは似て非なるものであり、そこには他者に対するリスペクトがなく、単なる異物の排除に向かいます。

    先日の竹久さんの「特別を重視すること」という記事からインスパイアされた僕のブログ記事でも、そのあたりについてちょっと触れていますが、もう少し整理してみようと思います。

    僕は、聖徳太子が作った「十七条の憲法」の最初に書かれている
    「和をもって貴しと為す (以和為貴)」
    というのは、理想的な社会を創るための本質であり、時代が移り変わっても忘れてはいけないことなのだと思います。

    • おはようございます。
      鋭い質問ありがとうございます。
      あの書き方では、もちろんひでぽんさんのような疑問を持たれる方が出るであろうと思ったのですが、逆にそこまで言及すると一番伝えるべきことが伝えられなくなるなと思って、話半分で終わらせました。
      また、疑問を持たれる方はひでぽんさんのように質問してくれるだろうという期待をして、終わらせました(^^;)
      ですから、この質問本当にありがたいです。

      私も本当の意味での調和の時代はここから始まると思ってます。
      しかしながら、それは波動領域帯で高波動に分類された内部の話であって、世界の大局は乖離(調和を失う)方向に動くはずです。

      またひでぽんさんが、グローバリズムは調和ではないと思われることの方が正しく、またごもっともなことなのですが…、現代の主流の思想というのは、画一化していくことを調和だと思い込んでいる人が多いというか、調和を誰よりも重んじるリベラリズムの考え方は「画一化を調和」と捉えてきっていると言えます。現在アメリカで問題となっているポリティカルコレクトネスの問題こそ、「画一化を調和」を彼等が思い込んでいる証と言える出来事と言えるでしょう。
      だからこちらが正解と言うわけではなく、ひでぽんさんが仰ってることが本質的であり正しいのは事実なのですが、とはいえ調和の一側面である「近郊を作り出す」点は、画一化であっても波動的には同じ作用を作り出しますので、調和の一つと見て良いと思ってます。しかしながら、この画一化の最大の難点は、記事でも書かせて頂いた通り、ひたすら高波動が低波動に調和していくことに尽きます。調和と言えど、非常に問題点の多い調和の仕方です。この調和がここから終わるため、現代の常識の中に溺れている人ほど、乖離の状態を実感することになると思います。

      しかし、冒頭にお話しさせて頂いた通り、高波動の人にとっては、本当の調和の時代が始まるとは言えるでしょう。
      昨日の記事で書かせて頂いたSカーブ曲線ですが、衰退で終わりではなく、衰退によって次の進化が始まります。
      ↓こちらのPDFの最後の図みたいな感じです。
      http://sano.s2.coreblog.jp/wp-content/uploads/2013/11/8053d52e9e859d4ad6e90eb2fd6389c2.pdf

      そして、ここから私たちが練習していかなきゃいけない調和という部分は、本や記事でなんどかお伝えしている「ピラミッドどこから見てるの?」を互いに理解しながら情報を立体化させていくことと同じ行為だと思ってます。
      この部分の詳細説明↓
      https://takehisayuriko.tokyo/2018/06/20/2238/

      こうしてひでぽんさんと意見の重ね合わせていく行為は、まさにそれだなと思い、私はいつも楽しませて頂いています!

      また国際的にはナショナリズムを重視した調和や循環が始まる可能性も高まっていると言えます。その一つにTTPもあります。その舵取りが上手く行けばいいのですが、どうなることでしょうか。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • ゆりこさん、こんちには!いつも興味深く、楽しく拝見させて頂いてます♪
    最近こんな記事を見ました。
    https://gamp.ameblo.jp/yamada-masahiko/entry-12473225559.html?__twitter_impression=true
    これに関しては、韓国の方が進んでいるのでしょうか?それとも何かからくりがあるのでしょうか?
    概ねゆりこさんの仰っていることに賛同している私としては上記記事がすんなり腑に落ちないところがありまして…(^o^;)
    ゆりこさんほどうお考えになるかと、伺ってみたくなった次第です。
    お忙しい中恐縮ですが、見解をお聞かせ頂けたらさいわいです☆
    ありがとうございます(*^^*)

    • おはようございます。
      記事を読んで悩まれた際は、記事を書かれた方の経歴を確認することをお勧めします。
      この記事を書かれた山田正彦さんの経歴を見る限り、かなり韓国よりでディスカウントジャパンをする傾向があることが読み取れます。
      その上での解釈という風にみるべきではなかろうかと、私は思いました。

      また、山田正彦さんのようなタイプの人は、常に韓国のプレスリリースを額面通り真に受ける傾向がありますが、「プレスリリース自体が嘘のオンパレードなのが韓国」であることも頭に入れて情報は受け取った方が良いと思います。
      また有機栽培云々言う前に、韓国は非常に衛生管理が杜撰です。たとえ有機栽培が拡大しても、韓国の衛生観念で安心安全になるとはとても思えませんし、ソウルの放射能は、福島とほぼ同じです。彼等はことある度に日本の放射能汚染が深刻だとディスカウントジャパンの情報を世界に発信しますが、実は放射能汚染の土地がソウルでもあります。ちなみに福島もソウルも放射能が高いとはいえ、人が住めるレベルの放射能です。あんな風に韓国が騒ぎ立てる必要は本来ないことです。

      ということで、韓国は口からでまかせと言っていいくらいのことを平気で言うということ、それから左派系の政治家は、なぜだか韓国の情報を額面通り受け取ってしまうことを頭に入れて情報を読み取られれば良いかなと思います。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

      • なるほどなるほど!!!めっちゃ納得です!!!と、同時に、自分の浅はかさを知るいい勉強になりました!!!まだまだ読みが浅い、私(笑)本当にありがとうございます。今後も楽しみにしております(*^-^*)こちらこそどうぞよろしくです(^^)/

  • まずは、自分を調えに整えてからですね。
    他人に施すのは、それからですよね。
    なぜならば、今は神の時代だから、

    少林寺拳法、聖句より
    「己れこそ、己れの寄るべ、己れを措きて誰に寄るべぞ、良く整えし己れこそ、まこと得がたき寄るべなり

    自ら悪をなさば自ら汚れ、自ら悪をなさざれば自らが浄し、浄きも浄からざるも自らのことなり、他者に依りて浄むることを得ず」

    • おはようございます。
      素敵な言葉を教えてくださりありがとうございます。
      まずは一人でやってみる事が大事なのに、教祖は手取り足取り教え、自分の配下に据え置こうとします。
      その行為こそが、自分を調えに整えていない証だと私は思ってます。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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