昨日から身の丈ネタの更新ばっかりしていて、少々くどいかもしれないですが(^^;)
まだ言いたいなと思うことがあったので、書き残しておきます。
与えられた器に合わせられる自分になることじゃない?
「身の丈に合った」と言う言葉は、なぜか「控えめに生きろ」という風に脳内変換される事が多いということが、萩生田さんの発言によって分かってきたのですが、私は逆のパターンというのも充分にあるのになぁと思ってます。
私は、ひょんな事から22歳の時に、立ち上げたばかりの名古屋支社の支社長という役職についてしまうことになりました。
はっきり言って、完全に身の丈に合ってないポジションだったんですよね!
ですから、本当はすぐさま逃げ出したいくらいで……とにかく辛い場所だったのですが、実は名古屋支社長と言えど、スタッフは私だけで、逆にどう逃げ出していいのか分からなくて(笑)、だからとにかく与えられた事を一生懸命やりました。
もの凄く辛かったですけれど、与えられた器に相応しい人にならなきゃって、私なりに思って頑張りました。
もちろん失敗続きで、トラブルも多かったですが……(^^;)とにもかくにも自分の実力が伴っていない事を実感せざるを得ない日々の連続だったので、とにかくスキルを身につけて、一人前と呼ばれるようにならなきゃって、それに精一杯でした。
そうこうしているうちに、年を重ね、経験を重ね、素人だったはずの私もいつの間にかその道のプロと呼んで頂けるようになりました。
そうなれて初めて、ようやく私は、多少なりとも身の丈に合う形になれたように思ったのですが、世の中の多勢ってどうやらそうじゃないのですね。
身の丈に合うように努力することもなく、口にするのは権利の主張ばかり。
でも実は、仕事が面白くなかったり、仕事が大変だと思ってしまう根底の理由に潜むものは、大概仕事を円滑にこなすだけの経験値や実力が足りないだけだと、私は自分の経験上思っています。
しかしながら、その自分の未熟さを棚に上げて会社や上司を批判する人の方が世の中多いですよね(^^;)
身の丈に合うじゃなくて、合わせるの!
たとえば私の場合、新人時代の頃は、企画書1本作るのに、徹夜を重ねながらも1週間近くかかりました。
今思えば遅すぎるのですが、それが当時の私の実力です。
ただ、実力が低い頃こそ、そういう自分の実力の無さが分からないから、「こんなに沢山の仕事を振りやがって」くらいのことは思っておりまして(笑)、常に不平不満を抱えていました。
でもやり続けたことによって、企画書の作り方のコツやパソコンの使い方のコツ、プレゼンテーションのパターンが理解出るようになってきまして、そうするとじゃんじゃん書けるようになりました。
最初の頃は1本書くのに1週間の時間を要した私でも、1週間で10本の企画書や報告書を作成するようになっていました。
今でも年に数回ほど、企画書や報告書の制作を頼まれますが、内容によっては数時間で納品できます。その早さをありがたがる人がいるので、日当換算すると3万~5万円くらいのお金を、たかだか資料作成だけで頂いております。
ですから今は、こういうスキルを身につけておいて良かったなぁと心底思い、あの経験を与えてくれたことを感謝できるのですが……もちろん若い頃はそんな風に思える状況じゃないんですよね(笑)。
実力が伴わなくてえっちらこっちらしているだけの時期に感謝なんて到底無理で、たまるのは不満ばっかり(笑)なのですが……実は不満というのは、実力が伴わない(身の丈に自分が合わせていない)からこそ起きているケースも、結構多いんじゃないかなと、思っています。
また逆に、今の自分の実力の方が仕事内容よりも高くなってしまって、それゆえに自分の仕事を面白くなく感じてしまう人もいると思います。
そういう感覚にとらわたのなら、転職すればいいんじゃないかなと私は思うのですが、現状に固執して不満をたらたら言って時間を潰している人って結構多いと思います。
それに、この不満は自分が成長し過ぎて身の丈に合わなくなっているからなのに、そこに気がつかない人も多いよなと思ってます。
そして、この不満を解消するためには、現状から飛び出すしか方法はないのに、そこに気がつかないだけでなく、分かっていても勇気を出せない人も多いですよね。勇気が出せないだけのことを、他に転嫁して文句言うのは時間の無駄ですよね。
逆に、実力が伴わないからこそ不満を持ち合せているだけなのに、そういうタイプの人って自分の実力に気がついてないから、案外簡単に転職しちゃいますよね。
会社を辞めるのは、会社に不満がなくなった時が一番良いのに、もったいないですよね。
だって、今抱えている不満は今の場所で解消しない限り解決できないですから。
だから、場所を変えたところで、同じ悩みに振り回されるのがオチなんですが、みんな自分のせいだと思わずに、環境のせい、会社のせい、上司のせいにしちゃうから、それが分からなくなっちゃうんですよね。
ということで…身の丈に合うというと、いちいちヒステリックになる人が多いですが、私たちの置かれている人生のほとんどって、与えられた仕事の身の丈に合うように、自分が努力をしなきゃいけないことの方が多いはずです。
なのにそれに気がつかず、明後日の方向に向かっちゃっている人が多いように思います。
与えられた仕事が楽しいと思えるまで、与えられた仕事が簡単に処理できるようになるまで、まずは頑張れば身の丈は成長するはずなんだけれどな。
そこが分からず、「身の丈なんて言葉は人権侵害だ」なんて言っちゃうのは、ほんとお門違いですよね。
ではまた!
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身の丈を知る為には、「思い知る」しかないですよね。
自分の実力の無さ、器の小ささ、浅ましさ、弱さ、や、
どれだけの人の思いを無下にして、傷つけてきたかを、
その為には、挑戦しかないですよね。自分の枠より少し上を目指さないと足らないものがわかりませんから
個人的にはやりたい事があるなら、事業計画書くのが一番ですよ。そこで思い知ります(笑)。
こんにちは。
仰る通りだと思います。
今の世の中「思い知る」経験が不足しているからこそ、身の丈にあう事が分からないばかりか、身の丈発言一つのことでこんなに世の中がヒステリックになるだけのことだと思います。
私も散々事業計画書を書いてきました。そのせいか、今の仕事では書かなくても頭の中で事業計画はしてしまいますね。
私の場合は書くとその計画に縛られすぎて、雁字搦めになるので、緩く頭で確認している程度が丁度いいみたいです。
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんにちは!
身の丈記事に、実感を持って納得です。
また、文科大臣の発言に大騒ぎなことも私にもさっぱりわかりません。
私自身、竹久さんのこちらのブログに出会う前は、身の丈に合わない夢を持ち、無駄に自分自身を苦しめていたように思います。
今は、現状に感謝しながら、目の前にある与えられたものを丁寧にこなしていくことを実践していくうちに、精神的に本当に楽になりましたし
やっぱり、身の丈に合わない夢を見てがむしゃらに何かやっていたところで、空回りするだけ、
無駄に精神的な苦しさを伴うだけで、状況はさほど変わらないんじゃないかなと思いました。
人は、1段1段ステップアップしていくだけ、
1の人が高望みして10の夢を持っていたところで、2にしか上がれない、いや2にも上がれなくなってしまうのかなぁと。
また竹久さんの記事にもあります偽スピ教祖こそ
身の丈に合わない夢を信者に無駄に描かせて、人をダメにしていく
そんな悪徳ビジネスだと感じています。
ホントに教祖は地獄行きだと思います。
これからも記事を楽しみにしています!
こんにちは。
実践してみて精神的に楽になったと教えて頂き、素直に嬉しく思いました。
実践してくださりありがとうございます。
上を目指すのは悪い事ではないとは思いますが、無駄な疲労になってしまうことのが多いように思います。
目の前にあることを一つずつこなしていけば、着実に歩く事に繋がり、それが上に登ることにも繋がって行くということに気がついてほしいなとは思いますが、そういうった地道な事ができない人が、スピ系に活路を見いだしてしまうのでしょうね。
教祖も悪いですが、依存している信者さんたちも同等に悪いなと私は思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します☆