昨日の記事で言い忘れた事があったなと思ったので追記です。
↓昨日の記事↓
自爆営業は、頑張るが基本の根性論の結果でしょう?
昨日記事にしたファミマのお話しは、今までの時代の考えから逆行するものだったと思います。
今までだったら、押しつけでも何でも良いからとにかく売って、沢山売った人が偉いみたいな風潮があったはずです。
だから、この風潮に多くの人は逆らえず、需要供給のバランスを度外視して、とにかく売って売って売りまくる事ばかりをしていました。
売りたい気持ちはみんな一緒だと思いますが、同じように他社も売ろうと必死になっているわけで、このような競合他社が増えれば増えるほど、努力に見合った成果は与えられなくなって当然です。
しかしながら、それでは努力していないということになってしまいます。そして、努力していないと見なされることは査定にも影響します。そんなこんなで、無理してみんな頑張り過ぎちゃってたように思います。
そうして頑張って努力した結果、努力した分だけの成果や売上が与えられれば、チームは結束することができますが、逆の結果となれば、人間関係の悪化は容易に考えられるし、さらにはチームの士気も低下することでしょう。
ただし、頑張らなきゃとムキになっている時ほど、それに気がつけないんですよね。その上、逆境を跳ね返した先にある「感動」を求めちゃったりして……。
ビジネスって根本は合理主義だから、そういう感動とか経験とかは二の次で良いのに、不合理な事に没頭している時ほど、こういう軸が主流になってしまい現実がどんどん見えなくなるんですよね。
頑張るのを辞めた結果は一石五鳥だったんじゃない???
今回ファミマは頑張ることを辞めたら、利益は7割増になりました。
これだけでも凄いことなのですが、頑張ることを辞めた末の副産物は他にもあると思います。
今回のうなぎを予約制にしたことによって、廃棄量も8割減になりました。
資源の無駄遣いを止めることができました。
それから、社員やスタッフが自ら購入する馬鹿馬鹿しい行為も皆無になったことでしょう。
また、スタッフ同士で押し付け合いすることによって起きる変な空気も無くなったことでしょう。
それに、催事の度に頭を悩まさなくてはならないオーナーの心理的負担も軽減され、普段の仕事をきちんとすることができるようになったでしょう。
お弁当を作る工場のスタッフや配送業の人の労働負担も軽減されたことでしょう。
そして、成果が出ないからこそ抱えていたストレスからも解放される事に繋がったでしょう。
日本は敗戦国という痛手があってか、「とにかく頑張らなきゃいけない」みたいな妄想にとかく縛られていたように思いますが、この妄想こそが、私たちを苦しめる元凶になっていたんですよね。
頑張ることで視野が狭くなり、頑張ることが現実と向き合えなくしている部分も沢山あると思います。
ですから、「ちょっと手を抜いたくらいの気持ちでも充分」という感覚が実は必要なんじゃないのかなって思ってます。
また多くの企業がこういう感覚を持ち合わせて仕事するようになったら、意外にどこの会社も利益増になるような気がしています。
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