6-9.今こそ、自分を生きる時代

※こちらは、以前私がアダルトチルドレン(現在の自分の生きづらさが親との関係に起因すると認めた人)の問題に向き合っていた時に書いた内容を掲出しています。できれば最初からお読み頂ければと思います。→0.はじめに

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アダルトチルドレンは国民病?!

第六章 私の格闘記

 

6-9.今こそ、自分を生きる時代

何故、私たちは、親という存在にこんなにも悩み生きているのでしょう。

私はその一つに、現在の情報社会の存在と、それによって人の価値観や行動が大きく変化した事が挙げられると思っています。

一昔前は、「地震、雷、家事、オヤジ」と呼ばれるほど、一家の長である父親の存在は絶大でした。しかし、メディアによって繰り広げられた新しい常識の流布によって、何千年もそうであったであろうと推察される日本の家族の形は変容しています。

あるテレビ番組で、親と同世代の女優が「自由という言葉に憧れて、そうする事にワクワクした」、「新しい世界が待っている気がした」と力強く言っていたことが今でも私の脳裏に焼き付いています。

つまり、私たちの親の世代というのは、今までの日本のしきたりであった家長制度というものを壊し、新しい自由の世界を創っていこうと奔走していた世代なのではないかと思います。

そういう自由を求める中で、同じように親たちも、自分の親から学び得たものとそれを乗り越える事に苦心していたのではないでしょうか。

そういう意識的狭間の中で、生まれ育てられているのが次の世代の私たちと言えるでしょう。

日本の家長制度、家族のあり方というのは、長らく変わらず続いてきた歴史があったと思います。それが、第二次世界大戦後から、大きく変容している。これは大きな事だと思います。戦後のアメリカ式経済の輸入によって、日本の核家族化は広められ、そしてその中で求めるもの、求められるものも変わってきました

結局、家長制度が崩れたという事は、どこかにその鬱憤が溜まっていたという大きな事実であり、だからこそ、団塊の世代たちは、新しい「自由」という生き方を模索したのでしょう。

私たちは、始まったばかりの第二世。

親たちが求めた「自由」という形、そして彼らによって新しく創られた「家族」という形が、まだまだしっくりこなくても仕方ないのではないでしょうか。

初めての核家族の世代、それを初めて創った親たち。

よく考えてみれば、マニュアルもなく、実績もない手探りの中での子育てだったでしょう。今は、新しい時代の子育てマニュアルや常識が沢山存在しています。だけれども、創り上げる為の時代を奔走してきた親たちには、そんな実例やマニュアルは何もなかったのです。今あるマニュアルは全て、私たちの時代の子育てにおける実例から導きだされたマニュアルだとも言えます。そうだとしたら、今見える世界の中から、親への完璧さを求めても、それは失礼な話ではないかなと思いました。

それよりも、親の世代達が身を粉にして与えてくれた「自由」という環境が成せる、多彩な選択肢に感謝して生きる事が、バトンタッチされた私たちの役目なのかなと思うようになりました。

親の時代とは比べ物にならない、情報量と選択肢が私たちの中には存在しています。その量の多さに私たちは翻弄され、そして自分を見失ってしまう事もあるでしょう。そして、その見失った矛先の不満が家族に向かってしまう事もあります。

でも、それは違う側面から見れば、あまりに恵まれた贅沢な悩みです。

私たちの世代の役目とは、親が模索してくれて道を切り開いてくれた「自由」という環境を、更に自分らしく広げていくためにあるのではないでしょうか。

 

少しの時代のずれで、「常識とされるもの」、「良し」とされるものは大きく変化しています。

その「良し」の行き違いが葛藤の種になっている事も大いにあるでしょう。

その「良し」があなたの「良し」と大きくずれ、「悪し」とも取れる言葉であったとしても、その言葉には、悪意は存在していないのです。ただ、時代の移り変わりがあまりに早いだけ。

だから、相手の「良し」は受け止め、尊重しながら、更に羽ばたいていく。

言葉にするとたった一行でとても簡単そうに見えますが、これを実践するのには、心の苦悩がつきまとうでしょう。その苦悩を受け止め、一つずつ自分を開放していく事が言わば私たちのミッション(使命)なのではないでしょうか。

葛藤を乗り越えた私は、今そう考えています。

 

 

親と仲良くやる実家暮らしのコツ☆十のおきて

 

そうは言っても面倒臭い、親と仲良くやる実家暮らしのコツ☆十のおきて

 

一、親が何度同じ話をしても、とりあえず聞いてあげる。但し、「その話、三回目だよ。」とか、ツッコミを入れる事を忘れずに。

 

二、親の好きな事を尊重する。(例えば、うちの母親は「大変だ」というのが口癖なのですが、この人は「大変だ」が好きなんだなぁと、暖かい目でその「大変だ」を見守る。)

 

三、「手伝って」と言われるまでは、手伝わない。但し、パニッくっていることがあからさまな時は、ささっと手伝う。

 

四、とにかく「ありがとう」を口癖にしておく。

 

五、良いところを見つけたら、すぐに褒める。

 

六、自分が生きてる事が、親孝行であると、割り切る。(自分が勝手に妄想しがちな親の過度な期待を自ら断ち切る。)

 

七、朝起きたら、「今日も一日家族と楽しく過ごせますように」と、おまじないをかける。

 

八、昨日と今日は別の日だと割り切る。昨日の喧嘩を今日に持ち越さない。

 

九、定期的に親の肌に触れる。

 

十、自分自身が笑顔でいられる環境づくりをする事を目指す。

 

色々と面倒臭い親との関係ですが、せっかく絆があって生まれてきた中なのだから、やっぱり楽しく過ごしたいですよね。

あなたの親子関係が楽しくなっていく事を心から祈って、この書を終えます。

 

 

また、最後になりましたが、この本を作るに当たって惜しみなく協力してくださった山村明義先生、本当にありがとうございました。

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