電力自由化&カーボンニュートラル運動によって、著しく日本の電力は不安定になっておりますが……。
10年前の新潮で発見!マグネシウム発電
先日10年前の新潮45を読んだというお話をしましたが、
12月の表紙に気になる文字が…
↑一番下の「マグネシウム発電」こそ切り札だの見出し。
何それ聞いたことないけど……と思ってページをめくりましたら、理論上かなり効率が良い発電システムである印象を受けました。
資源が豊富な上に今の火力発電のシステムをそのまま利用できる。それから不純物が出にくいなど、対談上では非常に良いシステムのような印象を持ちました。
↓矢部先生のインタビュー記事↓
負極のMgが反応しきったら交換する方式で二次電池ではない。東工大の矢部孝名誉教授主導の循環型システムということだが,いろいろ疑問がわきます。
マグネシウム電池が切り開く、未来の循環型社会 無尽蔵な上に安全 | 毎日新聞 https://t.co/yuIgLvwgaG
— こなみひでお (@konamih) May 11, 2022
ただ、ほとんど話題になってないですね。
先生のTwitterでは、このシステムを使えば10年以内にカーボンフリーが可能と仰られてますけど…
We can build carbon free society in 5-10 years. You do not need to wait until 2050.
visit https://t.co/lH7G9xcmVj #environment #GreenEnergy pic.twitter.com/FMakeopB1h— Takashi Yabe 矢部 孝 (@YabeTakashi) February 19, 2020
マグネシウム発電は一切話題になっていない印象です。
それから新潮45の対談では、トルコからオファーが来て、トルコで開発を進めていくとのことでしたが、ネット上で検索してもその後の話は出てきませんでした。
だから、そちらの件はポシャっちゃったのかなぁとも思うのですが、気になりますね。
少なくとも太陽光発電よりは、自然破壊が少なく運用も簡単そうなマグネシウム発電。
広まっていく兆しがあったらいいのになぁと思いました。
と思うその前に、あまりにもこの発電の事が知られていないと思ったので、まずは記事にしてこんな発電方法もあるということを皆さんに知って頂こうと思いました♪
それではまたね♪
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いつも見てます。
橋下さんの話では「なるほど!」と思うことがあったり参考になりました。
ありがとうございます。
さてさて、マグネシウムの話でした。
マグネシウム1次電池は非常用としてはありですね。水を入れたら発電するってやつ。
値段は高いですが、現に販売もされています。(古河電池のMgBOXなど)
新潮は読んでませんので、昔聞きかじった印象で申し訳ないのですが。
上記イラストのサイクル、プリウスが発売される前から、電気自動車の長時間に及ぶ充電時間解決方法の一つでちょろっと紹介されていました。上記で紹介されてるように、充電じゃなく電池交換という解決法。
当時と比べて1次電池としては性能向上したのかもしれません。
しかしながら、還元を行うエネルギーをどうするかという点と、マグネシウム移送のエネルギーなどの全サイクルにおけるエネルギーを考えると、インフラレベルでは難しいと聞いたことがあります。
何十万台ともなる車を相手では特に。充電時間はたしかにいらないのですが。
充電時間の問題があって、トヨタはTHS(TOYOTA Hybrid System)の完成も相まってハイブリッド(プリウス)が先行したんだと思います。しかし当時はまだリチウムイオン電池の安全性が担保できず、プリウスはニッケル水素だったような。
(今はトヨタとしては、燃料電池車については、「こんなんつくってみました」。純粋なる電気自動車は、「だまれ!EU!ハイブリッド造れないくせに。電気自動車なんてサクッとつくれるわ!こんなもん」くらいに思ってるんじゃないかと想像してます)
とは言え、マグネシウムの研究は続けてほしいです。
教授の思う未来ではなかったとしても、新たな知見が得られるかもしれません。
さて、のどくろポエム議員や、空き缶ともいわれた総理が推す(推してた)太陽光シリーズ。
太陽電池は東京メトロ東西線でやっている使い方(駅の屋根に太陽電池を敷いて、「自社」で利用。もちろん電気は得意だろうから何かあっても解決が早い)が本来の使い方で、メガソーラーなんて筋が悪すぎです。
まして森や林を切り開いてなんてのは、環境破壊の何者でもない。
それは休耕地でも似たようなもん。
森や林じゃないからといって、緑の小池が言う全住宅屋根パネルは、自分の利権と新築購入者への拷問以外はCO2削減には一見良さそうです。
が、火災時の消防士感電対策、関東で話題だった雹の対策、韓国で話題の鳥のうんこそうじ問題、劣化パネルのリサイクルもまだ途上。など、対策しなきゃならんこと多すぎで、導入したとしてもいろいろ問題が多すぎです。蓄電池まで用意できなければ電力系統も不安定になりそうです。(発電所は短時間で出力上げ下げできませんから)
現状では、太陽光は利権や、環境に配慮してますよっていう印象を宣伝するためで、環境なんてこれっぽっちも考えていないようなものが多いような気がしてます。(特に、やわらかいとこからやってきた、系統不安定を考えずにやってる、悪としか思えないけど正義というひとなど)
政府も節電ポイントなんてアホなこと言う前に、原子力(規制合格前提です)の早期稼働、直流送電、地熱・バイナリー発電・マイクロ水力、などなど太陽光以外経産省はいろいろやってんだから、もっとケツ叩いて強力プッシュすりゃよかったのにと思ってます。(検討ばっかりでのらりくらりやってっから時間が足りなくなったじゃん!)
そして、再エネ賦課金の負担額の一時減額。
その上での節電要請ならまだ納得できるんですが。
特に原子力は巷で言われているような動かせば解決ってわけでもないですが、対策できていても動かせない発電所は、純粋に住民の説得ができていない政治的なものですから(それまでは動いていたんですから)、そこは政治家さん、地元住民に説明して(理屈じゃなく利権でもなく)納得してもらうため、もっと仕事してほしいと。
私自身は、「原子力は使えるうちは使ったほうが良い」と思っています。
どっちみち動かさなくても燃料は国内にあるわけで、リスクはそう変わらないし、燃料は生もの。昔の原子力政策のようにイケイケドンドンというのは反対ですが、少なくとも稼働することにより、LNG石油石炭の調達リスクが少しでも軽減できればと。
マグネシウムの話から、とりとめのない話なって失礼いたしました。
最近流行りのSDGs(しょうもない駄文でごめんッス)ということで。
おはようございます!!!!
めちゃくちゃ勉強になりました。
懇切丁寧に教えてくださりありがとうございます。
マグネシウム発電以外にも、いろんな発電方法があるのが分かりました。しかしながあら、なぜ「太陽光一択」みたいになってるのか本当に不思議ですね。
トヨタは全く電気自動車に対してやる気はないけど、仰る通り「作れるわ!」って感じですよね。
ここにきて世界中の電気自動車の爆発事故がニュースになるようになって、如何にハイブリッド車が賢く安全なものなのか再認識されることになっているのではないかと感じています。
それから、トヨタはミライ(水素自動車)をかなり前から頑張っていて、伊勢志摩サミットの時には力を入れてアピールしてたのに、あの動きは一体どこにいってしまったのでしょうかね。
6,7年前に、水素を作るの方法がまだ実は開発されていないとは聞きましたが…今はどうなってるのでしょう。
一部の利権屋の行脚によって、賢い人たちの努力が水の泡になっているケースって沢山あるんだろうなと思いますが、そこが打破できる世の中にしたいですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。
トヨタのミライちゃん。ほんとどうなったんでしよう。
サザエさんに登場してた浜さんみたいになってる。
(愛煙家だった愛犬ジュリーのせいか・・・橋下さんが小池さんが更迭したか(これは嘘です・・・苦笑))
ところでついこないだの耐久レースでは、ミライからの技術は主に水素タンク。しかしながら心臓部は水素エンジンでした。
(レースと言う特殊な環境だったからかもしれませんが、マツダの水素ロータリーの席とらないで~・・・いや、研究はつづけてほしいですよ。お父さんの豊田自動織機が使うかもしれないし、何に生きるかわかりません。)
さて、水素の話。
レースでは使った水素はあえてメガソーラーで造ったものを使ったみたいです。正確にはわかりませんが、おそらく水の電気分解でしょう。
水素、現状おおまかに。
(私の理解なので間違ってたり、ご存知のものあったりした場合、不躾で大変申し訳ありません。)
・水の電気分解(国内の場合)
→電気そのままを使用に回したほうが良いぐらい。昔に比べてよくなってもなお効率が悪い。
(電気そのまま回せば、その分他の発電が減る→発生CO2が減る)
余った電気は水素になんてのは、まだまだ夢の話。
・水の電気分解(海外の場合)
→アイスランドが地勢的に考えられるが、余裕があるのか疑問。(水素だけの問題じゃないから)
太陽光太陽熱とも砂漠の場合は下記参考。
・LNGなど(下水処理の消化ガス含む)や石炭などから水蒸気改質でわざわざ造るいわゆるグレー水素。
(製造時のCO2を地面に隠したら、なんとブルー水素って呼ばれるみたい)
→供給量からほとんどがこのタイプ。ちなみにオーストラリアからと言うのは砂漠での太陽光などの電気分 解じゃなくて低品位の褐炭などから製造。
・その他ソーダ工業や製鉄所、石油精製時などの副生水素。
・超高温原子炉(ISプロセス)
→研究段階(実用化には近いが原子炉アレルギーの方への対策も)
・人工光合成やチタンなどの触媒と光で水の分解
→研究段階(赤ん坊)
いずれにせよグレー水素含めて現在はアンモニア製造・石油のクラッキング(カックラキンではありません(笑))・化成品製造など車以外の使用がメインだと思われます。
そこに車の燃料などの用途が入ってきたら、ますますグレーに。
そう考えると、完全再生エネルギーで作られる所謂グリーン水素ってのは、需要と供給から考えるとあまりにもわずかで、それがメインになるのは、すご~く遠い未来の話ではないかと思ってます。
すべては、水素が水素として普通に存在しない(1次エネルギーでない)からで、何らかの工程を経て造る段階でのエネルギーロスが発生するのが原因。
水素タンカー(川崎重工)
ベンゼンをキャリアにして運ぶ(千代田化工)
アンモニアをキャリアなど(そのまま発電に使おうとしているのは三菱重工)
エネルギーとしての水素を運ぶ手段としての技術としてはありですが、
そもそも何から造っているかを考えると現状はグレー水素。
海外で盛大にCO2発生。だったらそのまま原料となるものを使ったほうがエネルギー効率がいいし、無理して水素社会なんて訴えればますますCO2増えて・・・。
仮に砂漠で太陽電池や太陽熱で・・・と思ったりもしますが、意外と時々降る雨が重要で、ないとするならパネル洗浄が必要。水も必要。あとはお察し。
日本もサンシャイン計画で失敗したんじゃなかったっけかな。
「電気自動車はCO2発生しません。水素自動車は発生するの水だけです。地球にやさしい・・・。」 ←おいおいテレビ屋いい加減にしろ。フランスの原発頼って環境対策するドイツじゃねぇんだから。
(マスコミと書きたかったのですがちゃんと伝えている媒体もあるので・・・すみませんボヤキです)
いずれにせよ、そこにエネルギーの安全保障まで考えると、本当の意味での水素社会はなかなか来ない、まあ難しいかと思ってます。
(でもミライは地味に頑張って欲しいです。ニッチな分野の優秀な研究者も同じくです。ここまで言っといて何なんですが)
ここから余談です。
「国のあらゆる問題の解決策は、国が滅びること。人類のあらゆる問題の解決策は、人類が滅びること」
そんなブラックジョークを、無意識でも「実行していた」「実行している」「実行しようとしている」政治家さんには、是非とも今度の参議院選挙では華麗に落選していただきたいと思ってます。
エネルギーとか環境問題だけじゃなく。
(惨めに落選と言わないところに優しさを感じ取ってもらいたいところ(笑))
甘い言葉に要注意。精査しないといけないと思ってます。
国破れてパネルありでも困りますからね。
おはようございます。
今日も詳しく教えてくださりありがとうございます。
以前(6、7年前)に「水素を取り出すのは難しい」と教えてくれたおじさま(元パナソニックで今80代かと)も似たことを仰っていたのを思い出しました。
記憶が曖昧になっていたところ、今日のお話で思い出せました。ありがとうございました。
あれから時間が経過したけど、やっぱり水素を取り出すのは難しいんですね。
それからタイムリーなことに、今日の藤井厳喜先生のワールドフォーキャストの無料メルマガが水素についてでした。
これ↓
https://in.worldforecast.jp/fugenpa_100_2206?cap=hs2
有料部分は見てないですが、ざっくり見ているだけでもがっつさんと同じことを仰ってるのが分かります。
トヨタの開発手順は分かりませんが、水素を原動力にするエンジンと水素を取り出すしくみを別動隊でやってたのかなぁなんて思います。
水素を動力にするのは割合スムーズにいったものの、水素を取り出す方が上手くいかないままだったってことかなと。
それから開発当初から水素を簡単に取り出すのが課題だったけど、いずれ解明できるだろうという感じでやり始めたけど、結果水素を取り出すのはやっぱり難しかったっていうオチかなと。
お話を聞いてる限り、水素社会は難しそうですが、ここまで頑張ってきた努力がなにかしら違う形で役立つことになると良いなと思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します。