㊊市場価格を大幅に超えるビジネスの行き着く先……。

さぁ!新しいWeekday♪が始まりました。

月曜日は、週の始まり!お仕事の始まりです!

ですが……月曜の朝はちょっと憂鬱っていう人も多いかもしれませんね(^^;)

ですから、そんな憂鬱を吹き飛ばし、少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。

また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座は朝7:00に更新しています☆

是非今日からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆

 

今週は先週記事の補足をします♪

先週の記事では「お客さんに何を言われようとも価格は死守」というお話を書かせて頂きました。

㊊お客様の声……無視した方が無難な意見とは?

2020年7月13日

ただし、ここには一点例外がありまして……それは、法外とも言えるほど高額な価格設定になっている場合についてです。

このような例外について先週お話できませんでしたので、今週はここの部分をお伝えさせて頂こうと思います。

 

 

たとえばつい数年前までののスピリチュアル業界というのは、高額合戦になっていると言っても過言ではないほど、高額な商品を売ることがある種ステータスにもなっていたと思います。

たとえば、Happyさん(数年前、引き寄せの法則で人気を博して荒稼ぎしていた人)は、2時間セッションを36万円で販売していました。

↓詳細記事↓

【議会案件】壱岐観光大使の「tsuki no utsuwaプロジェクト」と壱岐市はどのような関係なのでしょうか。

2018年10月19日

またその他の商品の価格も、一般的な価格からすると10倍以上と思える価格であるのが彼女たちの普通でして、素人が集まって学芸会をするだけのイベントの参加料金は最低でも数万円かかってしまうのが常でした。

【Happy】偽スピからカルトへ

2018年5月8日

こういう法外な価格は変えた方が良いです!

先週の記事では、このような法外とも言える価格設定についての言及ができなかったので、今週は先週記事の補足として、ここら辺のことについて説明します。

 

労働対価の基準値を超える価格設定は、身を滅ぼします。

先週の記事では「価格は変えるな」ということをお伝えしましたが、その「変えるな!」は「労働対価として妥当」の枠に当てはまっていてのことです。

スピリチュアルな業界では、自分の情報に価値があることを示すためなのか……、先ほど呈示したHappyさんのように、たった2時間で36万円を巻き上げるような行為が横行しています。

こういう価格はどう考えても、労働対価の基準から逸脱しているのはあからさまですよね。

そして…こういう価格設定は、身を滅ぼすことに繋がるだけなので、やめましょう。(どうして身を滅ぼすことに繋がるか後に説明します)

また商品の価格設定は、市場の相場から逸脱しないように心がけましょう。

ビジネスを始めた頃は、市場の相場に値段を合わせたらそもそもビジネスとして成り立ちにくい人の方がきっと多いでしょうが、それでも相場に合わせましょう。

ビジネスとして成り立ちにくい理由は、単純に需要(顧客)が少ないことが原因なだけです。

逆に言えば、少ない需要の状態で長期的なビジネスの展開は望めませんから、今の状態を基準にして利益が必ず残るビジネスモデルを作るのは危険です。

ですから、市場価格から算出した損益分岐点を見極めて、その上で顧客を増やし売り上げを伸ばしていきましょう。

多くのお金持ちは顧客の数が桁違いだからこそです。

同じ価格で売っても、100人の顧客と100万人の顧客では手元に残るお金が違います。

違いはそこだけです。

だからといって人気集めに走るのもおススメしないですが……((+_+))今日の記事ではここに関しては触れません。

 

ですから、カリスマを自称する人たちの価格設定にほだされて、同じように高額で商品を売る行為に走らないように気をつけましょう。

価格というのは、労働対価が基準にあった上で、能力価格が付帯されるものです。

今時の「情報価値」という言葉にどうか踊らされないように気を付けてください。

情報など水物なのですから。

 

どうして労働対価の基準値を超える価格設定は、身を滅ぼすのか?

さて、本題です。

先ほどの項目では、「労働対価の基準値を超える価格設定は、身を滅ぼすことに繋がるだけなので、やめましょう」とお伝えしましたが…ではなぜ、労働対価の基準値を超える価格設定は、身を滅ぼすのか?ここから考えていきましょう。

 

答えは簡単です。

それは、顧客の期待値が上がるからです。

ですから、期待値に応えられなかった時の反動も大きくなりやすいのです。

そして、その反動が大きければ大きいほど、大きなクレームとなります。

そのような気持ちを抱いた顧客との関係は立ち行かなくなって当然で、縁が切れることになるでしょう。

ビジネスというのはパレートの法則で成り立っていると言っても過言ではないものなので、顧客との息の長い関係を築き続けるかが肝なのですが、期待値を上げるとその関係値を作れないまま終わっていくんですよね。

これはビジネス運用においては何より一番の痛手だと思います。

それから、価格が期待度に到達しないどころか…あからさまに低かった場合、クレームが起きるのは言わずもがななのですが、クレームが立て続けに起きれば、もちろん会社の評判は落ちます。

しかもSNS社会というのは、ちょっとしたクレームが全国各地に飛び火しやすいわけでして、そうなった場合のビジネス打撃は尋常じゃありません。

ですから、期待値を敢えて上げるようなビジネス展開は控えた方が無難だと思いますし、期待値を分かり易く上げてしまいやすい高価格設定は、とにもかくにも危険なのですよね。

だから止めた方がいいんです。

高額設定は今すぐ止めた方がいいんです。

 

昔から、「信頼を得るのには10年かかるが、失う時は一瞬」と、よく言われます。

そして失った信頼というのは、一生かかっても戻ってこないものなんですよね。

そして信頼を失った時には、もう商売などできないものなんですよね。

しかもそれが、市場価格よりも高い上に不釣り合いな内容であれば、なおのことです。

ですから、今がどんなに大変で、そしてどんなにお金を手にしたいと思っていたとしても、高額で売りつけるような無茶な行為はやめましょう。

市場価格の10倍、20倍、はたまた100倍をつけてしまうような行為はやめましょう。

それはどう考えても事業を成長させません。身を滅ぼすだけの行為です。

 

ということで、今日のお話はここまで!

また来週お会いしましょう♪

 

 

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4 件のコメント

  • こんにちは。
    本当にその通りですよね!

    私もコンサルに疑問を持ったのは価格の部分でした。
    15万円くらいなら丁度良い情報のように思いましたが・・・半年で50万円に見合う情報ではなかったんですよね。
    正直「この程度で、こんなにお金取るの?」としか感じなかったですし、そ1回出版しただけなのに出版プロデューサーを名乗ったのも不信感しかありませんでした。

    「あなたの本を出したい」と言われた時には「ああ、この人は自分の価値を上げることしか興味ないんだな」と完全に心が離れました。本当に信頼を失うのは一瞬でしたね。(笑)

    スピ系もキラ起業界隈も自分の技術を上げることではなく、自分の価値を上げることばかり考えていますが、結局はきちんと妥当な価格で期待に副う仕事をしている方がずっとずっと価値が上がっていくんですよね。望む仕事もやってきますし、長く続けられますしね。

    起業界隈にいるとどうしても、その思考に傾きやすくなってしまいますが、足元を見失わないように生きていきたいと思います。いつもありがとうございます。

    • こんにちは!
      仰る通りですよね。
      自分の価値を上げることにしか彼等は興味がないです。
      商売ってそういうものではないはずなのに、そういうツールと思う人も増えてしまいましたが……数年前と思えばこのような思考性は随分下火になってきたかなと思います。

      地道にコツコツいきましょう。
      これからも宜しくお願い致します。

  • こんばんは。

    鈴木宗男さんの盟友の佐藤優さんが仕事術の本でいっていましたが、自分は講演は受けないんだと。
    何故なら、1時間かそこいらの時間話しただけで何十万という金になるので、感覚が狂うからだと。
    凄く納得しましたよ。

    私はインターネット黎明期からHP屋さんで働いていたことを売りにしているんですが、
    そのとき雇ってくれていた社長が、ぶっちゃけ上っ面だけの講演やって荒稼ぎしてました。
    その会社は経歴は付けてくれたけど、内実はスカスカでした。

    • おはようございます。
      ほんと、その通りなんですよね。
      頂くお金に応じて人の感覚は狂いやすくなるものです。
      講演に関しては、内容が伴わないのに高額を請求する人本当に多いですよね。
      ただし、そういうことを繰り返していると、結局淘汰されちゃうんですよね。

      地道にコツコツが一番ですよね。
      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • takehisayuriko へ返信する コメントをキャンセル

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