㊊全体と自分の違いを把握して歩むこと

さぁ!新しいWeekday♪が始まりました。

月曜日は、週の始まり!お仕事の始まりです!

ですが……月曜の朝はちょっと憂鬱っていう人も多いかもしれませんね(^^;)

ですから、そんな憂鬱を吹き飛ばし、少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。

また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座は朝7:00に更新しています☆

是非今日からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆

 

今週も点と面の話です。

ということでなんやかんやで4週目に突入の点と面のお話し。

興味が沸いたら4週前のお話しから読んでもらえたら幸いです♪

㊊面の時代、空中戦の時代。

2020年6月15日

㊊安室とアユで考える、点と面

2020年6月8日

㊊面から始める人、点を繋ぎ合わせていく人

2020年6月1日

 

ということで早速始めていきます。

 

マーケティングは「違い」と「比較」をする産物ですが…

常々お伝えしている通り、マーケティングの一番大事なことは現状把握だと私は思っています。

㊊意外と簡単!現状把握をする方法

2019年10月28日

そして自分の立ち位置を知るためにマーケティングがあるわけですが、そのためには人(他社)と自分(自社)との違いに気が付く必要性があったり、人(他社)と自分(自社)を比較する必要性がありますし、この行程の上で、ようやく自分の立ち位置が明確になります。

また、この立ち位置が分かった時、その場所がようやく「点」となります。

ですが、昨今の世の中は、人と比較した時や人との違いに気が付いた時に、劣等感を抱いたり、傷ついたりしてしまう人が多いです。

そのため先週お話ししたような、自分の立ち位置を省みず、とにかく目的地に急ごうとしてしまう人が多いんです。

そんなことをすれば、もちろん泥沼の可能性が高いのですが、比較した上での自分を知る前に、同じ場所に行きたい気持ちが勝ってしまってしまい……しゃかりきになった挙げ句、ドツボに突入する人が多いんです。

↓先週の記事↓

㊊面の時代、空中戦の時代。

2020年6月15日

 

そもそも人(他社)と自分(自社)は違うものです。

違いが分かってこそ、自分(自社)の強みも初めて分かるものであり、これこそがマーケティングの醍醐味と言えるものなのですが……

そこを理解せずただただトレンドに乗ろうとする行為が横行するため、おかしな狂喜乱舞が繰り広げられることが2010年代はとにかく多かったように思います。

「意識高い系」なんつーフレーズはその最たるもののような気すらしています。

 

 

トレンドと点、そして点からの道。

先週は面に特化した話をしましたが、先週お話しした「面」というのは、ざっくり言い直すと「トレンド(流行)」です。

どんな時代においても時代のトレンドというものはあるもので、その傾向を掴むことは必要なのですが…………それだけに心を捧げると、時代に溺れるだけでなく、時代が変わればと過去のトレンドに取り残されるだけになります。

そもそも自分がどこにいるのか把握できていないことも問題ですが、無理してトレンドに突っ込めば、さらに痛い目を見ることが多いです。

 

たとえば、昨今の世の中ではマスクが高騰して、そこに参入する転売ヤーが勢いよく増えましたが、結構な具合で「在庫を抱えた上に、赤字になってしまった人たちがいる」という話を聞きますよね。

 

これが、面で捉える思考性の人にありがちな行動パターンです。

 

あそこにいけば儲かる!という感覚こそが面ありきの捉え方なんです。

 

逆に点の人の場合は、武漢ウイルスという状況を受け容れた上で、自分でやれることを探します。

 

たとえば飲食店がテイクアウトやお取り寄せ販売(通信販売)をその一つと言えるでしょう。

 

自分の立ち位置が明確である人は、世の中のトレンドを受け容れた上で、その上で自分のビジネスでやれる範囲の方向転換を行うものです。

これが点を理解している人たちの行動パターンであり、このような行動こそが「全体と自分の違いを把握して歩むこと」と言えるでしょう。

ちなみに日本の多くの事業者は、武漢ウイルス騒動を受けてこちらのパターンの行動を行っていたことと思います。

この行動はそれこそ「当り前」と思うかもしれませんが、これが「当り前」と思える日本人こそが賢いとも言えるし、体感レベルでマーケティングができている証だと思います。

マーケティングというと難しい話と思われる人もいるかもしれませんが、根本的にはこのレベルの作業の繰り返しがマーケティングであり、崇高なことでも特別な事でもありません。

そこを勘違いしている人ほど、マーケティングという道具に囚われてぬかるみに嵌まるだけのことなんです。

ここをしっかり認識し直してほしいです。

 

 

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8 件のコメント

  • こんにちは。
    今日もためになる記事をありがとうございます^^

    面とトレンドの話・・・すごくわかりやすかったです。
    そして、起業してから不安定になっていたり、うまくいかない人って面で捉えていますよね。
    私の知人は面で捉える典型的なタイプで、一応集客はできていましたが、面にシフトしたときから性格が悪くなってきたというか・・・お金はあるのだろうけれど、精神的に満たされていない感じがありありと伝わってきました。

    自分の立ち位置を良く考えず、理想のゴールを目指して、そこに自分を合わせて行っていたのですが、トレンドに心をささげすぎてしまうと、本人の魂とか事業の核の部分が消えてしまって、見るものには違和感しかないのだなぁとつくづく感じます。

    この手の手法でやってきたコンサルが2年前くらいに軒並み「全部を失った」と言っていたので、時代にそぐわなくてバランスを取らされているのだろうなと感じました。

    あそこに行けば儲かる!ではなく、自分のカードの中からベストを選んで全体性のために活かす・・・そんな当たり前のことを大切にしていきたいと思います。

    • こんにちは!
      2年前はまさに転換期と言える時代だったでしょうね。
      そもそも彼等のやり方には限界が見えていたのにもかかわらず、それ以外の方法が分からず邁進していった結果、世の中との乖離が激しくなり、あちらこちらで批判が高まり、批判の声の方が世の主流になった時期とかぶります。
      思い返せば、私がスピ系を批判し始めたのも2年前でしたね。
      完全に許容範囲を超える結果になっていても、一つの手法に囚われているとその違和感に気が付かずおかしくなってしまうのだと思います。

      今はあの頃と比べてみて、随分普通の感性をそれぞれ取り戻しているように見受けられます。
      これを持続していきたいですね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 似てると思った話なんですが、
    「見る」と「見える」の違いについて
    例えば、一枚の写真に一人の人物がいるとします。
    「見る」だと、その人物に焦点がいきます。
    「見える」だと写真の淵を含めて全体をぼやっとと見えます。
    本質を見るには、「見る」と「見える」を同時に行う必要があります。「見る」だけだと、実は見てない部分が結構あるのです。人間は脳で補完してしまいますから。
    しかし、人間の情報収集機能の8割は眼からなんですよね。

    人間の脳のスイッチは眼球の動きや眼筋に左右される事も多いのです。この辺は、速読法や武道ではよく言われる話ですね。謂わゆる「目付」というやつです。

    • こんにちは!
      お返事おそくなりました。
      点と面の感覚の違いって、まさに「見る」か「見える」の違いでもありますね。
      分かり易いです。

      これからも宜しくお願い致します。

  • こんばんは。

    トレンドを追うということは、後世を意識できないに等しいと思います。
    それではそこに「成長」は望めません。
    私は「スタンダード」という言葉が好きです。
    『生涯に亘って通用する「日清カップヌードル」の様な商品を作ること』
    これが私の目標です(うちは食品関係ではありませんが)。
    出来る出来ないではなく、目指します。
    これが私の「点」ですかね。
    日々の刹那的な依頼をこなしながらでは難しいですけどね。

    • こんばんは!

      仰る通りだと思います。
      トレンドの仕事をしていた頃の私は、「後世」なんてワードを意識して生きていた事がないです。
      ただ一緒に仕事をしていた高校生たちや後輩スタッフには、この経験がなんらかの人生の糧になってほしいとは思って努力していましたが、後世という感覚は全くなかったです。

      今振り返って見ると、波しかみていない近視眼になるのだと感じています。

      今の私は当時とは違い、後世までに良き影響力を点になりたいなと思っています。
      その立ち位置としてスタンダードというキーワードは素敵だなと思います。

      これからも宜しくお願い致します。

      • 返信ありがとうございます。

        私の言葉が足りなかったので補足させていただきたいと思いまして…

        ~「成長」が望めません~
        と書きましたが、人としての成長が無いということではありません。
        竹久さんも仰られているように各個の糧にはなりますので、人としての成長が無いわけはありませんからね。
        私が言いたかったのは、その「仕事」や「商品」が末永く成長し続ける事が難しいという意味です。
        カップヌードルは、ベースは変えずに、それでも時代に応じた改良を何度もしていると聞いたかとがあります。
        その様な観点から見れば「商品」が成長しているとも言えなくもないのかなと。

        先のコメントでは些か乱暴な表現だったことをお詫びします。
        これからも楽しみに読ませていただきます。

        • こちらこそ、補足説明ありがとうございます。
          少なくとも私には伝わっていましたよ。

          トレンドではなくスタンダードとなり標準・基準となる商品は、その過程の中で勇気と絶え間ない努力があるのは、マーケティングの仕事柄何度も目にしてきたことです。
          しかしその努力は、派手ではなく地道にコツコツ!
          大事なことですよね。

          それではこれからも宜しくお願い致します。

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