先輩の行いを否定できない財務省
高橋さんのように「財務省の問題点を理解している官僚」は他にもいることでしょう。
ただし、こんなにはっきりと高橋さんのように、ズバリと言う人は、他にいません。
その理由の根幹にあるのは、財務省の風潮として「先輩がしたこと(財政政策など)を、絶対に否定してはいけない」という不可思議なルールがあるからだと思われます。
先輩が絶対正しいなんてことあり得ないことなのにね。
それを実践しているのが、財務省です。
だって、人は時として間違う事もあるし、時代によってそれが正しくなくなることもあるものでしょ?
でもその当たり前のことが、あまりに優秀で天才と言われた方々には受け入れ難い事実となるのでしょう。
そのため、財務省という組織は、先に歩んだ人たちが決めたこと、それから省内でも「こうだ!」と決まってしまったもの、さらには実施してしまったものは、絶対に否定してはいけない形で組織が成り立っているそうなのです。
まさに宗教じゃないですか>
少なくとも私は、財務省のこの体質が「まさに宗教だな!」としか思えないのです。
なぜなら、宗教とは前例に倣い、そこから逸脱しないで組織を運営すること他ならないと、私は考えるからです。
財務省って、経済発展を忘れたイスラム圏みたい。
少し前に、自分の生まれた土地を起点にして、宗教のおかしい部分を言及させて頂いたのですが、
↓これ↓
まさにそのやっちゃダメな感じを地で行っているのが財務省のように思えて仕方ありません。
その時イスラム教がなぜ経済発展しないかの理由も書かせていただいたのですが、それと同じことを財務省がしているように思います。
なぜなら、時代の変化に応じて考え方は変えなくてはならないものなのですから。でも、前が作ったしきたりの中で生きることが財務省なのでしょ?
それは戒律を守って経済発展できないイスラム教とまるで同じではないですか?
だって、前を正しい、前を抜いてはならない、前を否定してはならないと思うことは、発展を妨げることであり、その器の中でしか生きられない環境を作り出すことになるのに、そしてそこに陥ってしまってるのがイスラム教なのに、それとまんま同じようなことを財務省がしているように私はおもうのです。
しかも、日本の財政の要となる財務省が、まさにその思考に陥ってるのです。
日本の庶民がどんなに頑張っても、なかなか成果を出せない根幹的な理由はやはりここにあるのだなと私は思ってます。
とはいえ、財務省が問題だと分かっても、民にそれをどうしたらいいのかなんてその方策など持ち合わせていないのですが、まずはそこに気が付くことが大事だと思ってます。
財務省が発展的な思考性を失い、先人を超える事を恐れ、さらには自己保身で今まで通りを突き進んでいく。そして、最終的には省益と自己保身しか考えなくなっているからこそ、日本の経済の回転が上手くいかなくなっている。
ここにまずは目を向けてほしいなと思います。
すれば、まずは財務省が投下するおべんちゃらな情報に流されなくなります。主にこの情報は新聞・テレビで流されますが、そこに世論が流されなくなります。
日本は民主主義ですから、何よりここが大事です。
「財務省の情報に流されたら選挙で勝てなくなる」という状況が作られれば、政治家の声が大きくなれます。
その環境を作り出してあげることしか民にはできませんが、その環境を作り出せるのは唯一民だけのなせることです。
そこを意識して、私たちの国の財政状況が歪んだ形から脱却できるように、それぞれ頑張っていきましょう♪
本を発売しています。
変化が大きい今の時代にオススメの一冊です☆
書籍情報はこちらから→ほんの少し見方を変えたら~ようやく本質に戻れる時代の中で~
電子書籍は半額以下のお値段で購入できます。
↓電子書籍はこちらから、縦書きと横書きがあります。
【縦書き】
【横書き】
今日も歯切れのよい論説、ありがとうございます。
「財務省の体質は宗教」は全くその通りですね。私も財務省のご意見箱には適宜にクレームさせていただいてます。
天下りが目的なのは明白なのですが、福井・白河総裁時代の日本銀行も手を貸してる部分が大きいですね。
ハマコーさんじゃない方の浜田宏一さんが、「日銀子会社である短資銀行の権益を強化するため」と仰っていましたので、同じ穴のムジナだったんですね。(黒田さんは信用しても良いらしいです)
財務省は他の省庁の官僚達からも嫌われています。
私は仕事の関係で、環境省のCO2削減補助金を取らせて頂いたのですが、担当の官僚の方が一般企業の立場を慮り、
補助事業に関わる経費を何とかしようと努力して下さいました。それを財務省はごとく無駄にしました。
その方の無念さ申しわけ無いと言う思いが非常に伝わって、(一部を除いて)日本の官僚が国民のために
日本を良くしたいと思う気持ちが十分わかりました。官僚・公務員は基本真面目で仕事に関して真摯です。
その方とのやりとりで発信されたメールの時間は深夜1時がザラでした。(安倍さん、どこが働き方改革やねん)
だから、ファーストリテイリングの柳井正の「公務員を半分にしろ」発言は許せないどころか、
市中引き回しの上磔の刑に処したい気分です。(本人は馬鹿を晒してるのに気がついていないでしょうね)
話を戻しますが、財務省の御用学者も同罪ですね。
こちらも泊を付けるために間違った経済学を垂れ流しているのですから。
浜田宏一先生は「金融政策だけではだめだった。私の間違いだった。」と立派に責任を取られました。
個人的には金融政策は財政政策の中の一部で土台になるものだから大局的には間違ってないと思いますが、男の中の漢です。財務省も御用学者も不勉強な政治屋も浜田宏一先生の爪の垢でも煎じて飲にでいただきたいです。
こんにちは!
私も全くもって同じ見解です。
浜田先生は、確か上念さんの師匠ですよね?
浜田先生のような素晴らしい人材がないがしろにされがちで、売国奴と呼んでおかしくない人たちに日銀含め牛耳られてしまったことは、大変由々しき問題だと思ってます。
でも少し意見の違う部分もあって、それは人員と就業時間が長い点なのですが、単純に非合理だったり、非効率な部分が役所にはめちゃくちゃあると思うので、そのせいで大変になってしまっている部分もあると思います。とはいえそういう非合理で非効率なところにこそ利権が絡んでたりするから全然改革が進まないことになっていて、役所の空気がどよめく感じになってしまうことって沢山あると思います。
そういう所をスッキリ見直せたら、随分日本の風通しは良くなる気がしますけれどね。
それではこれからも宜しくお願い致します。
おっしゃる通りだと思います。役所は民間に比べてまだまだ非効率ですね。
環境省の方について、ひとつ補足させて下さい。
その方は補助事業が不正なく行われているか、現地企業に出向いて調査を行う事も仕事の1つなんです。
1年の半分は日本全国を飛び回って、日中にできない仕事を宿泊先でやっておられます。
その方だけでなく同僚の方も同じようなスタンスで仕事をされているそうです。
こちらが呆れるほど仕事に妥協はしない、手を抜こうと思えば抜けるのに仕事対して真摯です。
そして、現地調査が終わった後、駅まで送る申し出も丁寧かつ妥協なしに断られる。
竹久さんは人に関してでなく、仕組みに関して問題提起されていると理解した上で補足させていただきました。
昨今の官僚・公務員批判に関して懸念がありましたので...
最近の風潮は、悪いことを断罪するが良いことはあまり褒めないと感じています。
官僚・公務員も経済主体の一部です。その事は忘れてはいけないと考えています。
竹久さんも仰っていましたが、0か100で判定するのではなく、
天秤に乗せて各々考える世の中になってほしいと考えております。
麻生太吉さん(麻生太郎さんの曽祖父)のモットーである「程度大切・油断大敵」が、
今の世の中に必要だと強く感じています。
おはようございます。
仰る通り、私が問題視しているのは人ではなくしくみです。
ただしくみが悪ければ、容易く人は腐ってしまうのものです。
ですから、しくみを見直す事は常に必要なはずなのですが、見直しによる変化に抵抗する勢力は必ず現われるもので、まさに現代はその攻防が激化していると思います。
なんとかここを切り抜けて、人を腐らせるしくみを排除できるようになるといいですね。
それではこれからも宜しくお願い致します。