ご存じでしたか?
三河人には、どうしても外してはならない固有のイントネーションがあって、そのイントネーションを外すとドラマであっても憤ることを……。
三河人がイラっとするのは地名のイントネーション!
令和5年の大河ドラマ、「どうする家康」が始まってはや三週間。
家康の地元である三河地区は、岡崎市を中心に年末から関連イベント目白押しで、否が応でも熱気が高まる状況が続いています。
だけどこの熱気、ドラマのたった一言で興ざめになるかもしれないなぁと思ってました。
それは何かというと……「三河」や「岡崎」などの地名のイントネーション。
これを間違えたら大惨事になるから、大丈夫かなぁと心配してました。
というのも、以前大惨事になった大河ドラマがあるんです。
それは2017年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」
「おんな城主直虎」は、100%の確率で間違ったイントネーションを使ってたんです( ;∀;)
だから、地元民の怒りは凄まじく大惨事になっちゃったんですよ……(;’∀’)
まさかそれだけのことで?
と思われるかもしれないけど、それくらい三河人にとってこのイントネーションを外すことは一大事なんです。
みんな!違い分かりますか?
ただ、イントネーションと言われても、何が正解で何が間違いかが文字では分からないと思いますので、私の声で正解と不正解をお届けしましょう。
まずは「三河」から
これが正解
こっちが間違いです。
次に「岡崎」いきましょう!
こっちが正解で
こっちが間違いです。
ついでに「刈谷」も行きましょう。
こっちが正解で
こっちが不正解です。
違い分かって頂けたでしょうか。
このイントネーションの間違いは大惨事を引き起こします!
どうも三河圏以外の人にはこのイントネーションの違いが伝わりきらない部分があるらしく、どっちもほぼ同じに聞こえたりするみたいなんですが……
地元民からすると大違いです!
あり得ないくらいの違和感を感じるから、地名で「三河」「岡崎」「刈谷」などを発する時は絶対に正解側のイントネーションでなきゃいけないんです。
だけど、あろうことか大河ドラマ直虎はことごとく間違った方のイントネーションで進んでったんですよ。
こうなっちゃうと、もはやドン引きの域を超えて、地元民としてはNHKの体制を伺うくらいの気分になってしまいます。
だから、どうなる家康でも直虎と同じように間違ったイントネーションで進んで行ったら、どんなにプロモーションを頑張っても地元民から絶対そっぽ向かれることになると思ってたのですが…
今回ここのイントネーションちゃんとこだわってくれてて良かったです。
どうする家康では全部正解の方のイントネーションで話が進んでます。
ただこのイントネーションは、使い慣れてない方にはやっぱり難しいのか、言い慣れてない感がどうしても耳に残るんですけど……、それでもみんな慣れない中一生懸命三河のイントネーションに合わせてくれているのが伝わるので感激です。
それにこのイントネーションだけきちんと押さえておけば、他の三河弁が微妙であっても拒絶は起きないはずなので一安心です。
ちなみになんですが……このイントネーションは地名の発音をする時だけに使うものです。だから、人名(名字)で「三河」「岡崎」「刈谷」を発音する時は、間違ってる方のイントネーションを使います。
ちょっとややこしく思われるかもしれないですが、これが三河のナチュラルなんです。
またイントネーションの違いで地名か人名かを括り分けているのもあって、ここだけは絶対に間違っちゃいけない部分なんです。
どうかご理解を♪
そして皆さんも愛知にお越しの際は、地名のイントネーションだけはお気をつけください。
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