火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。
この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。
時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。
激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしようと更新しています。
是非活用してくださいませ♪
つい3年前までは、承認欲求満たしてくれくれ祭だったよな。
つい数年前までの多くの人は、承認欲求なるものに振り回され続けていた。
とにもかくにも「いいね!」が欲しいと。
それが心の安定剤になると言わんばかりに、ナチュラルにマウントを捕り合う行為が横行していた。
その象徴を現わすのが、2019年の東京モード学園のCMだと私は今でも思う。
コロナ禍の自粛要請を受けて今やその流行はすっかり過去のものとなり、いいね!を敢えて狙うようなマウント型のものは避けられるどころか、軽蔑の眼差しを向けられるものになりつつあるけれど、いわゆる「新しい社会様式」が国から強制される前の時代は、止められない自己承認欲求に誰もが狂い続けていた。
それを振り返ると、コロナ禍の自粛要請は冷静に立ち返るためのきっかけになったのではないかと思う所が多い。
またこのような大いなる意識変化に着目した上で現在の発信を見ると、マウントに見える発信も本質にあるものが全然違うのが読み取れるので、今日はその点について深堀していきたいと思う。
過去のマウント合戦の軸にあったもの
先にお伝えした通り、コロナ禍前の日本の庶民の情報発信は「インスタ映え」という言葉に代表されるように、自分が上位であることをアピールするもの、もしくは上位になりたいという思いを反映したものが、とにもかくにも多かったように思う。
人に憧れられる、羨ましがられる、そんな気持ちを「いいね!」で換算し、その数字で自分を満たすと言う行為が横行していたと思う。
つまり、お金よりまずは不安定すぎる心を落ち着かせることが発信の中心にあったように思う。
しかし、コロナ禍の自粛要請によって、「インスタ映え」に代表されるようなマウント型の発信は著しく封殺されることとなった。
だから、今度はおうち時間を楽しんでいる私のマウント合戦が始まる事になった訳だけど、おうち時間のマウント合戦は、これまでのマウント合戦と比べれば明らかに穏やか(笑)
これまでは、お金のかかる場所に行ってる私、選ばれた人しか行けない場所に行ってる私、高額なものを持ってる私という軸で戦いあってた承認欲求によるマウント合戦が、コロナ禍によって一気に崩れることになった。
その発信は、承認欲求か、それとも賢いビジネスか。
また、自粛せざるを得なくなったことにより、人々は承認の方向性を今までとは別カテゴリーに求めざるを得なくなった。
これは何より大きい。
なぜなら、これまで大きくいいねを稼ぎそうなネタは「超VIPなメンバーでパーリーしてます♪」とか「一般人はなかなか行けない海外の秘境で旅してます」とか「一般人はなかなか食べられないものを食してます」みたいな、特別感を植えつける内容ばっかりだったから。
端的に言ってしまうと、「私、派手にお金使ってますし、そんなに派手にお金を使える私ってスゴイでしょ?」的なマウントの取り方が主流だったんだよね。
そして、多くの人はそこに憧れや羨ましさを持つ構図になっていったんだけど、今じゃそれをするのには勇気がいる時代。
逆に今って、敢えてそういう感じを演出する人たちって承認欲求ではなくて、ことごとくビジネス的な合理性を持ってやってるだけじゃないかなって思う。
分かり易い所で言うと、辻ちゃん夫妻(杉浦夫妻)なんだけどね。
この二人って、マウント取るためにやってるわけじゃなくて、ただただしたたかに自分たちの生きる道を模索した結果、合理的にこの手法を貫いているのが伝わってくるんだよね。
その試行錯誤した結果の経験値と実績がすごいなと、今改めて思うんだ。
いいね!は、しっかりお金に変わる時代だから。
ほんの数年前の時代は、芸能人がyoutubeをやることにも抵抗があったし、「いいね!」的な数字が具体的にお金に変わることもなかった。
だけど、ほんの数年の違いで、「いいね!(視聴回数、閲覧数含む)」はしっかりお金になる時代に変わった。
それによって、人々の感覚の違いが起きていると私は思ってる。
ほんの数年前までの時代は、「いいね!」はお金よりも承認欲求のが強かった。
だけど、今は承認欲求なんてどうでもよくて、「いいね!」がきちんとお金になることに合理性を感じる人が増えていると思う。
そんな現在のSNS時代の優等生が、かつてバッシングされまくった辻ちゃんだと私は思ってる。
バッシングされまくりながらも、したたかに柔軟に生き抜いてきた割り切りの良さが、この時代に入ってけたたましく光を浴びる方向性に変わってるんじゃないかなって思ってます。
これからの時代のSNSの可能性を考えるなら、辻ちゃん夫妻の割り切り(ビジネスセンス)は見逃せないと私は思ってます。
是非皆さんも辻ちゃん夫妻の発信内容を吟味して、「いいね!(視聴回数、閲覧数含む)」の合理性の変化に着目し直してみてください。
ということで、今日の話はここまでです☆
それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪
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それでは今日も張り切って働きましょう♪
本当に時代は変わりましたね。
承認欲求の強い起業仲間は、いいね!を取れる発信を頑張っていますが、方向性がブレブレで、逆に何をしているかわからない人になってしまっているんですよね(笑)
プロとしての発信でもなく、お金に換算するしたたかさがあるのでもなく、承認欲求からいいね!をかき集めようとした結果、「私こんなに楽しんでます♪」投稿になってしまっていて、発信するたびに、専門性が伝わらなくなってしまっています。もちろん、全然稼げていません。
いいね!を集めるのにも、きちんとゴールを見定めての戦略と合理性が必要な時代になってきたのだなと実感しています。
こんにちは。
なんだか毎日少しずつ、時には劇的に変化していってますよね。
少し前の価値観に縛られていると、どんどん時代に取り残されていく状態に入っていると思います。
善悪で判断すると、その価値観の変化に気がつきにくくなるので、仮説→検証の繰り返しで対応していくのが無難かなと思ってます。
それではこれからも宜しくお願い致します。