㊋「変わらない」は自壊を促す?!

おはようございます。
火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。

この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。

時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。

激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしようと更新しています。

是非活用してくださいませ♪

 

既にテレビを見ない時代が始まっているのに…

大きな利権を持つ団体ほど、世の中の変化に気が付きにくく、気が付けばに完全に時代遅れてしまうことはよくあることですが……本当にそうなんだなぁと思わされる話が最近もありました。

 

それは、NHKがテレビ設置の届け出義務化を要望したこと。

年々テレビを家に備え付けない人が増えていて、かつてのような徴収額が見込めなくなっているからこその行動だと思うのですが……今まで届け出が必要のない誰でも買えるものに規制を作るって、ナンセンスどころの騒ぎとは言えない異常な事態ですよね。

しかもNHKの収入は落ち込んでいるのかというと、そうでもなく……NHKの年間収入は7千億円、内部留保は3千億円です。超超超優良企業の財政状況と言えます。

また新たに建てようとしている新社屋に使おうとしているお金は、3千億円を想定しているそうですが……これ、ディズニーシーを建設する費用に近く、ディズニーランドやUSJよりも、スカイツリーよりも俄然高額です。

東京ディズニーシー3350億円
東京ディズニーランド1800億円
USJ2150億円
スカイツリー650億円

しかもこのお金は…まともな経済活動によって貯めたお金ではなく、利権任せでぶくぶく太って手に入れたお金です。

今のNHKは、太っても尚且つ太りたい欲求が止まらない状況になっていると言えばいいのでしょうか。

とにもかくにもNHKのお金に対するがめつさは、どうかしているとしか言いようがないですね。

 

テレビを持ってなくても、携帯電話にワンセグがついていたらNHKが見れてしまうため支払いの義務があるということで、NHKが勝訴したことは記憶に新しいでしょう。

しかし、一般的な経済活動で考えたら、どう考えてもおかしなことです。

テレビもない、NHKも見てもいない、たまたま買った携帯電話がワンセグ対応だったせいでNHKの支払いを求められたって、振り込め詐欺に匹敵する詐欺まがいな話だとしか私は思えないのですが、それを正々堂々とやっていくのがNHKという日本唯一の公共放送さまの行いです。

 

また今年の4月からはインターネットによる放送番組の同時配信をスタートさせましたが、これもいずれお金を取るための布石にしようとしているのだろうと、私は推察しています。

 

設置届け出義務化ではなく、スクランブル放送で解決します。

テレビ設置の届け出義務化なんていう時代錯誤な事をしなくとも、契約者だけに配信をするスクランブル放送という機能があります。既にどの民間事業者もこの機能を使って契約者だけに映像を流しています。

そんなにお金を払っているかどうかにこだわるのならば契約者だけに配信すればいいだけのこと。

でもそれをしたのなら、一気に収入源が途絶えることが分かっているから、テレビ設置の届け出義務化なんていう馬鹿げた提案に繋がるのでしょう。

しかし、こういう面倒臭い事が実現したのなら、テレビを家に置く人が一気に減るでしょうね。

またNHKが最初から見れないようになっているテレビというのも登場しちゃうかもしれませんし、ネット放送(youtube、Tver、Netflix、Hulu、primevideo、paraviなど)しか見れない設定になっているテレビが登場するかもしれませんね。

それに、これから電波料の改正もあるかもしれないので、NHKも大変でしょうが、民法はより一層経営が困難になりそうな状況です。しかも、テレビの出稿は桁違いに下がっているとのこと。ですから電波料をアップしなくとも、民法のビジネスモデルはすでに崩壊していると言えます。

また電波オークションをしたくとも、これだけ一気にネット放送が広がってしまった後では、電波オークションの買い手となる企業が見つけられずに、利権を売ることもできません。

まさに八方塞がりのテレビ業界なのに、唯一資金が潤沢なNHKが民法を助けようともせず、一局だけ利権にさらに固執している様は、鬼畜としか言いようがないなと思っていますが、今さら変わる事ができない証なのでしょうね。

ただし、変わるべきタイミングで変われなかったものは、ニーズを失うことを助長させます。

国会中継も、政府会見も、台風情報や地震情報も、今はネットで簡単に見ることができます。

既にNHKは公共放送の役目を終えている時代に入っているのにもかかわらず、そこに気が付けていないまま横暴に拍車をかけているさまは、自分たちの未来を自分たちで壊しているとしか言いようがないなと思いますが……完全に壊れきれるまでこの横暴さは続くのでしょう。

かつては、最先端であったはずの業界が、少なくとも20年前までは最先端だと錯覚できた業界が、ここまで一気に埋没したのは、やはり時代の変化に対する柔軟性がなかったからでしょう。

テレビ業界、新聞業界などのマスメディアの変わらない姿勢が「自壊に繋がっている」事実を見逃すことなく、私たちは柔軟に時代の変化に合わせて生きていきたいですね。

 

それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪

 

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4 件のコメント

  • こんにちは。
    わたしの住む街では、鉄塔が建っている時点で払う義務があると徴収する人に言われました(^_^;)裁判の事もあり怖いので払ってますが、もはやテレビ持ってる持ってない関係ないみたいですね…。

    いつも更新楽しみにしてます☆

    • おはようございます。
      電波自体が「国民共有の財産」なのにもかかわらず、酷い言いようですね。
      菅内閣では、ここら辺についてもしっかりと切り込んでくれるんじゃないかと期待しています。
      日本の国益に沿い、経済活動として当り前の行動をしていたのなら、ここまでNHKが批判されることもないはずなのに、おかしなことですね。
      2012年のデジタル放送切り替えのタイミングで、スクランブル放送や電波オークションを導入していたのなら、ここまで業界全体が落ちぶれることなどなかったはずですが……利権に固執した結果、完全に見誤りましたよね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • こんにちは。
    Eテレは昔から好きなんですけどね。(今はソーイングビーにはまっています)
    手段を選ばなくなってきていて怖いですね。

    もっとも強いものが生き残るのではなく
    もっとも賢いものが生き延びるのでもない
    唯一生き残ることができるのは
    変化できるものである

    こちらのコメント欄でも見かけた気もしますが、チャールズ・ダーウィンの言葉です。

    • こんにちは。
      NHKも民法も、「やるな!」と思わせる良い番組って結構あるんですよね。
      ただ仰る通り手段を選ばない横暴な負の側面が強くなっていますよね。

      ほんと、今の時代ほど柔軟な変化が生きるのに必要だと思わされる事はなかったですね。

      人として大事な軸を持って柔軟に変化して生きていきましょう♪

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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