【補足説明】2023年まで大村知事でも良いと言っていたんじゃなかったの?

先日、大村さんのリコール記事を上げた一方で、以前の記事では2023年まで大村さんで良いと言っているので、この言動に矛盾を感じる人も多いと思うので、補足記事あげておきます。

 

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2020年6月6日

 

私の矛盾点に関する説明

以前の記事で私はこんな風に言及しています。

【愛知県外の皆さんへ】なんで県民は大村知事に投票してしまうのか説明します。より(2019.08.06)

リコールではなく2023年の選挙で新たな知事を!

ネット界隈では、「すぐに大村知事を降ろさせて変わりの人をいれろ」という話が増えているように見えますが、

私は2023年までは大村さんで良いと思ってます。

というよりも、こういう情動に掻き立てられて急いで選挙をすると、以前よりも悪い人が知事の座についてしまうことが起きやすいです。

っていうか……東京都知事選を見ていれば明らかでしょう。

大村県知事は、ちょいちょいそれはちょっと……と思うことが今までにもありました。特に今回の件では、本性現わしたな!って感じなのですが、まぁ今すぐ引きずり降ろさなきゃヤバイほど、滅茶苦茶な行政をしてきたわけではないとも思ってます。

またこういう民が感情的になっている時は、小池百合子みたいなポピュリズムを堂々と行う人の得票率が高くなる傾向があるのですが、そういう人が知事になると、ガチでもっと大変なことになるので、そういう危険の可能性を加味したら、後3年は大村さんのが良いと思ってます。

ただ、次回は、大村VS共産党みたいな、つまらない選挙を展開してほしくはないなと……。

多分これは県民の多くが思っているはずなので、各政党の皆さんここから3年の間に県知事になるに相応しい人を探し育てて出馬させてください。

期待してます。

 

こんな事を書きながら、先日の記事では「リコールしちゃえ」と言ってますから随分矛盾していますよね(^^;)

 

ここについては、なぜこういう矛盾めいたことになっているのかきちんと説明した方が良いと思うので書いていきますね。

 

①法治に則るのか、感情任せになるのか

前回の記事を書いた時は、今から10ヶ月前なのですが、実はその頃は大村知事はリコールできる対象でもなかった事をご存じでしょうか。

wiki先生を引用しますね。

都道府県知事・市町村長の解職

選挙権のあるもの(有権者)の3分の1以上(有権者総数が40万人を超えるときは、40万を超える数の6分の1と40万の3分の1を合計した数以上、80万を超えるときは、80万を超える数の8分の1と40万の6分の1と40万の3分の1を合計した数以上)の署名を集めて選挙管理委員会に請求できる(地方自治法第81条第1項)。

請求が有効であれば、請求から60日以内に住民投票が行われる(地方自治法第81条第2項)。投票の告示は、都道府県知事については少なくとも投票日の30日前に、市町村長については少なくとも投票日の20日前にしなければならない(地方自治法施行令第116条の2)。

解職投票において有効投票総数の過半数が賛成すれば、その首長(都道府県知事・市町村長)は失職する(地方自治法第83条)。ただし、投票前に対象の首長が職を失い又は死亡した場合は解職投票を行わない(地方自治法施行令第116条の2)。

その首長の選挙から1年間(無投票当選を除く)又は解職投票日から1年間は解職請求をすることができない(地方自治法第84条)。

ポイントは最後に明記された地方自治法第84条です。

大村知事が県知事に再当選したのは、2019年2月3日ですから、当然できません。

また去年の8月の段階ではリコールをすること事態が法を無視した行動になります。

私が反対した理由の一つに、2019年8月の段階でリコール世論を高めることは法治的でないという判断がありました。

さらに当時は今よりも世の中がヒートアップして感情的でした。そんな中で法治に基づかない行為を行うのは、民主主義を感情主義と混同する側面が強くなると思っていたので、それは良くないと思っていました。

 

また今回私が高須先生の行動を支持したのは、高須先生の行動が法治国家に基づいた住民の権利の主張をされているからです。

リコールできる時期になってから活動を始めていることにも好感が持てました。

つまり高須先生は「民主的手続きに沿ってできることをしていきましょう」という事を表明されていると私は感じたので、この形のリコール活動なら大丈夫だなと思って私自身も参加させて頂こうと思っていました。

 

②対抗馬の目処が立ち始めていそうだから

それから10ヶ月前、私がリコールに非積極的であり難色を示したのは、「降ろすは良いが次誰やるの?」不安感が強かったからです。

感情的になって降ろすのは良いが、次にやってもらう人適任者がいない中でやってしまったのなら、余計悪循環になってしまいます。

ですから難色を示していました。

しかしながら、大村さんもしぶとくその椅子にしがみつき早10ヶ月。

その間に対抗馬を準備する時間は充分あったと見ています。

そうでなければ、名古屋市長が積極的に関与してくることはないと私はみています。

また大阪府知事(維新)もリコールに応援するというメッセージを寄せてこないでしょう。

このような背景から、リコールした後の準備は、もう政界内で整っているとみましたので、今ならリコールを行っても大丈夫そうだなと思いました。

 

 

③それでも本丸は2023年の選挙です

今回私は、大村県知事のリコール活動に参加致しますが、それでも本丸は2023年の選挙です。

今回の活動でリコールできるかどうかは分かりませんが、この活動を推進することによって2023年の選挙への変化は必ずあるはずです。

逆に言えば、2023年の選挙の布石のためにも、この活動をきっちりやっておく必要性があると私は考えています。

少なくともこのような活動を知る人が増えれば増えるほど、2023年の選挙で大村さんが再選されることはないでしょうし、本人も出馬する意欲を失うと思います。

まずはそこを達成するのが第一であり、その達成のためには今から地道に活動を続けていく必要があるなと思ったため、以前とは違いリコール活動に賛同するようになりました。

 

一見矛盾するような言い回しですが、このような背景から以前の言葉との違いが生まれています。

ご理解頂ければ幸いです☆

 

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2020年6月6日

 

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6 件のコメント

  • ゆりさん、こんばんわ。
    補足説明、ありがとうございました!
    よく理解できました。特に、政界内で準備が整っている、という視点は目から鱗でした。
    私も県民の一人として、アクションを起こす心構えができました!
    いつも的確な解説をいただき、ありがとうございます。

    • こんばんは!
      とんでもないです!
      多分整っているはずだと私は踏んでいるので…(違ったら本当にごめんなさい)であれば乗っかっちゃって大丈夫だと思ってます。
      2023年にまともな知事が愛知県知事になってもらうためにも、今から活動を始めていきましょう。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • 愛知県は封建社会とも言えます。
    代議士の選挙の段階でそうなります。
    例えば、清須越しを経験した家が伝統と格式を持っていたりします。尾張徳川家や旗本の方々を動かす必要があります。犬山城の成瀬家とがいい例です。

    ちなみに、壬申の乱のおりに天武天皇を支援したのが尾張の豪族、鎌倉幕府の初代征夷大将軍の母は、熱田の宮司の一族の生まれ、明治維新の際に尾張藩主であった徳川慶勝公が譜代を取り纏めて薩長側につきました。

    まあ、都市伝説ぐらいに思ってください。

    • こんにちは!
      同じ愛知でも豊田は、移民(県外人)がほとんどで、しかもトヨタが工場を作る前まではほとんど山で、さらに住んでいる場所が新興住宅街のベットタウンである人が多いせいか、歴史と自分たちがかなり切り離されている感があります。
      小学校で習う歴史もトヨタ自動車の歴史や工場のしくみなどに結構時間を使っていて、徳川家康の勉強とかは全くしません(徳川の始祖である松平は豊田市内の土地で、私たちの住む地域は隣接していますが、全く勉強しません)
      だから、お話しを聞いてあぁぁなるほどそうなのかぁぁと、ある種他人事のように思ってしまう部分があるのですが、一つずつ学び直していこうと思います。
      教えてくださりありがとうございました。

  • もう一つ

    トヨタで一番持っているのは豊田自動織機で、
    実は、トヨタは、支那の北京と上海に自動運転や
    ロボット化と環境保全の進んだ工場を作っていて、そこで世界生産分作れたそうなんですが、豊田自動織機の方々が日本国内生産を守ってくれてました。

    そんなトヨタですが、奈良県の大和郡山市にある侘茶で有名なお寺での茶会では、席次は低いそうです。
    日本には、お金では解決しない事が山ほどあります。

    コロナウィルスはある意味では、外国(特に支那、朝鮮)の災いから、守ってくれた盾ですね。オリンピックが開かれていたら、もっと悲惨な状況だった事が今わかる。

    • おはようございます。
      この間トヨタが中国に1300億円投資すると言っていたのは、そこら辺のこともあるのでしょうね。
      豊田市で生まれると織機の勉強もしますよ。というか豊田佐吉(豊田自動織機の創業者:刈谷市出身)のことはしっかり学びます。

      ただ、トヨタ自動車という物があまりに大きくてそれ以外のことが全然分からなくなってしまう土地柄でもあるので、大人になって歴史を知って驚くことばかりです。

      仰る通り武漢ウイルスは、天意が災いから救ってくれたものだと思えて仕方ないですね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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