㊊商品寿命を長くしたかったら、やっちゃいけないこと。

さぁ!新しいWeekday♪が始まりました。

月曜日は、週の始まり!お仕事の始まりです!

ですが……月曜の朝はちょっと憂鬱っていう人も多いかもしれませんね(^^;)

ですから、そんな憂鬱を吹き飛ばし、少しでも皆さんの仕事が楽しくなったらいいなと思い、月曜日は「今日から使えるマーケティング講座」を曜日企画としてお届けしております。

また、少しでも気持ちいい出勤時間のお供になったら良いなと思ったので、「今日から使えるマーケティング講座は朝7:00に更新しています☆

是非今日からの仕事に「今日から使えるマーケティング講座」を使ってください。宜しくお願いします☆

 

ブームを敢えて作らない、ブームに踊らされない

手がけている商品を売りたい・売れてほしいと思うのは誰もが抱く気持ちでしょう。

「できればNO.1の称号を手に入れるほど売れてほしい」という気持ちも持ち合せるものでしょうが、実はこの気持ちが過度になればなるほど商品サイクルは短くなりやすいということを知っておきましょう。

なぜなら「売りたい!売れたい!」という気持ちが過度になればなるほど、世の中の流行に合わせようという行為が生まれます。

そして、流行に合わせることをしていると、たとえ売れたとしてもそれは商品ではなくファッションとして受け容れられるため、売れる時間はとても短いものになります。

だから、商品寿命をできるだけ長くしたいと思うのなら、今の流行に敢えて乗っからないでマイペースを貫いた方が良いと言えるでしょう。

 

なぜならトレンドというのは常々お伝えしている通り、波があって成立するものです。

その波は図形にするとお馴染みのS字曲線になります。

波が高くなりピークとなる場所がトレンドやブームと言われる場所です。

このピークの位置が高ければ高いほどブームと言える現象が起きます。

このような場所に憧れを持つ人もいるかもしれませんが、ピークは上昇だけで終わるものではなく、必ず同じ斜度の下降もセットでついてきます。

また一時的にでも目立つピークが起きた商品は、目立ったことによっていずれ流行遅れになりやすく、また流行遅れとなった後の巻き返しは非常に厳しくなります。

ですから商品寿命が短くなってしまうものなのです。

また、トレンドの波に乗ろうとする気負いが強くなればなるほど、その斜度はキツくなってしまうものです。プロモーションや施策によって、一時的にヒットはするかもしれませんが、商品がトレンドであればあるほど人気の急下降はつきものです。

またトレンドの斜度がきつくなる(急激に人気を博すことになる)時は、商品として未完成であったり、生産体制が追いついていない事が多々あると思います。

ですが、こういう時に自分のペースを貫ける人は少なく、なんとか世の中がこっちを向いている時にと思って、無理して生産を増やしがちなのですが、その頑張りが返ってピークの終了を早める結果に繋がりやすいです。

ですから、トレンドになる(注目を集める)という着眼点での商品開発をするのは控えた方が良いと思います。

また自分が想定していないタイミングで突如自分の想定を超える波が訪れる事もあるかもしれませんが、無理してその波に乗らないのが懸命です。世の中に合わせて量産するのではなく、自分のできる範囲での生産に留めましょう。これが、波に巻き込まれることを防ぐ自衛策となり、急激なピークを作る事を防止します。

またピークを作らないようにすることによって、商品の寿命を短くせずにも済みます。

NO.1になりたいと思う気持ちはみんなあるでしょうが、商売に必要なのはNO.1になることではなく、常に買ってくれるお客様に囲まれる状態を維持すること。

そこをきちんと理解して顧客との人間関係を大切にしていきたいですね。

ということで今日のお話はここまで!

 

それから「今日から使えるマーケティング講座」の過去記事が読みたい場合は、TOPの「曜日企画」→「㊊今日から使えるマーケティング講座」を押して下さい。

今までの過去記事が見れます。

またマーケティングに関して他の記事が気になる方は、ページ右上にある検索窓や🔍で「マーケティング」と入力してみて下さい。

 

それでは来週月曜日の7時にまたお会いしましょう♪

 

4 件のコメント

  • いつも為になる記事をありがとうございます^^
    今回の記事もまた、目から鱗でしたし、自分の続けてきたことは間違いではないんだなと思うことができて嬉しいです。

    私は独立して16年経つのですが、ピークやNO1を作らず、ピラミッドの頂点にならず、循環型でマイペースで来たのが良かったのだなぁと実感します。大きくは稼げませんが。(笑)

    たまに「16年もやっていて、このレベルの認知度?」「16年もやっていて規模が小さい」と言われますが、爆発的な認知や人気は早い終息を生みますし、ブームになれば過去の人になり、ピラミッドの頂点になれば自由が利かなくなっていくんですよね。

    ゆりこさんのブログに出会うまでは「自分のしてきたことは逃げなんだろうか?」「もっと大きくしないといけないのだろうか?」と心配になることもありましたが、マーケティング記事はじめ他の記事を読むたびに、「ああ、これで良かったのだな」と安心して地に足の着いたビジネスを続けることができています。

    激動の時代だからこそ、この視点を大切にしていきたいと思います。
    いつもありがとうございます。

    • こんにちは。いつも読んでくださりありがとうござます。

      私自身がトレンドの仕事をしてきたからこそ、あの面白さも知っている反面、あの疲弊感も知っています。
      今から10年くらい前までは、作為的にトレンドを作る事ができ、それはそれで面白かったんですけれども、トレンド相手に仕事している人たちはみな知らず知らずのうちに自転車操業のような感覚、ハムスターの回し車の中に押し込まれるような感覚になっていくと思います。

      だけれども、それに気がつかない人やその実態を体感していない人が多いからこそ、多くの人はトレンドに乗ることに憧れを持つのだろうなと思います。

      私はそういうのに疲れて今はのんびりやっていますが、こっちの方が穏やかで深く考えられる余裕もあって良いですね(笑)
      そしてのんびりやり直しながら、マーケティングの本当の利用価値に気がつかされる日々を送っています。

      波が大きくなると、そのトレンドの波が崩れた時が大変です。
      緩やかな小さな波の中で過ごしていきたいですよね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • ゆりさん、こんにちは。
    確かに。急激なカーブのピークを作らない様にする。
    今回の感染のピークをできるだけ波を後ろに持って行き、斜度を作らないようにするという考え方に通じる思いがしました。

    このゆるやかなカーブ、より良い社会作りのための色々な事にあてはまるのかもしれませんね。
    マーケティングも奥が深いですね。

    • こんにちは!
      確かに!気が付いていなかったですが、確かに発想としては同じですよね。

      元々日本人には凪な感じが合っているのですが、戦後復興からの高度成長期&バブル経済によって、波高く生きる感じが社会に定着してしまいましたが、ここから穏やかな方向に取り戻す努力をそれぞれしていきたいですね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • takehisayuriko へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください