【スピ系とは真逆?】周りの10億円社長がたちがすること・しないこと

ちょっと前にマダムユキさんのブログで、八木沙耶が現在年商10億円を目指して張り切っていることを知りました。

そして、その成功ストーリーにほだされて、「自分ビジネス」とか言う教材を買っている人が沢山いることを知りました。

まぁ…夢を見るところまでは止めはしないのですが、あまりに現実を知らなさすぎるのも可哀想だと思うので、周囲の10億円企業の社長たちがしてることとしないことをお伝えしておきます。

 

なぜか社長してる友人が多いです。

私自身は全くたいしたことないというか、のらりくらりのぼんくらなのですが、前の会社で一緒に働いた同僚で独立をした人たちが、いつのまにやら結構有名な企業の社長になっておりました。なんと同僚や後輩のうち6人が、年商10億円以上の企業の社長となっておりました。

みんなそこそこ上手くいっていることは知ってたのですが、具体的な売り上げとか普通の会話で聞かないでしょ?なので、具体的な売上がどれほどかとか知らなかったのですが、今月の初めに前の会社の同窓会というか30周年パーティーがあって、そこで社長(前の会社の)が「10億円企業の社長になった人が6人でた」と報告してくれたので、それで6人もいたことが分かりました。

10億円以上にまでならなくても、年商数千万から数億の企業の社長になっていた人もいました。これだって充分すごいことですよね。

 

それから、プライベート方面で考えてみても、東京のサーフィン仲間は開業歯科医が多いし、それから20歳からの友達は、北海道で有名な企業にお嫁にいきました。

っていう感じで……考えてみたら周囲は起業家や実業家や社長が多くて、それから一流企業に勤めるサラリーマンの人も多いので、私の周辺は世に言うお金持ちの部類の人が多いなと思います。

だから、ひょっとしたら意外と世に言うお金持ちというか社長さんたちの生態を知っているかもしれないなと思いまして……ですが、その生態と八木沙耶さんを始めとした人たちの生態は、あまりに真逆なんですよ(笑)

だから、お伝えした方がいいかなと思い書くことにしました。

 

先に言っておきますが、八木沙耶さんを始めとしたスピ系メソッドみたいな事やキラスピ起業女子みたいなことををしている人は誰1人としていませんよ!

 

みんな自分を出さないのですけれど……。

私が前にいた業界が芸能&広告系だったこともあり、独立して芸能事務所を立ち上げたり、エンタメ系コンテンツのプロデュースをしている人たちは結構います。

そういう仕事をしている人たちの中には、つんく♂さんみたいな形でのプロデューサー業をやっている人もいて、そういう人たちだけは、タレント並の知名度を持ち合せながら仕事をしているのだけれども、そういう人は私の知る限りごく僅かですね。知人の中では2名です。(ちなみにこの2人は10億円企業の社長ではありませんが、2人とも数億規模の企業の社長です。)

後の人たちは、世に名前を知られていません。ただ、本人は表に出てこないのですが、彼らが経営している会社や商品、サービスやイベント、それから知人が育てた芸能人は結構知られていたりします。

とはいえ、知人の名前を言って、その企業名や商品などが浮かぶことは皆無だと言えるでしょう。もちろん企業の社長ですから、名前を検索すれば、HITはするんですが、ブログとかは基本みんなしていません。FBくらいはみんなやってますが、自分アピールは誰もしないですね。FBは基本友人関係の情報交換として利用していて、自分アピールの場だとは思っていないのだと思います。

FBなどで発信される仕事の話もプレスリリースに近い情報の発信程度で、いわゆるスピ系みたいなアピールをすることは皆無ですね。ちなみにプライベートの話で、バブリー感を出してくる人もまずいないですね(笑)

とはいえそもそもの生活レベルが高いので、彼らの普通が一般庶民からしたら「金持ち」を感じさせてしまうことはなきにしもあらずですが、「こんな自分スゴイでしょ?お金持ちっぽいでしょ?」的な投稿は見た事がないです。

それから人間関係のアピールとかもしないですね。

Happyさんとかだと、有名人系の人と会ったり仕事したりすると、超絶アピールをするのがお決まりでしたが、一般企業は幾つもの企業と付き合いがあり、そしていろんな人と付き合いがあるので、自分の人間関係を表に出すデメリットも沢山あって普通なんです。だから、人間関係は結構隠す傾向にみんなあるよなと思ってます。

 

スピ系メソッドは真逆だよね。

ここまで知人についてお話ししましたが、どれもこれもスピ系の人たちの行動パターンとは真逆ですよね。

八木沙耶さんなどのスピ系から派生したビジネスメソッドって、どれもこれも「自分中心で、自分を売る」的な感じの話が多いと思うのですが、繰り返しますが、私の知人の社長たちでそういうことをしている人はいないですよ。

とはいえ、みんなそれ相応「我が強い」側面があるから社長業をやっているので、いざという時のいざというタイミングで自分を売込んだり、自分の手がけている商品を押し込むことは上手だと思うのですが、不特定多数の人に向かって「自分を売る」なんていう馬鹿げた行為をしている人なんていないですよwwww

つんく♂さんみたいな形でのプロデューサー業をやっている2名は、確かに自分発信が他の友人と比べると多いですが、あくまでそれは計算の上でやっています。自分が目立つことによる話題性の上で、手がけている商品を売っていくのですが、ある意味これをやれる事がそもそもの才能だと思いますし、彼らは有名になりたいとか、有名になってお金持ちになりたいとかそういうことを目的にしてやっている訳でもありません。事業を運用するための戦略の一つとしてやっているだけです。っていうか、ひょんな事から彼らも有名になってしまったため、その知名度を利用して事業を展開しているだけではないかなと思います。

ぶっちゃけ言うと、事業規模はあまりに違うけれど、私もこの部類かなと思います。私の場合は、そもそも作家になろうと決めた時に、本名で等身大で発信していくと決めたので、いろいろと彼らと違う面がありますが、名前を出して自分で発信して商売に繋げている部分は似ているかなと思います。それから私たち3人の共通点は全員AB型だということです。血液型はあんまり関係ないだろうけれど、たまたま3人ともAB型です(笑)

でも、知人の中でそういう人(ネット上で自分を前に出す人)の方が圧倒的に少数なんですよね。その理由はどこにあるのでしょうか。

分かりますか?

なぜなら、これってリスクが高いんですよね。

ビジネス規模が大きくなればなるほど、普通は公に喋っちゃいけないことの方が多くなるのですよね。

また、自分の発信によって変な炎上とかしちゃったら、事業全体に負の影響が及びます。

そういう事情もきっとあって、仕事上どうしても表に出なきゃいけないという時以外、あまりみんな発信しません。

もちろん個人的発信はせずとも、企業としては常に発信しているので、仕事の発信はそれで充分とも言えるでしょうが……会社の規模の大小問わず、上手くいっている企業の人は大概、ネットで自分をアピールしたりしないものだと思います。

一方で、八木沙耶系のメソッドにほだされたスピ系の人たちは「自分を売ることでお金になる」的な事を考えているため、やたらと「自分アピール」に一生懸命ですね。

なんかこの時点で一生成功できなさそうと思うのは私だけでしょうか?

 

自分と商品は違います。

自分と企業も違います。

自分とサービスも違います。

事業とは企業とは、商品やサービスを提供することで成り立つこと、それからその循環の作用で回っていくという当り前の事が分からないから、不特定多数の人に向かって「自分を売る」という馬鹿げた行為にも一生懸命になれるのだと思いますが、その行為こそが上手く行っている起業家の誰もがしていない行為だという事に気がついた方が良いですよね。

ほんとはまだまだあるけれど、長くなるのでやめます。

また気が向いた時に、これ関連のこと書きますね。

それでは!

 

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4 件のコメント

  • 連続で失礼します^^
    私も、自分=商品=サービス=企業になってしまうと立ち行かないのではないかな?と思います。
    あの界隈の人たちは、「プロ意識をもって自己管理すること=自分が商品」を「自分=商品=サービス=自分を見せつければいい」とはき違えているのかな?と感じます。逆にそれで、どうやって売り上げを作るつもりなのかが不思議です。

    仰る通り、本当に成功している人ほど、事業規模が大きくなるほどに言えないことが増えていきますし、自分の一挙手一投足が株価や事業に影響を与えるので、言葉はとても慎重ですし「同じレベルとしか付き合わない」とかもありませんし「ステージが変わった」などと旧知の友を切ることもしません(笑)。耳の痛い言葉を言ってくれる人や自分が頭を下げられる相手を大切にしている印象です。

    ビジネスの本質って古いも新しいもないんですよね、本質は「人の役に立つこと」でしかないと思います。
    成功したければスピ系・子宮系の真逆をするのが一番確実だなぁと心から思います。

    • こんにちは。
      仰る通りだと思います。
      「プロ意識をもって自己管理すること=自分が商品」で「自分=商品=サービス=自分を見せつければいい」と思い込んでいると思いますよ。
      自己管理なんてできて当然のことができない上に、それくらいの事ができたくらいでえばっちゃう感じがまさにスピ系って感じがします。

      ほんとこれまた仰る通りで、ビジネスの本質は「人の役に立つこと」ですよ。
      ただ西洋の基本はマネーゲームなので、そこを混同してしまって混乱している日本人は多いと思いますが、やっぱり原点は「人の役に立つこと」です。
      とはいえグローバル経済ですから、マネーゲームはある程度理解しなくてはならないものの、そこに溺れて本質を見失っては自分が辛くなるだけなので、世界全体はマネーゲームで動いていることを理解しつつも、自分は「人の役に立つこと」を商売にするをスタンスにするのが一番良いんじゃないかなと思います。

  • こんにちは。
    いつも興味深い内容です。

    自分自身、弱っているときに、いわゆるキラスピ系の方と何人も接したことがあります。
    私自身、これまで、普通にプロ意識や、「お金を稼ぐ」ということに
    普通の観念を持っている人達の中で
    生きてきたため、

    節々で、「?」と思うことがあったのですが

    「そうゆう概念自体が、他人軸!プロとか資格とか、関係ない!資格なくっても好きなことを取り敢えず始めればいい!
    そうしないから、あなたの人生は他人任せ!」と

    豪語され、とにかく弱っていた私は(笑)、
    「ああ、そうなんだ…」と思ってしまってました。

    今思うのは、
    あの人たちって、承認欲求がただただ強いのでは、と
    いうことです。
    そして、自分では悩んでる人を助けたい!とか言ってるけど、それなら、お金取らなくてもボランティアでも
    いいはず。
    本当に幸せな人は、「私は幸せ」アピールなんかわざわざしないはずでは?と
    感じています。

    片足突っ込んだ私としては、ここの存在は
    ぜひ多くの知らずに鴨になっている人に
    見てもらいたいです。

    • こんばんは。
      今まで通り真面目にやってきてそれなりの成果が出せたはずなのに、社会環境が大きく変化する時代の側面に入ると、それが上手くいかなくなります。
      月子さんのように悩まれた人は多いと思いますし、私自身もその1人です。

      ちなみに、私はたまたまマーケティングの中でも、トレンドの趨勢を常に確認する職業をしていたため、世の中を俯瞰できるスキルを職業柄身につけておりました。ですから、現在火曜日企画の中で、どのように社会環境が移り変わっているのかお届けしています。
      しかしながら、数年前に起きていたスピ系ブームの時は、自分の方が間違っているのではないのかと思う事態に度々直面していました。
      しかも、当時の私は経済環境の循環が上手く行っておらず意気消沈していた面があったため、月子さんと同じようにあの人たちがブログやSNSで繰り広げている不思議体験に振り回される寸前の気持ちも味わっています。
      だから、その気持ち図々しいながらよく分かります。

      ただ、その環境は社会変化の激しい中で起きてしまった一時的な代償と言えるもので、世の中はまた冷静を取り戻し始めていると思います。
      一時狂うような感覚を正しいと思っていしまった事は過去の産物として、お互い地道にいきましょう。
      その互いの道のりが普通の楽しさを社会に伝えるきっかけになると思っています。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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