ここ最近やたらと「多様性」という言葉が注目されているような空気感を感じます。
この推奨によって得られる未来は、求めていたものとは違う物を生み出すはずだなぁと思って危険視しています。
多様性を主張し始めた人は誰?
多様性という言葉がやたらと世の中で使われる契機となったのは、小池百合子が都知事選の時に「ダイバーシティ」を連呼した頃からなのかなぁという印象を私は持ち合せています。
最近CMを見ていても「多様性」という言葉がキーワードになっているように感じるけれど、こういう傾向は今からざっくり3年前からなのではないのかな。
ちなみに、小池さんが都知事に出馬した頃の私は、選挙権はないのにも関わらずがっつり小池さんを応援していました。これは黒歴史ですな(>_<)
じゃぁあの時誰だったら良かった?って言われても、どうとも答えられない選挙戦だったのが実情であり、未だに鳥越よりはましとは思っているけれど、小池さんはかなり女だぬきだったよね(>_<)
だから応援しちゃったとかいう私の言い訳はこれくらいにしておいて……話を進めましょう。
当時の私は、ダイバーシティとか私の知らない言葉を多用する小池さんが格好良く見えていた部分があります。
小池さんはダイバーシティの意味を深く理解して、そのような都市の形成を目指していたからこそ使っているのかなとは思っていたのだけれども……
ちなみにダイバーシティってこういう意味です。
ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようという考え方のこと。 もとは、社会的マイノリティの就業機会拡大を意図して使われることが多かったが、現在は性別や人種の違いに限らず、年齢、性格、学歴、価値観などの多様性を受け入れ、広く人材を活用することで生産性を高めようとするマネジメントについていう。 企業がダイバーシティを重視する背景には、有能な人材の発掘、斬新なアイデアの喚起、社会の多様なニーズへの対応といったねらいがある。
都知事になって早4年目、実務を見ている限り、そのような構想が彼女の政治思想にあるとは思えないのが実情です。
そしてあれから4年、小池さんにようやく詳しくなった私は、彼女の行動原理が掴めるようになってもきました。
そして分かったことがあります。
ダイバーシティは「単におしゃれな感じだから言ってみただけ」だと思います。
つまりですね……小池さんはダイバーシティの意味すらどうもよく分かっていないっぽいんですよね。
っていうか、小池知事は、とりあえずカタカナ語をフル活用しておけば、それなりにすごい事をしているという雰囲気が作れて、その雰囲気で当選できるという思考回路の中に生きているだけだと思います。
っていうか、アウフヘーベン始め、小池都知事が初めて使い出しただろうカタカナ語は他にもあるんだけれども、どれもこれもきちんと理解して使っているとは思えないんですよね。
ということで、小池さんが「ダイバーシティ」と連呼し始めた頃から、日本社会は多様性がトレンディな世の中になっているのだけれども、トレンディな感じ=先進的な感じで多様性を求めるとガチでドツボに陥ると思うから気をつけた方が良いと思うんです。
多様であることが普通であって、それは主張するほどのことでもない。
そもそもの話なんだけれども、人は得意な事と不得意な事があるし、ものすごく興味を持てる分野もあれば、どうにもこうにもどうでもいいとしか思えないものもあります。
そういった得意なことや興味が続くことをヲタク的にできる環境があれば、当り前にそれぞれの人に違いがあることが当り前になります。
でも今の日本の教育環境や社会環境は、みんな同じであることを良しとしていたり、平均的である事が安穏と生きるための術みたいになっています。
だからこそ、この画一的なものを打開するが如く、「多様性」という言葉が注目を浴びる環境になっていると思うんだけれども、これってすごく危険だと思うのです。
多様性を主張することが既に二元論かぶれ
多様性の主張の背景にあるものは、画一的なものに対する反発だと私は思っています。
そもそも人間というものは自然の産物なのだから、規格商品のように画一的になりっこないのだから、このような社会体制に反発を持ち合せる人の感情は、当り前に生じるものだとも思います。
だけれども、画一に反発するために多様性を主張することは、それは単に二元論の中の論議に陥るだけであって、全くもって問題解決の糸口にはならず、さらに複雑怪奇な問題を積み重ねるだけだと思います。
画一から反発して多様性を求める構図は、自由と平等を併記する構図に瓜二つだと私は思います。
つまり、デュープスの思想の範疇内にある出来事ということです。
何がおかしいのかはもう少し説明しないとなとは思うのだけれども、説明すると延々となりそうなので、一旦ここで記事を分けます。
また気が向いたらこのこと書きます。
その間に、多様性という言葉の中に絶対的に必要なはずなのに、確実に忘れられている要素を探しておいてもらえたら嬉しいなと思います。
ヒントになるかもしれない記事置いておきますね。
ではまたね♪
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