※こちらは、以前私がアダルトチルドレン(現在の自分の生きづらさが親との関係に起因すると認めた人)の問題に向き合っていた時に書いた内容を掲出しています。できれば最初からお読み頂ければと思います。→0.はじめに
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アダルトチルドレンは国民病?!
第五章 アダチル連鎖を断ち切るために
5-4.親を許すことはラストステージなミッション
先の項目で「許すことを目標に」と書かせて頂きましたが、実は「親を許す」ということは、とっても難易度の高いことです。それをよく肝に銘じておいてほしいなと思っています。
七年前に精神世界に没頭するようになってから、私は心の解明に勤しんでいました。そして私は、「エゴ」というもの扱いを制すれば、多くの悩みが解決するのではないかと思いました。
そこで私は、ネットや図書館でエゴに関する書籍を片っ端から探してみたのですが、この世の中でエゴを実直に研究されていた方は、エックハルト・トールさんしかいませんでした。
そのため私は、エックハルト・トールさんが書いてくださった「ニューアース」を片手に、自分の心の中身を観察する日々を過ごすのですが、一番苦労したのは、身近な人へ生まれてしまう憎悪などを切り離し、その感情を消滅させることでした。
親や伴侶、そして恋人など、一般的な友人や知人とは違う密接な関係値のある人間関係ほど、私たちは自分の気持ちをコントロールできなくなります。どうかこのことを重々理解しておいてください。
だから、いきなりそこに気持ちを向けて解決しようと、一生懸命にならないようにしてください。
私たちがイライラしたり、腹が立ったり、憎悪を感じる対象は決して親だけではないはずです。
運転中に渋滞にはまった時や電車が遅延した時に感じたイライラなど、人間関係にも当てはまらない遠くにあるイライラだって沢山あるはずです。親との関係を再構築することを願うのであれば、このような小さなイライラを消滅する試みを沢山実践するようにしてください。些細なイライラでさえ自制できない状態で、いきなり最も憎悪が吹き出す親を相手にイライラを消滅させようとするなら、必ずぬかるみにはまりますので、気をつけましょう。
だって、親や伴侶など、密接な関係値を持つ人との間に蔓延る感情を整理して、折り合いをつけるって、スーパーマリオだったら8-4(最終ステージ)っていうくらいの、超高難度ステージのアトラクションなんです。スーパーマリオをやったことある人なら、1-1で最初は誰もがつまづくことを覚えていると思います。8-4くらいのレベルまで行けるようになれば、1-1など簡単に思えますが、最初は1-1だって難しいんです。
この本を手に取ってくれた方は、いの一番に解決したいことはきっと親の事だと思います。
ですが、親を許す前に、私たちはもっと許せる体質になっておく必要があるし、またエゴがどのような作用で活動しているのか知っておく必要があります。
この扱い方を覚えた先に、親を許せる気持ちが醸成されるというステージがやってくることを憶えておいてください。
また、エゴの扱い方については前著「生きやすさを手に入れるための 波動とエゴの法則を書いた本」に詳しく書かせて頂いておりますので、そちらも是非参考にしてください。
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