2-2.戦前と戦中・戦後の言葉に対する認識の違い

※こちらは、以前私がアダルトチルドレン(現在の自分の生きづらさが親との関係に起因すると認めた人)の問題に向き合っていた時に書いた内容を掲出しています。できれば最初からお読み頂ければと思います。→0.はじめに

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アダルトチルドレンは国民病?!

第二章 過去と現代の狭間にあるもの

 

2-2.戦前と戦中・戦後の言葉に対する認識の違い

「お国のため」この言葉一つとっても、戦前に生きた人々と戦中・戦後に教育を受けた人々では随分言葉に対する認識が違うことに私は気がつきました。

以前の私は、先ほども申し上げた通り「お国のため」という言葉を聞いた途端、虫唾が走るほどの気持ち悪さを感じていました。

その一番の要因は、「戦争」と「お国のために」という言葉が密接的なイコールで結ばれていたからだと思います。「お国のために」という言葉を聞いた瞬間に、先の大戦の悲惨なイメージが頭の中になぜか過ぎってしまうのです。

ですから、戦争というものは、国という単位が存在しているからこそ起きているのだと思うようになりました。そして、国という単位に拘りに縛られるからこそ、人類の歴史は悲惨に満ちあふれているのだと確信するようになっていきました。

また、学校教育で習う戦争の話で強烈に刻み込まれるのは、国民への人権侵害だと思います。だから、国のために自分の人生を放棄することなど、人としてあってはいけないことだと思っていました。そして、自分の人生は誰にも縛られてはならないものと自然と思うようになりました。親であっても、友人であっても、私を縛るものは許せない、人は自由でなくてはならないという考えを馴染ませていくようになりました。

だからこそ、国境の無い平等社会によって地球市民になっていくことが、理想的な未来の形であるという風に思うほどになりました。

また、当時の私に特段の自覚はなかったにせよ、母国である日本は、地球に存在する価値がないほど悪い国だと思い込んでいた部分があると思います。

ですから、国の中枢で陣取る権力者を半ば当然のように「悪」だと認識するようになっていきました。そして、悪い奴の言いなりになってはならずに自分を大切にしなくてはならないという意識を持ち合わせるようになったため、常に反発の思いを抱いていました。また、日本という国家が存在していようといなかろうと、私は生きていけるとも思い込んで、三十歳半ばまで生きていました。

しかし、そんな私でも尖閣諸島などで横暴を繰り返す中国の本性に気がつくことによって徐々に目が覚めていきました。「国境のない世界こそが世界平和に繋がる」と日本人が信じている間に、隣国は確実な侵略を実行していると分かった時には、青ざめる思いを抱えました。

「国境のない世界が平和を作る」というスローガンは、日本を侵略し世界覇権を夢見る人々の詭弁であって、彼らの侵略が完了した時点で、私たちが日頃当たり前だと思っているささやかな幸せは全て消滅することに、ようやく気がつくに至ったのです。

事実、中国が侵略したウィグル、モンゴル、チベット、台湾では、様々な形で民族浄化が行われており、今目の前で、支配者の意向によって、民族を消す活動が行われています。ここに気がついてから、私の物事の見方が変わり始めました。今まで戦争と向き合うのは嫌で嫌でしかたがなくて目を背けていたのですが、向き合わなくてはダメだと思い、祖父が残してくれた日記を含め沢山の書物を読み始めました。

そして、戦争の歴史を読み解いていくと、祖父も含めた先人たちは尊い子孫のために命をかけて戦ってくれていたことに気がつきました。

私の祖父は、陸軍の兵士で主に中国大陸の戦地で働いていました。そのため、学校で習った南京大虐殺の話は、自分の祖父の悪事のように思えて複雑な思いを抱えました。

しかし、改めて読み解いていくと、私たちの祖父たちは学校で習った思惑とは真反対の理由で戦争に出かけていたことが分かりました。

真反対というのは、侵略か防衛かという意味です。

日本は世界の覇権を握ろうとして、侵略戦争を繰り返したと、私たちは教えられていると思います。

実際は安全保障上の危機に迫られた上で、防衛戦争を繰り返していたに過ぎませんでした。確かに行き過ぎてしまった面もあったでしょうし、軍部の判断ミスで戦争の収集がつかなくなり長引いてしまった挙げ句、国民全体を力の圧力でコントロールせねばならない事態を引き起こしてしまったことは事実です。

それでも、祖先が侵略戦争をしようとしていたのか、それともまだ生まれぬ私たちを思い命を賭けて戦ってくれたのかでは、事実は全く違って見えてきます。

また日本の教育やメディアからの情報発信では戦地となったアジア諸国の多くが日本をどう思っていたのかは見えてきません。

唯一アジアの声として届けられるのは決まって中国・韓国・北朝鮮ですが、この三カ国は当時存在していません。なんなら、韓国と北朝鮮は、当時は同じ日本ですから、争うことなど考えられません。しかし、当時存在していなかった国の主張こそが真実であり事実であると教えられるのが昨今の日本です。

一方で、第二次世界大戦で戦地となった東南アジアの国々での事実や思いは、学校で教えられることはまずないでしょう。

東南アジアの国々は、先の大戦で戦った日本のことをどう思っているのでしょうか。なぜ私たちは知らずにいるのでしょうか。私たちこそ知るべきことなのではないのでしょうか。

ですからここで、東南アジア諸国の声を少しご紹介したいと思います。

 

ククリット・プラモード元首相(タイ)

日本のおかげでアジア諸国は全て独立しました。日本というお母さんは、難産して母体を損ないましたが、生まれた子供はすくすくと育っています。今日、東南アジアの諸国民が、米英と対等に話ができるのは、一体誰のおかげであるのか、それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったからです。(タイの新聞『サイアム・ラット紙』)

 

 

ガザリー・シャフィー元外務大臣(マレーシア)

(日本政治家の「大戦において貴国に対しご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」との挨拶に対して)

日本はどんな悪いことをしたというのですか?

マレー半島で南下したときの日本軍はわずか3ヶ月でシンガポールを陥落させ、我々にはとてもかなわないと思っていたイギリスを屈服させました。あの時は神の軍隊がやってきたと思いました。日本は敗れましたが、英軍は再び取り返すことができずマレーシアは独立したのです。 (一九八八年七月十九日於・赤坂プリンスホテル)

 

サンパス元復員軍人省長官(インドネシア)

特にインドネシアが感謝することは、戦争が終わってから日本軍人約千人が帰国せずインドネシア国軍と共にオランダと戦い、独立に貢献してくれたことです。

日本の戦死者は、国軍墓地に祀り、功績を讃えて殊勲賞を贈っているが、それだけですむものではありません。(一九五七年来日の際の発言)

 

グラバイ・デサイ弁護士会会長・法学博士(インド)

インドは程なく独立する。その独立の契機を与えたのは日本である。インドの独立は日本のお陰で三十年早まった。これはインドだけではない。

インドネシア、ベトナムをはじめ東南アジア諸民族すべて共通である。インド四億の国民は深くこれを銘記している (一九四六年 デリーの軍事裁判に参考人として召還された藤原岩市F機関長に対する挨拶)

 

バーモウ元首相(ビルマ)

歴史的に見るならば、日本ほどアジアを白人支配から離脱させることに貢献した国はない。

真実のビルマの独立宣言は1948年の1月4日ではなく、1943年8月1日に行われたのであって、真のビルマ解放者はアトリー率いる労働党政府ではなく、東条大将と大日本帝国政府であった。(自伝『ビルマの夜明け』)

 

このような言葉からも、私たちが教科書で習う「侵略戦争」こそが、事実から随分かけ離れた話であり、「防衛戦争」もしくは「東南アジア諸国の独立戦争」の方が歴史的事実である様子が伺えます。

ただし、アジアの国々を支配していた欧米諸国から見れば、アジアの独立の為に戦った日本は、欧米人にとっての侵略であったことは間違いないと思います。

ですから、欧米人から見る日本の戦争が「侵略戦争」であったことは事実として受容れなくてはならないのかもしれませんが、私たちは日本人です。

日本人が日本人の視点に立った上での視点を欠落させることは、事実を歪曲することに繋がっていきます。祖先はあくまで防衛戦争の視点で戦っていたということを見誤ると、当時の人々の本当の思い、「お国のために」と頑張ってくれた本当の思いは見えてくることはありません。

 

そして、自分が「お国のために」という言葉に強烈な嫌悪感を抱いて何十年も過ごしてしまったのは、欧米の考え方を用いてこの国を眺めていたからなのだと思いました。

さらに、この欧米的考えを元にして、日本を否定していき、個人を尊重していく言動によって、私たちは日常に不満を持ち合わせ、いずれアダルトチルドレンに進化していくのだと気がつきました。

2 件のコメント

  • あなた達の世代の方たちがどういうふうに世の中をとらえているのか— 戦後生まれの私にはとても考えさせられます。ただし、飛躍しすぎている箇所もあり、あるいは説明不足なのか戸惑いも感じられます。
    例えば:
    「韓国と北朝鮮は、当時は同じ日本ですから、争うことなど考えられません。」
    「中国が侵略したウィグル、モンゴル、チベット、台湾では、様々な形で民族浄化が行われており」
     国家とか民族をどう定義されているのでしょうか?韓国と北朝鮮は当時は日本だ、とするならウィグル、モンゴル、チベットは現在は中国です。私は北京に40年近く住んでいましたが中国政府の民族弾圧に強く反対する漢族もおります。国家対国家の対立とは別に
    そこに住んでいる人たちは対立を望んではいません。

    • 明けましておめでとうございます。
      ご指摘ありがとうございます。
      韓国と北朝鮮の第二次世界大戦に対する主張は「韓国が連合軍側に立ち日本から独立を勝ち取ったものだ」と言ってますが、これは歴史的に見て全く根拠のない嘘です。
      その件について話させて頂いて降ります。
      また韓国と北朝鮮は侵略されて日本になったのではなく、朝鮮が自らお願いして日本に併合されました。
      また朝鮮に関しては、日本が対立を作っているのではなく、彼等が対立を糧にしたビジネスとなっています。
      その点もウィグル、モンゴル、チベットとは違いますので、中国が侵略した地域と朝鮮を同じ視点で見ると混乱すると思います。
      それではこれからも宜しくお願い致します。

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