【神道と波動】むすびと注連縄

神社巡りを積極的にするようになって、波動に目覚めることになったのですが、

その頃は神道と波動のしくみがこれほどまでに同じしくみだとは知りませんでした。

 

答えは最初から日本の中にある。

私がブログを始めたきっかけは、神社巡りの備忘録だったのですが、当時の私は神社という存在が何なのかほとんど理解していませんでした。

神社に行けば神様がいて、そこに願いを伝えれば叶えてくれるくらいにしか思っていませんでしたが、分かってないなりに興味を持つようになり、古事記を読むようになり、そして神道の考え(哲学)が理解できるようになっていくうちに、「答えは全部日本にあった」ということに気が付くようになりました。

もちろん波動のしくみについても。

無知だったがゆえに色んなことに首突っ込んでみましたが、神道の考えそのものが波動を理解した上での考えだったんだなぁと、ようやくここ2年くらい前から気が付くようになれました。

アセンションやら、チャネリングやら、波動やら……スピリチュアルな情報は主に海外由来で伝道してくることが多いですが、わざわざ海外から情報を集めなくとも、最も本質的なことは最初から日本にあったんですよね。

それに気が付いて、私は一体どうしてこんなに遠回りをせねばならなかったのだろうとすら思ったこともあります。

ただ、遠回りしてしまったからこそ分かったこともあるし、どこに勘違いあったのかというのも、沢山間違えた分だけ理解できるようになったのは良かったかなと思います。

 

常に変化することを伝えている神道

西洋系の情報って、目的やゴール地が明確に設定されていて、そして「そこに辿り着いたら永続的な幸福が得られる」的な情報が多いように思うんです。

冷静に考え直してみれば、西洋由来のこういう系の話のほとんどは「人参をぶら下げられていただけ」に過ぎなくて、そしてゴールもほとんど誰もがたどり着けないゴール設定のように思います。また、ゴールに辿り着いたとしても想像とは違ったりするから、果てしなく右往左往する事になってしまっているように思います。

しかしながら、元々日本人が紡いできた神道という信仰概念は「くっついたりはなれたり、またまとまったり、ととめどなく揺らいで紡いで繋がっていく」という観念で成り立ってるんですよね。

こういう神道の概念は大ヒット映画の「君の名は。」などにも見られます。

特におばあちゃんと紐作りをするシーンは神道そのものですね。

「糸を繋げることもむすび、人を繋げることもむすび時間が流れることもむすび。全部神様の力や」

「わしらのつくる組紐もせやから、神様の技。時間の流れそのものを表しとる縒り集まってかたちを作り、捻れて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり…それがむすび。それが時間」

おばあちゃんが三葉に教えたこの言葉は、まんま神道です。

そして、波動というものも、おばあちゃんが言う通り「縒り集まってかたちを作り、捻れて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり…」っていう事を繰り返していきながら波動上昇していきます。

西洋系スピの人は「みんなでアセンション」とか「世界平和」とか「皆同じソース」、「みんな一つ」とか、全部一緒となる基本概念が根底にあるため、私のように低波動と距離をとったり、人を区別したがらないように思うのですが、波動の概念、神道の概念を紐解いていけば、本来くっついたり離れたりするのは当たり前のことで、それを繰り返しながら昇っていくことしか、道理的にはできないのではないのかなぁと思っています。

 

また、以前より波動上昇は「螺旋階段みたいな構造をしているのではないか?」と思っていたのですが、

どなたかが(多分、山村先生か竹内睦泰さんのどちらか)「神社の注連縄はDNAの二重螺旋構造と同じです。」と仰っているのを聞いて腑に落ちる思いがしました。

注連縄も「縒り集まってかたちを作り、捻れて、絡まって、時には戻って、途切れて、また繋がり…」を繰り返しています。

 

現代人は、形崩れること、社会形成が変わること、人と人が分離していくことなどを嫌い、同じ形態のままを求めがちですが、それこそ不自然なことで、

時と供に人は変わり、仲間も変わり、くっついたり離れたりしながら時を経過していくのが普通のことだと思います。

そして、先に行くべき人が先に行くことは、選民思想でも何でもなく、ただの役割です。

神道をきちんと知ることは、地球の道理を知ることに繋がるのではなかろうかと、最近の私はそう思います。

 

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14 件のコメント

  • こんにちは!お久しぶりです!

    毎回の内容が本当に自分にはタイムリーな内容で、気付かされることが多いです。

    結ぶとか繋がり、絆にしろ「糸」が入ってますよね。
    趣味でマクラメ編をするんですが、編み物系ってしっかり結んで作ってもまたほどいて紐に戻して違う編み方とかで作り直すことができるんですよねぇ。
    同じ作業をコツコツ繰り返して完成して、古くなってほどけても編み直せるし、繋ぎ直すこともできますしね。最初ヘタクソでも、繰り返していくうちに力の調整で綺麗に仕上げられるようになっていきます。

    縄も昔から運ぶ・括る・縛るで生活の中で使い方でものすごい役をしてますよね。
    結ぶって「技」があるなと思います。「結ぶ」専門の本を持っていますが、技がいっぱいあります。
    キャンプされてる方なんかは詳しいかもしれませんが、本当に奥が深いなと思います。
    (難しくて実践できたことはありません(笑))これも実践してないと、たぶん災害の時などはいきなりは使えないです(笑)

    日本には、水引きなんかも、「結び方」で表現がありますよね。美しいなと思います。
    世界中に糸を使った伝統工芸がありますが基本的には古い伝統で大事にされてきたものばかりですよね。
    そう考えるとますますゆりこさんの書かれている内容が沁みてきます。

    あと、海外のスピリチュアル本については、読んでいて全然入ってこない事が多々ありました。
    翻訳の仕方にもよるんでしょうが、精神世界の眼に見えない「感覚」とかで表現されるものを字で表現するのもなかなか大変だと思うんですが、西洋の方と日本人じゃそもそも「感覚」が違うので向こうの直訳みたいなものを日本人の解釈で理解しようとすること事態がもう色々と歪んじゃってるように思うんですよね。
    むこうの「ニュアンス」とこっちのニュアンスが違うっていうか・・。
    読んでても「自由って言ってるわりには答えが一つしかね~~なぁ~~」と思ってましたから、ゆりこさんの説明は腑に落ちました。

    「アミ小さな宇宙人」では、地球人よりも心の温度が高いアミにも「苦手な人がいる」という表現がでてきてましたよね。だけど別に争うこともないし、ただ「自分にはちょっと合わないってだけさ」みたいな事が書いていたのが今なら良く理解できます。

    • こんばんは。
      共感してもらい嬉しく思います。ありがとうございます。
      西洋の感覚と日本の感覚はかなり違うと思います。やっぱり一神教と多神教では全ての価値観が違いますし、私たちがその感覚の違いを考慮せずに向こうの感覚だけに引きずられたら本質的なものからどんどん遠ざかると思ってます。
      そして多くのことはこの違いを加味することをせず、西欧の価値観だけに捕らわれて流入してるからややこしくておかしなことが起きているだけかなと思います。

      ですから、日本人は改めてまず日本を知ることが大事だろうなと思っています。

      これからも宜しくお願い致します。

  • こんにちは!

    先日、竹久さんの記事、私の物語 ムーの記憶
    を読んでいる際

    原作 竹久友理子
    監督 新海誠 
    という表現が正しいかわかりませんが
    自然と新海誠の映画の世界観とともに読み進めていました。
    些細なことですがちょっとシンクロを感じて嬉しく思いコメントいたしました。

    竹久さんの記事を読んでいると
    日本人に生まれて良かったという実感が湧いてきます。

    • 読んでくださりありがとうございます。
      どうにもこうにも浮かんでしょうがない映像をそのまま小説風にして書いただけのものなんですが……意外に評判が良いんですよ(^^;)
      ただ、地球が消えた所から映像がピタっと止まっちゃて、あれからその続きは書けないんですが……
      お褒め頂き嬉しく思います。

      私たち、日本人に生まれて良かったですよね。だからこそ、誇りある日本を取り戻していきたいですよね♪

  • このところ自分はタイムトラベルを題材にしたテレビゲームで遊んでいるのですが
    物語の中で語られてる時間の概念であったりなんかを考えていると
    らせん状で枝分かれしたり収束したりということがなんとなく腑に落ちる気がします。
    やっぱこの世は情報とエネルギーだけで、実は空っぽなのかも知れない。

    • こんにちは。
      同じ感覚を持ち合せていることを知り、素直に嬉しく思います。
      結局人は、道理と合わないことをするから苦しんでいるだけなんじゃないのかなと思うことが最近は多いです。
      仰る通り、空っぽなのかもしれないですよね。
      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • お返事いただきありがとうございます!
    “私の物語 ムーの記憶”、臨場感溢れる表現に
    どんどん読み進めたくなる素晴らしい物語です。
    本当に新海監督に映画化してもらいたいです。
    またムー大陸の様子を伺うことができて興味深かったです。
    もっと読みたいと思っていますが、映像が止まってしまったのですね。
    きっとこれにも理由があるのですね。
    ムー大陸は一夜にして沈んだと言われていますが
    自分の考えでは、沈む=大陸が沈下したと思い込んでいましたが
    そうではなく、彗星によってもたらされた水によって
    地球の海面が上がったという節、ものすごくしっくりきました。
    まさにノアの箱舟です。

    また、むすびと注連縄の記事に
    今感じていた世の中の違和感の答えを探すことができました。
    私たちは、人を分け隔ててはいけない、みんな仲よくね☆というような思想を
    子どもの頃から散々たたき込まれてきました。
    それは竹久さんがご指摘されている戦後リベラルによるものだと思います。
    さらに輸入スピは表面的な“人類愛”を説き
    分け隔てる心をマイナスなもののように捉えていると感じます。
    そのような思想の中で、スピリチャルについて学ぶ程に
    自分があたかも包容力の無い人間のように感じられて
    自身の精神性の低さとしてとらえてしまい自己嫌悪に陥ってしまう部分がありました。
    でも、竹久さんの記事からやっぱりそれは違う!ということがわかり
    分離という手段を肯定的にとらえることができたことで
    一気に気持ちが楽になりました。

    このような感じで、竹久さんの記事から
    日々生きる知恵をいただいております。
    最近はやっと“今”にピントを合わせることができ始めたように思います。
    これからも宜しくお願いします(^^)

    • お褒めくださり、ありがとうございます。
      彗星がぶつかる話は、彗星探索家の木内鶴彦さんが臨死した時に見てきた情報が基になっています。
      私はスピリチュアルというより古代の文明と言われるアトランティスやムーとかエジプトとかそういうものに結構興味がありました。そして、ある時木内さんが臨死体験で見てきたという話を知った時に、「あぁ!これだ!」と思ったんですね。
      そういった事前情報もあって浮かんできた映像なだけなので、ムー本来の話というより、単なる私の妄想だと思って頂いた方がいいかも(^^;)。あくまでフィクションとして楽しんで頂けたらと思います。

      気持ちが楽になったとお聞きし、素直に嬉しく思います。
      変化の激しい時代ですが、落ち着いた心持ちで「今」を捉えて、軽やかな気持ちで生きたいですね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

  • ゆりさんこんばんは^_^

    日本は元号によって時代の空気が違うように思えるのですが(と言っても明治以降しかよくわかりませんが)
    元号は波動の切り替え、区切りのような働きあるんですかね?
    ゆりさんの考えをお聞きしたいです。

    執筆がんばってください!

    • おはようございます。
      今は天皇の代替わりでしか元号が変わりませんが、明治以前の日本では、災いや天災などがあったり、節目となる事が起きると元号を変えていた言います。
      ですから「気を変える」という作用があるのだと思います。
      新年を迎えることによって、それまでの年のことが一気に過去のことになるように、そのような区切りを持ち合せる効果が元号にはあると思います。
      「変わった」という感覚を誰しもが持つことで、災いや天災などを引きずらず、また新しい時代を晴れかな気持ちで受け止めることはまさに「気が変わる」ことであり、もちろん波動の効果もあると思います。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

      • こんにちは。

        ご返答ありがとうござます。

        なんか天の氣みたいながあって、その時代の空気や人の集合意識を左右しているのかなと思ったのです。
        節目ごとに元号を変えていた昔の人は、今より気に敏感だったのでしょうね。

        新しい御代の前に、戦後の洗脳に気がつけてよかったです(^_^;)
        新たな時代は日本人が真実のもとに歩んでいくような時代になると良いと思います。

        • こんばんは!
          仰る通り、今の時代に生きる人より気に敏感だったと思いますし、繊細だったと思います。
          今の日本人にもその繊細さはどこかしら残っているから、みんな右往左往しているんじゃないかなと思います。
          平成は平和に成る過程の道のり、次の時代は仰る通り真実であり真理であり、本質に立ち返る過程の時間になりそうですね。
          天皇弥栄ですね☆

          これからも宜しくお願い致します。

  • 神社は、女性の体を模して作られていると聞いたことがあります。
    参道は産道、お宮は子宮といったように。
    神社は、自然だけでは完成しないと考えています。
    天地の法則に則った人の働きが、あって完成します。
    伊勢神宮は、本当にそのバランスが良いのだと感じます。
    奈良時代の書物には、神と書いて「こころ」とルビがふって
    ありました。
    人心が乱れると天変地異が起こると言われていました。
    天変地異は、多くの人の命や、建物が壊れます。
    物みな命、形あるものも現象も波動も情報体なのだと考えます。
    故に意味のあるものは命、形あるものに意味があり考えます
    神道は、命の真実を我々に授けてくれると感じます
    それが神代から伝わるこころだと感じています。

    神代とは古き昔のことならず今を神代と知る人ぞ神。

    • おはようございます。
      私も参道は産道、お宮は子宮と聞いた事があり、それを聞いてからこの説が一番腑に落ちるなと思っています。
      俗世界にいると元々いた世界を忘れがち、それを時折思い出す必要があるため神社があるのかなぁと思ったりしました。
      今の世界は何でも科学頼りで、その科学の根本には常に人の心があることを忘れてしまいがちで、身の回りで起きるあらゆる現象の根本に自分の気持ちが介入しているということを忘れがちなのが、物事の根本的解決から遠ざける原因になっているのではないのかなぁと思ってます。

      全てが地続きであるということを取り戻していきたいですね。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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