絶対に嫌だと思って遠ざけていた道の先には、ありがたいばかりの光景が広がってた。
起業する前と後では見える世界はこんなに違うのか
火曜日の記事でポロっと触れたのですが、私地域おこし協力隊となると同時に起業したんです。
地域おこし隊になると同時に起業するなんて前代未聞かもしれないんだけど…地域おこしのための私のアイディアを実現するためには、どうしようもなく法人格が必要だということに気が付いたから、起業するしかないなと覚悟を決めまして……したんです。
ってか、本音の話、起業だけは一番遠ざけたい事案だったんです。
でもこう言うと、個人事業主だって同じじゃんって思う人も多いと思うんだろうけど、私の場合、ただの完全なフリーランスなだけだから、全然起業ではなかったんですよね。
しかも、これまでの仕事は仕入れもなく、経費もほとんど使う必要のない事業を選んで、小さい額であっても着実に黒字になる仕事しか選んでこなかった。
だけど、これからやっていく事業は先に明確な投資が必要で、そのためには融資もしてもらわなくてはいけない。
つまり、借金を背負うっていうこと。
これが嫌だった(笑)
これまで私は、借金まで背負って仕事を始めたいなんて思う人ってどれだけ目出度い人なのだろうと思っていたくらい、仕事をするのに借金をする理由が分からなかったけど……今思えばそこまでしてしたいと思うことが私にはなかっただけのことだと思う。
だけど菅島に出会って、菅島の現状の問題を解決したいと強く思うようになってしまったの。
そのためには借金背負ってでもやってみるかと思うようになってしまい、そして起業をし、今融資のお願いであちこち行脚してるわけですが……あんなに嫌だと思っていたはずのことだったのに、今はこっちの世界に来て良かったなと思ってます。
それはなぜかというと、日本の温かさを知ることになったからです。
日本は本気で何かをしたいと思った人に対する制度が沢山あって、そしてそこで自分の思いを伝えると同じ気持ちになって協力してくれる人たちがいます。
今回一歩踏み出すまで知らなかった世界です。
夢を一緒に叶えようとしてくれる人や制度が、日本のしくみの中にあるんです。
私はこの一歩を踏み出すまで、こんな世界が自分の国の中にあるなんて知らなかったです。
知らなかったからこそ借金なんて抱えたくないってずっと思ってたけど、借金を抱えてでもどうしても叶えたいものがあると勇気を出して一歩進むと、そこには「そういう人を待ってましたよ」と手助けしてくれる人や制度がありました。
この世界を知って死ぬか、知らずに死ぬかでは、この国の良さの理解の次元が違うなと痛感しています。
まだまだ不安だらけで、毎日想定していないことに振り回されっぱなしですが、それでも日々これまで体感したことのなかった感謝と感動の中で生きている事は間違いないです。
この経験ができていることが今はありがたくて仕方がない。
でもこの経験だけで終わりってことでは後味が悪すぎるので、これから3年しこたま仕事して、さらなる境地へと、感動へと向かっていきたいと思います。
それにしても壁の先にこんな世界が待ってたなんてね。ほんと人生捨てたもんじゃない。楽し過ぎるよ♪
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