㊋覚えるから見つける、そして考えるの時代へ

おはようございます。

火曜日は「変わる、終わる、始まる」です。

この「変わる、終わる、始まる」では、社会全体のトレンド(流行や趨勢・すうせい)に関する情報をお届けしています。

時代によって、インフラが変わり、またこの変化によって人の興味も変わります。

激動の時代と呼ばれる昨今の中で、立ち止まって全体を俯瞰できる情報をお届けしていきたいと思ってます。

また「変わる、終わる、始まる」も月曜日の「今日から使えるマーケティング講座」と同様、お仕事で利用して頂けたら嬉しいなと思っていますので、こちらも朝7時に更新していきます。

こちらも朝のお供として、是非活用してくださいませ♪

 

バラエティ番組は、潮流を読み取れます。

この間、たまたまリビングで流れているテレビに度肝を抜かれました。

それはクイズハッカーという名の番組で、時間内にスマホを使って検索をして、その答えを見つけるという、完全に異次元スタイルと言えるタイプの番組でした。

番組概要はこのように書かれています。

知識=スゴイ の時代はもう終わり!?
前代未聞!
スマホで答えを検索する新クイズ番組!
令和の時代に求められる
「検索力」にスポットを当てた
知識がなくても正解できるクイズに、
12人の芸能人たちが現代の必須アイテム、スマホを片手に挑戦!
果たしてどうやって検索するのか?
そして!この番組はスマホがあれば
誰でもクイズに参加可能!
テレビの前の皆さん!
あなたならどうやって検索しますか?

現代を理解している!としか言いようがない、番組ですね!

私のブログは往々にして、メディア批判を繰り返しておりますが、かといってテレビを見るのをやめないのは、こういう部分にあります。

ダメな番組も多いけれど、良い番組もありからだけではなく…それ以上に、トレンドを読み取り易い側面もあるからです。

特にバラエティ番組は、世の動向が分かりやすく反映されます。

それはバラエティこそが、何よりも世の動向を抑えて番組制作をしているからだと思います。

メディアの番組構成には大きく分けて、報道、ドラマ、バラエティがありますが、このジャンルによって同じ放送局でも必ず視点は変わります。

どのように変わるかと言うと……こんな感じだと私はみてます。

報道……局&新聞社の政治思想の現われ

ドラマ……時代を反映しつつも、局&新聞社の政治思想が現われていたりしがち。また、局&新聞社の政治思想の扇動ツール

バラエティ……視聴者が喜ぶものを届ける

 

つまり、バラエティだけが、視聴者にガチで寄り添っていると言えるんじゃないかなと。

そして、バラエティ番組の方向性を見ていくと、それだけで世相のトレンドも分かると言えるんじゃないかなと、私は思ってます。

たとえば、今でこそ日本再発見的な番組は多く、それが当り前になっていますが、このトレンドが現われたのは10年前くらいのことです。

そして、このトレンドが主流になったのは、東日本大震災後です。

世の中に「日本について考えなきゃ」というトレンドが現われだしたからこそ、こういう番組が世の普通になっていったと思われます。

そしてバラエティが世相を反映しやすいのは、他のジャンルよりも思想のしばりが少ない上に、視聴率ありきだからだと思います。

視聴者に迎合するからこそ、民意が番組に現われやすくなるから、バラエティ番組の構成を追ってくと、時代が見え易い側面があるのです。

そして、そんな世相の現われとも言えるバラエティクイズ番組が、画期的な動きをし始めたのです。

見逃すわけにはいきません。

 

覚えるが優先の時代の代償とは?

私が高校生の時代は、スマホはおろか、インターネットはおろか、携帯すら誰も持っていませんでした。

そんな時代に「検索で答えを見つける」なんて、思いもつかない発想でして……そんな時代にクイズハッカーなる番組なんて誕生しようもないでしょう。

また、ネットが発達していなかった四半世紀前というのは、簡単に検索する術など誰もが手に入れていないのですから、「とにかく情報を覚えること(情報を丸暗記すること)」が何より優先される時代であったと言えるでしょう。

また、この時代賢いと呼ばれる人と暗記に優れた人は比例関係にあったとも言えるはずです。

たとえば、数学の公式を覚えたとしても、それを利用できなければ現実社会で何の役にも立たない単なる知識ですが、覚える事に焦点が当たっていた時代は、その公式がどこで利用できるか、どこで役に立つのかが分からないままに、ただただそれを覚え、そして覚えた人が勝つしくみになっていました。

しかしながら、情報を丸暗記できることが賢さとは言い難いということは、昨今の覚える事の必要性が薄れていく時代の変化によって明らかになってきていると言えます。

たとえば、元民主党の小西洋之議員(クイズ小西)さんは東京大学ご出身で、郵政省と総務省の官僚をされていた方でもある日本のエリートと言える方なのですが、エリートと呼ぶべき人間なのか多くの人が悩まれることと思います。

また彼は国会質問において自らの知識を糧にクイズをやりたがる事で有名ですが、その知識が国においてなんの利益も生み出しておらず、国の足手まといになっている事は多くの人が知っている事実です。

そしてこれは小西さんに限ったことではなく、小西さんタイプの高学歴の人が日本にはわんさかおりまして、日本社会の中枢を占めることに繋がっているわけですが……その結果起きていることは解決できない社会の連続ですよね。

つまり…知識を蓄積したところで、その解答通りの答えなど実は社会にはないということが立証できたとも言えるのですが……解決できない人たちばかりが中枢に登り詰めた社会の代償は想像以上に大きいと言うしかありません。

 

時代は覚えるから、如何に探せるかへ…そして……

ただ、この流れは今大きく変わり始めています。

それを如実に現わしているのが、クイズハッカーの登場と言えるのではないかと私は思っています。

今までのクイズというのは、持ち合せている知識だけで戦うものでしたが、それが終わりはじめているのです。

そして知識=スゴイ の時代はもう終わり!?が、始まったのです。

ですから、ここまで約1世紀に渡って繰り広げられていた高学歴神話の形は、ようやくここで終わりを告げ始めると言えるのではないかと思います。

また、探す早さと考える力は、これまた別物と言えるのですが、単なる暗記の強さと比べれば、検索力の方が考える力が強いと言えるのではないかと思います。

なぜなら、探すということは、ただ覚えるだけではできることではなく、探すために「考える」事が自然と必要になってくるのですから。

以前、マーケティングはプッシュからプルに変わっているとお伝えしましたが↓

㊊SNSが浸透する前と後で、こんなに違うマーケティング

2019年11月4日

覚えるから探すというのも、同じくらい逆方向です。

覚えることは受動的(プッシュ)といえ、探すことは能動的(プル)と言えるでしょう。

そして、私たちに最も必要な「考える」という行為は、能動的(プル)になって初めて行われる行為と言えます。

そのきっかけとなるのが、言わばネット検索と言えるもので、それが大衆化したことはやはり時代の切り替わりと言えるでしょう。

ここからは自分で見つけ、探し、そして考える時代です。

その時代が到来していることを意識して生活していった方が、世の波に乗りやすいでしょうね。

 

 

ということで、今日のお話はここまで!

 

 

それでは来週火曜日の7時にまたお会いしましょう♪

 

それから「変わる、終わる、始まる」の過去記事が読みたい場合は、TOPの「曜日企画」→「㊋変わる、終わる、始まる」を押して下さい。

今までの過去記事が見れます。

 

2 件のコメント

  • そんな番組がありましたか。知りませんでした。
    着眼点の以外さでは「トリビアの泉」(深夜のとき)以来ですかね。
    トリビアの泉を初めて見たときは驚きました。

    あの番組は、かいつまんで言えば答えを先に言って「へぇ」というだけの番組だったのですが、「手間・暇・お金」をかけてまじめに検証をしていたからよかったわけでして。
    (他愛のないネタばかりでは飽きたと思います)

    「チコちゃん」の人気も同じ理由だと思ってます。

    そういえば、NHK教育でやってた大科学実験なんかもそうでした。

    家にいてもテレビを見なくなって久しいので、今度見てみます。

    テレビ番組に思うことはいろいろあるのですが、ドラマも報道もバラエティも、インスタント食品のように「手間・暇・お金」をかけず、手っ取り早くただ時間を埋めてるような印象をうけています。
    もちろん全部がそうじゃないのでしょうが、「こんなに面白い番組つくるんだからお金出して!」とスポンサーと代理店に提示できず、そこそこの内容で、まあ無難で、というぐらいしかできてないんだなと。

    コケたらこわいし金もないし・・・(私と一緒じゃ!(苦笑))。だからコケるんだろうけど。

    スポンサーも出せる枠が完全になくなるのは、よっぽどの事がない限り今でもいやだと思うので、出せる金額しぶってなんとなく続けて・・・
    番組はやってるけど見なくなって・・・

    ・・・悪循環。

    と、偉そうに書きましたが、昔、見たい番組始まる前に、テレビの前に何としてでも居ようとした時代もあった事を書きながら思い出しただけでして、その業界の人間ではないので、「じゃあお前ならどうだ」という意見には特定野党のごとく棚に上げさせていただきますが。(笑)

    テレビの話はこの位で。

    さて、竹久さんの言う通り、知識の量で凄さを量る時代は終わりましたね。
    ちょっと検索エンジン様に聴けば大抵出ますから。

    私は知識は素材や道具と考えていて、これまた極端に無いと、沖縄のアホ小学生みたいに「電卓あるから算数はいらない」なんて事にもなりかねないと思っています。

    面白ゼミナールの「知るは楽しみなりと申しまして、知識をたくさん持つ事は人生を楽しく・・・」は確かにそのとおりだと思います。

    ただ素材/道具(≒知識)であるので、それを使って(≒考えて)形にしたり、問題を解決したり、別の素材になったり、そしてそれが素材を選ぶ道具になったり・・・この循環で本当の意味での「人生を楽しくしてくれる・・・」になってゆくものだとも思ってます。
    また素材(≒知識)が腐ってないか、道具(≒知識)を使って(≒考えて)調べる必要もあります。

    とは言え、無駄知識収集も楽しくて、溜め過ぎのゴミ屋敷にならんように気を付けてますが。(苦笑)

    そういう意味では、クイズ小西なんてゴミ屋敷と富豪を間違えていて、日本の財政を無駄にしている馬鹿。
    その上楽しくもないので、ますますもって大馬鹿。
    所詮検索エンジン様には勝てないわけで。
    (世の中いろんな人がいてもいいので、この世から消えろとは言いませんが、議員はやめていただいたほうが、本人のため、そして、日本のためじゃないかと)

    ここ最近何度目かのブームのAIにしても、ある一つの道具なんで、出してきた答えは最終的にこちらが考えねばならないものだと思っています。
    (莫大な集合知と遺伝的アルゴリズムなんか使われてできた最適であろう近似が、本当に最適なのかを人間が判断するには超絶大変な事なんでしょうが)

    取りとめなく書いてしまいましたが、竹久さんの記事読んでて、そういや自分も考える事が
    減ったなと思いました。

    まあ検索する内容までは考えているのではありますが。

    考える力をもうちょっと鍛えようと考えた次第です。

    • こんにちは!

      テレビ業界の傾向として、「手間・暇・お金」をかけず、手っ取り早くただ時間を埋めてるようになっていることは事実です。
      年々予算が減少された上に起こった悪循環が完全にルーティンとなり、6,7割型そういうパターンになっているとは思います。
      それでも、こういう環境下でも人気を博す番組はあるので、そういうのをピックアップしながらチェックしてますが……実は未だにチコちゃんはちゃんと見た事がないです(笑)

      仰る通り、確かに検索で分かってしまうデメリットも沢山あり、足し算や引き算などのロジックの理由すら分からない人が量産されてしまう可能性もあり、そうなれば今まで以上の情弱が生み出されることにも繋がりかねないなとは思っています。
      とはいえ、覚えれば良い、フォーマット通りにやれば良い、マニュアルに沿えば良い、と言った形の受動型がいよいよ終わりに近づいたと感じられる傾向は、これ以外にも沢山増えてきているので、こんな記事を書いてみました。
      今の現役世代の方が、実は子供たち以上に考える事に慣れてないのではないかと私は思うので、みんなで意識して考える力を育めたら良いなと思ってます。

      それではこれからも宜しくお願い致します☆

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