即位の礼でアメリカ代表で出席されたのは、台湾出身のアメリカ人チャオ運輸長官でした。
彼女は、アジア系アメリカ人女性として初めてアメリカ合衆国の閣僚となった方です。
私はトランプ大統領が来られるものかと思っていたのですが、そうではなく台湾出身の閣僚が来られた事に中国へのメッセージがあるんだなと思いました。
実は正式招待されていない台湾
昨日の記事でも書かせて頂いた通り、即位の礼には世界191カ国の要人が出席され、そのうち、そのうち156カ国は国家元首が参列されました。
ただ、こんなに沢山の国が参加されているのに……台湾に関しての対応は、他国とちょっと違いました。
「現在日本人が一番旅行に出かけている海外」と行っても過言でない台湾ですから、祭英文総統が来られているかと思いきや……祭英文さんはTwitterでお祝いの言葉を寄せてくださいました。つまり……来られなかったんですよね。
天皇陛下の即位礼正殿の儀に際し、衷心よりお慶びを申し上げます。令和の代も幾久しく佳き時代になりますようお祈りいたします。
今日東京の空にかかった虹のように、台湾と日本の絆がますます美しく強まることを心より祈念いたします。— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) October 22, 2019
そして、台湾代表として来られたのは駐日大使でした。
駐日大使じゃダメという訳ではないのだけれども、こんなに親日な国家元首が台湾にはいらっしゃるのに、不自然だよなぁと思っていたら……台湾やっぱり正式には呼ばれていなかったのですね。
理由は、中国に配慮したから、だそうです。
その配慮は、日本からの配慮だけではなく、台湾においても。
出席することで中国との揉め事を増やしたくないと日台双方思った上での配慮だったそうです。
はぁ……この期に及んで、相変わらず中国には特段の配慮をしなければならないって、正直馬鹿馬鹿しいとは思うのですが……これが現実ですよね。
今や中国の横暴は世界中の悩みの種となっておりますが、真っ正面から中国を否定するとただただ揉め事を増やすだけのことになるので、配慮しながら対応する事が常となっています。
ただし、配慮したところで揉め事は解決できないので、各国嫌味を効かせた形で、中国に対応する方策が徐々に増えているように思います。
アメリカが、台湾出身の方をアメリカ代表で出席された理由について、ネットでは以下のように説明されているケースをよく見かけます。
0015 名無しさん@1周年 2019/10/23 08:57:26
昨日の即位礼正殿の儀、
アメリカ合衆国からは副大統領とかではなく
なぜか運輸長官…どうしてアジア系の彼女を?イレーン・ラン・チャオ(英語:Elaine Lan Chao、正体字:趙小蘭、1953年3月26日 – )は、アメリカ合衆国の政治家。
2001年に労働長官に就任し、アジア系アメリカ人女性として初めてアメリカ合衆国の閣僚となった。
輔仁大学名誉博士。2017年現在はドナルド・トランプ政権下で運輸長官を務める。イレーン・チャオ Elaine Chao(趙小蘭)
生年月日 : 1953年3月26日(66歳)
出生地 : 中華民国の旗 中華民国 台北市←!国として代表が出世しない台湾…しかし、
アメリカ代表として台湾出身の要人を即位礼へトランプさん、気が利いているわ!
気付いた時に、なんか泣けたし😭
真実はどうであれ、素直に私はアメリカの対応がここに書かれているような気を利かせたものであったら良いなぁと思いました。
またアメリカは今回台湾出身の方を国の代表として出席されたのを始めとして、台湾を中国とは別の国家として認める施策に積極的です。
この流れにもちろん中国は反発しておりますが、日本の同盟国は中国ではなくアメリカなのですから、一緒に上手く流れに乗りたいですね。
インドのアイディアは日本も見習おう
そう言えば、先日習近平がインドに訪れた時、こんな事がありました。
インドの学生たちが習近平をお迎えするにあたって、みんな習近平のお面を被っていたのです。
歓迎しているように見せかけた上での、もの凄いシュールな嫌がらせにしか私にはみえないのですが……歓迎という名目でこれをされたら、習近平も笑顔で対応するしかないから、上手いやり方ですよね。
昔、政治のニュースで「ほめ殺し」という言葉が頻繁に踊っていた時代がありましたが、この歓迎も「ほめ殺し」の一つかもしれないなぁなんて思いました。
馬鹿が作ったルールは、アイディアで乗り越えよう!
それからちょっと話はそれるのですが、このニュースを見ていて、私は全裸監督のあの台詞が頭に浮かびました。
「馬鹿が作ったルールは、アイディアで乗り越えればいい」
https://www.youtube.com/watch?v=VpqkS5kXogY
インドが行ったことは敢えてかどうかは分からないのですが、少なくとも私には、「馬鹿が作ったルールを、アイディアで乗り越えている」ように映りました。
きっと同じように思ったのは私だけではなかったようで、覆面禁止法が始まってしまったた香港では、インドと同じように庶民たちが一斉に、習近平のお面を被ってデモに繰り出すようになりました。
あちゃー。覆面禁止したら、市民は習近平のお面をかぶりだした。ウケる。香港政府がやることはことごとく裏目に出ている。
覆面禁止法、香港市民6割が「逆効果」 着用デモやまず(朝日新聞デジタル) https://t.co/AjVxUn3Frc
— 竹田恒泰 (@takenoma) October 19, 2019
日本もインドや香港を見習って、中韓対応にはこのようなアイディアを効かせた嫌味を積み重ねる必要があるのだろうなぁと私は思いました。
世界は中韓だけではありません!
それにしても、日本のメディアは世界は中韓と言わんばかりの報道が続いていますし、経済界も中国とのパイプを未だに強めようとしています。
本当になんとかならないですかね。
だって中韓は、日本に嫌がらせばかりしています。そんな嫌がらせばかりしている人たちの論調に合わせれば、日本の活力が失われるばかりです。
今回の即位の礼で見られたように、世界は広いのです。そして世界の国のほとんどは日本を好意的に思ってくれています。
特に好意的に思ってくれている台湾は、嫌がらせをする国の影響によって、きちんと招待すらできない状況になっています。
とはいえこの状況の打破を、政府やメディアに任せても絶対に上手くいきっこありませんから、インドの民間のアイディアに見習って、民間である私たちがアイディアを出し合って乗り越えなきゃなと、今回のことで痛切に思いました。
ということで、面倒臭い中韓からの嫌がらせに屈することなく、毅然として、そしてアイディアで上手く乗り越えて、新しい東アジアを築いていきたいですね。
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トランプさんも粋なことをされますね。
インドはパキスタンと仲が悪いので、中国に対しては良くない国民感情になるのでしょうね。
精神性は日本と似たところもあり、英国に対しても水に流す、子供たちの未来を考えて友好関係を結んでますね。
表向きは宗教戦争を防ぐために分離させた両国ですが、置き土産にインド弱体化を謀った英国の責任です。
つい最近もカシミールを巡ってドンパチしたみたいですね。
中国は表向きは国家ですが、共産党と言うよりも一族主義。恐怖と利権で体制を保っていますよね。
韓国と違って「利」と言う価値観で動いてるので、日本は官民とも「交渉できる」と言う甘い考えでいるみたいですね。
トルコのエルドアン大統領のように米露欧の間を渡れるだけの覚悟と視野が安倍さんには無いように思います。
日本がすべき事は来年の1月11日の中華民国総統選挙で蔡英文さんが再選されるよう支援する事です。(秘密裏にですが)
それこそが、中国共産党への最大の嫌がらせになるでしょう。
私はエルドアンさんは独裁者の香りを持つ人だと思ってますが、安倍さんも少しは取り入れてほしいものです。
こんにちは。
トランプさんが本当に粋な事をしたのかどうかは分からないのですが、そういう風に感じてしまいますよね。
パキスタンなど、インド周辺の事は良く分からないので、教えてくださりありがとうございます。
そうそう、中国は「利」で動くから、組し易い部分は当然あるし、韓国と比べたら随分付き合いやすいと感じる所は個人的にもあるのですが、もっと扱いにくいのは実は中国ですよね(*_*;
ほんと、台湾の独立を守ることが日本にとっては一番大事な事なのだと、最近身に染みて分かってきました。そして、先祖が色々頑張っていた理由が今改めて分かる感じです。
戦後日本民族はこぞって骨抜きされてしまいましたが、本来の日本人らしさをこの混乱期に取り戻したいですね。
安倍さんは独裁者と仲が良いけれど、独裁者っぽさとはかけ離れた人柄ですね。そこが良かったり物足りなかったりもしますが、令和という改元のタイミングで安倍総理であったことは幸運だったなぁと思います。
それではこれからも宜しくお願い致します。