つい最近までの地球というのは、「生きる」ことが課題であり続けたと思います。
その課題はすっかり乗り越えたはずなのに、そこに固執しすぎたからこそ、様々な問題が生み出されていると気がつきました。
人が生きるのに充分な環境は整っているのに……。
私たちはほんの少し前に生きていた時代の人からすれば、大変裕福な時代に暮らしていて、食べるものも着るものも住む場所だってある。
家の中には当たり前のように沢山の家電製品や調理器具やとにかく沢山の物を持っている。
でも私たちはいつだって生命の危機に怯えている。
生命の危機に怯えなくてはならないような錯覚をし続けている。
だから「生きる」を求める。
「活きる」のではなく、「生きる」ことを手放せない。
そして「活きれなくなる」
相変わらず「生きる」ことに必死だから「活きれなくなる」
「活きる」ようになれば、「生きる」ことは当たり前のことに過ぎなくなって、「生きる」ことを求める必要がないことに気がつく。
「活きる」ことができれば「生きられる」のに、発想が逆になっているから、苦しんでいるように見える。
そして「活きる」ことは誰かに与えてもらうものではない、自ら見つけてただやるだけのこと。
この国の学び直しはまずそこからのように思えて仕方が無い。
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