人間は生物なのに、どうしてそれを忘れちゃうんだろうね。
人間の苦悩は、生物である自分を忘れたことにある
精神世界を真剣に探求し始めて、かれこれ8年。人間が何に苦悩し、何に葛藤し、何に不安を感じるのか、私なりに随分理解できるようになったと思います。
この8年の時間を経て分かってきたことは、苦悩の根源は「人間を特別なものと思ってしまうことにある」ということです。
これが最近よくよく理解できるようになり、最近この思考からぶれません。
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人間はこの地球の中で、地球を維持するためになんらかの必要な役割を備えている生き物に過ぎないのに、まるで自分たちだけが特別で、自分たちが生きるためだけのために地球が存在しているかのように思い込んでしまいました。
そして、単なる生物に過ぎない自分たちの存在の枠をすっかり忘れてしまい、生物として人間はどのようなものなのかという、超根本的な事までも見失ってしまったからこそ不幸と呼ぶべき現実に多くの人が苛まれている現状があるように思えてしかたありません。
つまりは、「人間も植物も同じ生物である」という当り前のことを忘れてしまったから、起きているだけのことのように思います。
どうしたら幸せになれるかとか考えてしまうのは、生まれてきた生物としての道理からかけ離れた考えによる日常の中で生活しているからだけだと思います。
人は金儲けするために生まれてきた訳じゃないし、
人は決まった時間に決まったことができるものでもないし、
それに、金儲けしなきゃ生きていけないミッションを本来背負ってる訳でもないでしょう?
しかしながら、今の社会で生き抜くためにはそうしなきゃいけないから、みんなそうしているだけで、でもその社会に迎合して生きいるから、みんな病んでしまうだけ。
そもそも生物としての人間のDNAには、金儲けのロジックなど埋め込まれてなどいないと思いますから。
その埋め込まれていない情報の中で右往左往しているのが人間だと思います。
そして自らの意志で作り出した先進的な環境こそが、生物である人間を度外視してしまった社会であり環境なのだと思います。
植物にも必ず適応できない環境があるように、人間にだって適応できない環境があるのだと思いますが、残念なことに、人間はそれを自ら作りだせる無駄な能力があるということでしょう。
他の生物ではこんなことできなかったでしょうが、人間の罪深いのは、その環境を生み出したのは、人間自身であること。
本質から自ら離れて苦しむのは、馬鹿でしょ。
しかも私たちは、単なる生物に過ぎないのに、単なる生物であることを忘れて生きているから、ますます本質から離れていってます。
人間を特別に思うようになった人間は、人間が生物であることを忘れるようになってしまったように感じます。
人間も植物と同じように成長に必要なしくみや、これを維持する枠組みが必ずあるはずなのに、生物的な道理を忘れているから、現実度外視した理想や未来とかを永遠に語れてしまうのだと思います。
そして、こんな環境こそが現実だからこそ、みんなこの社会のつまらない常識に縛られているのだとも思います。
枠を飛び越えようとするのは、生物であることを忘れた行為
スピ系の人たちは「社会の常識の枠を超えて自分の理想を叶えよう」とか言うけれど、これは単にもっと生物である自分自身を忘れている行為に過ぎないと、私は思っています。
だって、彼らが求めているのはいつだってこの社会の枠組みにおける成功だから。
その成功のために社会の枠組みを超えるだけだから。
そして、そもそもこの社会は、「生物としての人間の枠」と別次元と言える虚像の世界の中にあるのだから。
逆に生物としての自分を取り戻したのなら、つまらない常識に縛られる云々以前に、そんなストレスや感情こそが間違っていると気がつけるから。
結局、彼らが言う「その常識を超えた先」にあるのは、その人たちの我欲が満たされる未来であって、それは生物である自分をさらに忘れる行為に過ぎないから。
でも、多くの人はここに矛盾をはらんでいることに気がつけません。
だからこそ生物的な欲求が過多となり、肉欲になり、感情的になり、刹那的になり、結果社会に翻弄されるだけの存在になるだけのことなのでしょう。
そもそも自分がこの地球に存在する単なる生物の一部だという事に気がつけたのなら、枠を飛び越える必要もないことに気がつくと思います。
本来あるべき生物としての在り方を思い出し実践するだけで、その枠組みこそが虚像だったと気がつき、乗り越える必要もない馬鹿馬鹿しいハードルであったことに気がつくのではないのかなと、私は思います。
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