日本人が全く気が付いていない間に、日本のアニメや漫画が世界を席巻し、
日本人が全く気が付いていない間に、日本食や日本文化が海外を魅了しています。
ようやくその需要に気が付いた我が国は、ここ数年インバウンド(外国人が訪れてくる旅行のこと)に力を入れていますが、日本側が敢えて自ら波動低下を導きそうな気配が沸々するので、そのことについて書きます。
日本のアニメは古事記文化
日本人が日本の文化に全く顧みなかった頃、私たちの知らない間に、先人たちが創り出したアニメや漫画が世界を魅了していました。
日本人にとっては「アメージング」には感じない内容のお話が、海外にはとりわけ驚く話に映ったのです。
そのギャップをもちろん日本人は気が付かないままに放置していたら、海外の人が勝手に日本に興味を持つようになり、そして今のインバウンドは生まれています。
さて……
どうして海外の人が日本のアニメや漫画を「アメージング」に感じたのでしょうか。
私は、意外にシンプルな理由だと思っています。
日本のアニメや漫画の世界は常に、「古事記の世界観」で作られています。
戦後に生まれた私たちは古事記というものに触れたことがなければ、神話も全く知らない中で生きています。
だからこそ、根本を見失うことが起きていて、日本人はみんな精神的迷子に陥っていますが( ;∀;)
だから、古事記の世界観?なに?それ?って感じだと思いますが……
漫画やアニメに表される理想にはいつも「古事記の世界観」が映し出されるようになっています。
不思議ですね~。
古事記の世界観とは?
古事記の世界観とは、多神教に基づく考え方と循環型の考え方が合わさったものになります。
日本ほどの多神教国家は他に存在しないんじゃないかなと思います。
というよりも……他国のほとんどは一神教です。
そして、一神教の神は全知全能で完璧です。
ですから、一神教の国々が作るドラマというのは大概がヒーロー物になってきます。
ある時、有能なヒーローが突如現れて、問題の全てを解決していストーリーが自然と生まれます。
日本の場合は多神教ですから、全知全能の神はそもそも存在している概念がありません。
日本の皇祖神とされる天照大神ですら、引きこもり事件を起こしてしまうことがあります(天岩戸開きのこと)
しかも、岩屋の中に籠ってしまった天照大神を連れ出す方法も、やたらと人間臭かったりするんですよね。
だって神様方の作戦って、岩屋の前でストリップで宴会、みんなで盛り上がってるところが天照大神が気になったら、力持ちの神様が力技で天照大神を表に出すっていうね……。
何の魔術の欠片もない、うちらでもやれるみたいな事が神話として残されています。
日本人は神話を学ばなくなってしまったから、自分たちの民族性が分からなくなって右往左往し続けているけれども、
アニメや漫画の世界で書き表されるフィクションの世界の中には、なぜかいつも古事記があるんだよね。
これがDNAってやつなんだろうとつくづく思う。
日本人が描く物語に海外っぽいヒーロー物って絶対に生まれないからね。どんなヒーローも弱みがあって、だいたい周りはその弱みを知っているのが普通だからね。
というよりも、日本人が描く主人公に、完璧ってことってあり得ないよね。だいたいすっごい欠点を持ち合わせている頑張り屋さんが多いと思う。
それから、主人公一人で問題を解決することもないよね。
戦隊モノみたいにチームで問題解決するパターンになっていくのが一般的で、チームそれぞれが得意なことを発揮する中で、力を合わせて問題を解決していくと思う。
こういうDNAがもたらす素養は今もあらゆる場面で、日本人は露出しているらしい。
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日本人にとっては、どれもこれもが当たり前の感覚なんだけれどもさ、一神教の価値観の中では何もかもが「アメージング」な訳よ。
ちなみにスピリチュアルっていう海外由来な言葉を使いたがる昨今の私たちではありますが、そもそもスピリチュアルって日本信仰のことだからね。
海外に渡った多神教でアニミズムな日本信仰が一神教の考え方に風穴開けて戻ってきただけだからね。
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そして、スピリチュアルな人たちが使いたがる「自由意志」って言葉は、一神教の世界観の中にいた人たちが、その世界を超えるために使う言葉であって、そもそも神の選択が自由な世界の中に生きている私たちがその言葉を使ったらエゴを増やすだけだからね。
↓ぜひ読んで!↓
神の選択が自由な私たちが「自由意志」を発動させることは、単なる我ままになるだけなんだよね。だからスピリチュアルに没頭している人たちが、自分の意見を通そうとする時に発する「自由意志」って言葉は、私の心を殺気だたせるわ。
日本人が「自由意志」って言った時点で、スピリチュアルでも何でもねぇんだよって思うし、日本人が「自由意志」って言葉の発した瞬間、言葉の意味がまるで分かってないことが丸わかりだから。
まぁ、海外かぶれのスピリチュアルな影響で、おかしな論法になっているスピリチュアルな人たちの事はおいといて、多神教の世界観で生きている日本人は、フィクションに溢れる理想の中に身を置くと、やっぱり古事記の世界に辿り着くのよ。
みんなで一つの目的を達成しようとしたり、自分が犠牲になることを厭わなかったり、たとえ表にでることのない地味な立場であっても、その役職を全うしようとして一生懸命になったりってね。
それがね、海外の人にはアメージングに映るの。
だって、一神教の世界観では見たことのない価値観ばかりが埋め込まれているから。
つまりは、以前よくブログで話していた〇の世界と△の世界の事の違いがとてもよく感じられるのよ。日本のアニメや漫画は。
↓〇の世界(左)と△の世界(右)の図↓
↓〇と△の世界に関する記事↓
ということで、いよいよ本題のタイミングですが、本題入る前の前振りが想像以上に長かったので、本題は次の記事に譲ることにします。
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