【裏目になる?】政局の為に送り込まれた国会議員

山本太郎が党首の政党から、比例の特定枠で出馬したお二人。

先日の参議院選挙で当選を果たしましたが……。

 

どう見ても政局利用にしか見えない

今回の選挙から始まった比例区の特定枠。

これはそもそも一票の格差によって選挙区が失われた議員たちの救済処置と呼べるべきもので、自民党主導で新たに作られたものです。まぁこの制度が良いかどうかはとりあえずおいといて……この新たなルールを逆手にとって、選挙戦を戦ったのが山本太郎率いる「れ新」。

この戦略は見事に当たり、自身は落選したものの、特定枠2名を当選させ、また政党要件を満たすために必要な2%以上の得票率(4%)も得て、政党交付金がもらえる団体にもなりました。

また、重度の身体障害者の方が議員になられた事も大きな話題となりましたが……、狡猾過ぎる政局利用のために送り込まれた人なんだなとしか、私は思えませんでした。

そもそも山本太郎がこのような障害者問題や福祉関係に熱心な活動を行ってきたという話は聞いたこともありません。

ですから、今回の選挙戦を勝ち抜き、さらには選挙後の政局の為の候補者なんだろうなと私は思いました。

なぜなら、敢えて弱者と呼ばれる人を送り込むことで、政党や自分への批判を回避することができます。

また議員に対して批判が出たのなら、「差別」「人権侵害」という武器で応戦すれば、自由な聖域を作ることも可能でしょう。

本来、議員というのは批判されて当り前なのですが、その前提が今回当選された議員によって崩れたということなのですよね。

狡猾な手段過ぎて辟易しますが、言い換えれば世論を見抜いているとも言えます。

そして、政局利用する気満々な山本太郎君は、当選直後から無茶な要求を早速突きつけてます。↓

山本太郎、障害者議員の介護を国会に丸投げ「彼らのカバーには専門の方をつけてもらう。サポートしなければならないのは国会だ」

正論で応じれば、維新の松井代表のようなお言葉になって当然ですが↓

【正論】維新・松井代表「れいわ新選組議員の介助費は自己負担で賄うべき」

与党や政権は、山本君の意見に従う形で実施することに決めたようですね。↓

【速報】れいわ新選組議員の介助費、参院が当面負担で決定。税金で支払いが決定

この決定に、真っ当な考えをお持ちの人は与党や政権に批判的な見方になるとは思いますが、どうやら与党はその先を見据えて行動をしているようです。

 

この機に国会のIT&AI化を推進したい与党。

れ新のお二人が当選されてからというもの、改めてこの社会がポピュリズムを打破しにくい空気の中にある事に気がつかされて、モヤモヤしてたのですが、

たまたま久しぶりに見たCafeSta(自民党の番組)で、なるほど!と思うことが沢山ありました。

今まで国会は、旧態依然とし過ぎていて、ITやAIなどの技術を利用した国会の合理化がなかなか進まなかったけれど、今回当選された重度の障害者お二人を機に、一気に進めて行くみたいです。

確かに、ペーパーレス化すら全く進められない国会ですから、ITやAIなどの技術など「国会内にはもっての他」的なしきたりや空気感が重く蔓延っていたはずですが……お二人が当選したことによって、逆に進めやすくなったので歓迎する気運もあるようです。

また、中途半端になっている障害者関係の法案もこれを機に一気に進めていくみたいです。

山本太郎さん、そして今回当選された舩後靖彦さん、木村英子さん良かったですね。

ただ、この当り前に進んでいく感覚は、山本太郎にとっては面白くないでしょうね。

与党がゴネてくれて始めて政局利用できるのに、逆に与党が当選されたお二人をウェルカムな感じで迎えたら、政局利用できないですものね。

そして、政局利用するためには、山本君はもっと高めのボールを投げなきゃいけないことになるわけですが……そうすれば、誰が見てもそれは自己責任感が欠落した単なる我が儘の主張になっていきます。

その時、ダメージを受けるのは山本太郎です。

ですから、彼が目論んだ政局利用は裏目に出るだろうなと思います。

 

ちなみに、今回当選された舩後さんは、安倍総理と20年来のお知り合いとのことです。↓

安倍首相「れいわ新選組ALS議員の船後さんは昔からの親友」安倍首相の演説に来てたのがきっかけwwww

「れ新」から当選しましたが、改憲勢力のお一人になるかもしれませんね。

 

裏読みの裏読みをしていくと、実は安倍総理から「れ新」への刺客だったりして……なんてことを思ったりしていますがwwwwwwwwまぁそれは私の考えすぎでしょう。

お二人が当選されたことによってどうなるかと思いましたが、現状を前向きに捉える議員さんのおかげで、国会の中に新たな風が流れたのは良かったなと思ってます。

この与党の前向きさが、既に山本太郎にとっては裏目だと思うのですがね……さて、これから山本太郎や「れ新」はどうなるでしょうね。

そのことについては次の記事で書こうと思います。

 

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今日のリンク集

山本太郎、障害者議員の介護を国会に丸投げ「彼らのカバーには専門の方をつけてもらう。サポートしなければならないのは国会だ」

【正論】維新・松井代表「れいわ新選組議員の介助費は自己負担で賄うべき」

【速報】れいわ新選組議員の介助費、参院が当面負担で決定。税金で支払いが決定

安倍首相「れいわ新選組ALS議員の船後さんは昔からの親友」安倍首相の演説に来てたのがきっかけwwww

 

2 件のコメント

  • わあ、タイムリーでした。
    今さっき メンタリストDaigoさんの「カバードアグレッション」
    という話を聴いたばかりです。
    カバートアグレッション という言葉を
    今回 はじめて知ったのですが、

    いい人のふりをして相手をコントロールするひとのこと、
    「隠れた攻撃性」 という意味だそうです。

    どういった人かというと
    自分たちを被害者に見せかけて 他人に罪悪感をもたせたり
    自分たちは弱い人間なんだと 自己アピールをしながら
    都合にあわせて正当化させようと相手を説得させたり
    見せかけのきれいごとを並べて納得させたりするんだそうです。

    とにかく こういうひとは質が悪いと言っていました。

    善い例として 
    あなたの大事な家族を 大衆の面前に出してきて
    過酷なブラックロードを歩ませますか?
    無理強いさせてまで働かせますか? 
    普通は そんな可哀想なこと出来ませんよね?

    って言ってました。
    ほんとうにこれは納得です。 

    きれいごとを語る人 美談を並べてくる人がいて
    何故か 心がムズムズする モヤモヤすると思ったら
    疑ったほうがいいですよ?
    って。

    やっぱり 最初に思った あの胡散臭い感覚は 間違いなかった
    と 思って、、、ヤバい人間だったんだな、って。
    山本太郎の あの笑顔が 不気味すぎて気持ち悪いです。

    • こんばんは!
      「カバードアグレッション」私も始めてりしましたが、スピ系&左翼の常套手段ということが、コメントをお読みして一気に分かりました。
      ありがとうございます。

      山本太郎の恐ろしさは、純粋であることです。
      この手法を使う大半は、自己利益に結びつく明確な思惑があるものですが、彼の場合はそれが無いんですよね。
      そのため、彼の熱量は常に純真さをおび、人を惹き付けるものとなります。
      彼は自分がしていることのその先に明るい未来があると思い込んでいるんです。
      根っからの紅衛兵だと思います。

      でも、彼が求める正義の先は暗闇です。
      それが見える人は、彼の笑顔に不気味な気持ち悪さを感じられるのだと思います。

      それではこれからも宜しくお願い致します。

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