【人生】友を理解すると楽になる

自分の思いを分かってくれないという嘆きは、よく聞くフレーズです。

分かってもらうことはそんなに必要なことでしょうか。

分かってもらおうとするから、無駄な苦労が増えているのではないのでしょうか。

 

私の名前は、友理子です。

私は自分の名前がすごく嫌いだった時代があります。

それは中高大という、自我がしっかりとした少女時代の頃でした。

なぜかというと、私の名前が友理子だったからです。

私の名前の中には「友を理解する」という意味があります。

でも、当の私にはそれがちっともできなかったのです。

友達の気持ちが全然分からなかったのです。

それ以上に、自分の気持ちを分かって欲しいという思いがありました。

だから、あっちもこっちも上手くいかない心のしがらみを抱えていたのもあって、あの時代は本当に私は自分の名前が嫌いでした。

 

友達を理解したいと思っても、ちっとも理解なんてできない。

一方で、自分は我も強くて相当我が儘、なんならみんなを自分の思うようにコントロールしたい欲も強い。

その思いの渦の中に「自分の気持ちが分かってもらえない」っていう身勝手な思いもあったのです。

 

今思えば自分を嫌いになって当然であり必然な状況ではあったのですが、嫌いなりに自分の名前と向き合い、そして自分の名に恥じぬ自分になれるように、自分なりに努力を続けてきて良かったなと思います。

 

マーケティングは、「友を理解すること」を必要とする。

私がマーケティングの職業が向いていたのかどうなのかは分かりませんが、

少なくとも、私がマーケティングを職業にするようになって、確実に克服することができたと思うのは、自分の名前でした。

学生時代は、友達の事が理解できずに、一方で自分のことばかり分かって欲しいという気持ちを常に持ち合わせていたのですが、

仕事として与えられたマーケティングは、私のコンプレックスはどうでも良いことになります。

 

とにかく消費者の思いを集め、それを統計化して分析していくのが私の仕事です。

私の思いではなく、人の想いをとにかく聞き集め分析することが私の仕事となっていきました。

 

あの十五年の時間の間にどれほどまでに私は人の思いを聞き集めたか、きちんと集計したことはないのですが、多分のべ十万人は軽く超えていただろうと思います。

そうして、沢山の人の言葉を聞き入れそれを統計化していく作業をすることが私の日々の仕事となっていくうちに、自分の思いの前に人の想いがあるということが普通の事として受け容れられるようになりました。

 

そして十代の頃、コンプレックスとして抱えていた自分の名前は、コンプレックスでは無く、自分の職業であり自分の得意なことに変化できたように思います。

 

私は、昔書いた記事で、どんな時も「自分の名前を大切にして、自分の名前を覚えておく事が大事」と書いた事があります。

エゴを収束させる方法

 

そう書ききった理由は、自分自身が自分の名前と向き合った結果抱えたコンプレックスを、さらに向き合うことによって、克服した経緯があったからです。

そして、どんな時も自分の名に合っているかを意識することでエゴの肥大化を抑えることができるようになったからです、。

 

 

今は、友理子という名前が好きです。

私の人生にはこの名前に相応しくなれるように努力した足跡がある。

それに、「友を理解する」という部分において未だに完璧にはなれないのですが、昔とは比べものにならないくらい人の気持ちが分かるようになれたからです。

 

そして、昔とは比べものにならないくらい人の気持ちが分かるようになった今、こちらの方が生きるのが断然楽だなと思います。

 

自分の気持ちを分かってもらうことに執着するよりも、

相手の気持ちを理解した上で行動してしまった方が効率的で柔軟です。

そして、やらしい話……その方が思い通りに事は運びやすくもなります。

決して相手をコントロールしていないのに、柔軟に事が運ぶようになります。

きっと相手を理解しようと私がした分、相手もそれを返してくれるからなのだろうなと今は思えます。

 

私は、生まれたからこそ授かったこの名前にずっと縛られていたけれど、

この名前のおかげで、人生を解くことができました。

 

人それぞれ名前に宿る意味も思いも違いますが、その名を体現できたと、自分の中で体感できるようになった時、人生は一回りも二回りも楽しく面白く、そして穏やかになるんじゃないのかなって思ってます。

 

大事にしよ♪自分の名前♪

竹久友理子からでした~♪

 

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2 件のコメント

  • おはようございます。
    自分の名前について私も思うことがありました。
    私も自分の名前が好きではありませんでした。
    ゆりさんとはほど遠い所での悩みで、私の場合は「名前が格好良くない」という、思春期の頃の思い出がよみがえりました。
    今思いますと笑ってしまう程度のことですが、それだけ自己主張が強く、人の目を気にしていたのだと思います。

    人を知ると言うこと、人を理解するということは、お恥ずかしながら最近になってすんなりと受け入れられるようになりました。
    それまでの私は自分本位で、自分を理解して欲しいばかりに目立つ行動をしたり、目立つ発言をしたりしていました。
    身なり格好も奇抜(奇人?)で、ビジネスにおいてはTPOをわきまえないことが格好良いことだと思ったりもしていました。

    話がそれましたが、今では自分の名前がとても好きです。
    しかし、最近ではビジネスの場でも英文字で自分の名前を書くことが多くなっています。
    もっと漢字で表現してもいいのでは?と思う今日この頃です。

    • おはようございます。
      英語かぶれになって、何かとカタカナで表現することが新しくてカッコイイと思われる時代がつい最近まであったように思いますが、カタカナ語がありふれすぎた結果、日本語の方がお洒落な雰囲気になっていると思います。
      PCやネット空間は使用されているプログラム言語の問題でアルファベットで記載した方がシステム上の不具合を防げる利便性はありますが、そういった利便性を排除した部分以外では、漢字をきちんと利用した方が日本人にとっては得策だと思ってます。

      それでは今日も楽しく生きていきましょう。

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