【日本人】腹が立つのは不平等ではなく、不公平。

2018年8月6日

些細な言葉遣いの間違いは、大きな認識の間違いと矛盾を作り出します。

このことについて言及したいかなと思います。

 

 

東京医大は不平等?

文科省と結託した裏口入学が明るみになった東京医大。

それだけの事件では終わらず、今度は女子にだけに対して、減点採点して入学者を制限していることが明るみになってしまいました。

昨今女性差別というキーワードはとにかくキャッチーです。

Metooとかいうセクハラ撲滅運動も、根本的には女性差別という考え方があるからこそキャッチーなネタとして取り上げられていると思います。

案の定今回の事も女性差別として話題となり、「不平等である」という言葉が議論の中心になっていることを感じます。

ですが、これって本当に「不平等」なのでしょうか。

言葉の使い方が間違っていると思うのは私だけでしょうか。

 

日本は公平な社会です。

昨今の世の中は、何かにつけて平等平等と言いたがりますが、私は平等という言葉は、常用できない言葉だと思っています。

なぜなら、平等と言う言葉に根底にあるのは、均一化です。

能力のある人が敢えて能力を失わせる事で均一化を図ることが平等の趣旨となります。

これでは、世の中は幸せになるはずもありません。能力のある人が能力を封殺される代償の方が大きいのです。

 

日本には公平というもっとその場に相応しい言葉があるのを忘れていることに、こちらが焦ります。

公平の場合は、能力がない人には能力のある人と同じラインで戦えるハンディを与えてあげることです。

これが公平です。

たとえば、囲碁などの勝負の場合でも、弱い人は最初に石を多めに置かせてもらうことで、強い人と戦えるようになることは公平です。

ゴルフでも女子は飛距離がどうしても男子ほど飛ばないために、少し前から打たせてもらうことで公平を与えられています。

さらにはレディースデイなどの女子だけ安くなるお得な日は、男女の所得の差を埋め公平に生きる為の機会です。

平等というのは、このような互いに違いがあることを理解した上で公平にする作業を度外視して、できる者もできないように合わせろとしていく風潮が蔓延していくので、私は反対です。

そもそも日本は、とても公平な社会です。どう頑張っても平等にはならないことを理解しているから、機会の際には極力公平であるように努力してきました。

 

東京医大がしたことは単に不公平です。

東京医大の行動に、世の中は不平等だ!女性差別だと騒ぎます。

私は不平等でも、女性差別でもないと思います。

単に、男女の間で不公平な事が起きたというだけのことだと思います。

そして、日本人は公平でないことには、過敏です。

これは、古の時代から公平を軸に生きてからです。

平等にはならないけれど、頑張った人、頑張らなかった人、公平に評価して、公平な褒美を与えられることを軸にして生きてきたからです。

 

今回の事件が日本人の琴線に触れることは良く理解できます。

なぜなら、これはどう考えても不公平な事態ですからね。

ですが、これは不平等でも女性差別でもありません。

単に不公平なのです。

 

どうして私がそう思うのか理解してもらうためにも、言葉の意味を確認してみましょう。

平等
  1. 《名・ダナ》

    差別がなくみな一様に等しいこと。

 

公平
  1. 《名・ダナ》

    判断・行動に当たり、いずれにもかたよらず、えこひいきしないこと。

 

どちらの言葉の方が、今回の東京医大の一連の不祥事に相応しい言葉だと思いますか?

敢えてどちらかにかたより、そしてえこひいきする事態を招いているのですから、「不公平」の方が正しい解釈だと私は思います。

これを「不平等」というから、世の中がややこしくなるのだと思います。

 

しかも東京医大には東京医大なりの不公平にした理由はあります。

その理由すら「女性差別」という人がいますが、それはおかしいと思います。

おかしいのは、「女性差別」と言われることを危惧して、見えない場所で不公平なことをしていたことであって、理由は差別では無く、合理的な考えに基づいてのことだと思います。

最初から男女の定員数を分けるか、それとも男性を多く採用したい理由を呈示した上で女性に対しては厳しい学校であることを明示すればそもそもの問題はなかったと思います。

ただこうした当たり前の主張を平等社会は封殺しようと躍起になるので、言いたくても言えない環境が東京医大にもあったのではないかと思います。

 

つまり、平等を主張し、平等を求めると、言いたいことも言えない社会が生まれます

何よりこれが問題です。

公平を主眼に置けば、東京医大が男子学生を多く欲しいという主張も認められる上に、女性にとっては狭き門であることも一つの公平に繋がっていきます。

 

日本人が求めているのはいつも公平です。

でも、現代人は公平と平等と一緒だと思っているから、問題が増え、問題が解決できない事態を作り出しています

必要なのは公平です。

 

どうかこの機会に、言葉の使い方を考え直してみてください。

 

 

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