リカレントを考えている時に一緒に考えなきゃいけないのは、高齢化社会について。
なので昨日、夕張市の議事録を読んでました。
その議事録を読んで思ったことを書きます。
破綻した夕張市から見えること。
リカレントと超高齢化社会の問題は結構な具合で一蓮托生です。
働き世代が働けなくなっている理由の一つに親の介護が存在しているからです。
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だから、経済破綻して市民病院が閉鎖されて、人も少なくなって、超高齢化社会だけれども、なぜか元気な夕張市のことを勉強しようと思ったのです。
幾つか資料を読むと、様々な視点から「なるほどなぁ」と思うことがありました。
今日の話は、夕張市の医療協議会の議事録を読んだ上での感想ですが、夕張市のご老人が元気なこととは直接関係ないので、悪しからずご了承ください。
破綻してから5年後の夕張市の生の声
読んだ議事録はこれです。
平成24年度第1回夕張市医療保健対策協議会の協議結果(概要)
どんな検索していたのか覚えていないのだけれども、なんか検索してたら突然このPDFがTOPに上がってきたので、一応読んでおこうと思って読んだら、リアルな市民の生の声のやり取りが載っていて面白かったです。
民間と行政との間にある空気感の溝みたいなものがありありと感じられて、考えさせられる視点も沢山ありました。
人が行動を起こす時
この議事録は、書き込みを沢山入れるほど参考になる言葉が溢れていたのですが、特に私が印象にのこった言葉はこれです。(ちなみに、一言取り出した言葉と議事録の全体の印象は全く別物なので、混同しないようにご注意願います。)
人が行動を起こすのは、安心安全というよりは、リスク感が高まった時
確かになぁ、なるほどなぁと。
どんなに良くしようとスローガンを掲げていても、良くなる以前に今後のリスクが大きくなることが予測されれば、人はそのリスクを回避できる方向に動くもの。
真をついていると思う。
ただね、一つ思うのは、今私たちが生きる社会というのは、この思考の方がみんな強くなりすぎていて、結果、つまらなくて居心地の悪い社会を作っているのではないかなぁと。
テレビで繰り返されるのは、常に「未来の不安」、そしてそのリスクヘッジで行動を促すことばかりだもの。
楽しい内容よりも、恐怖喚起させた方がチャンネル変えられにくいからという、これまたくだらない理由でこういうことが横行しているだけだと思うのだけれども、私たちの心には知らず知らずのうちにこういう不安が蓄積されていって、リスク回避が行動のきっかけになりやすくなってるのかなぁとか思った。
リスク回避の行動ももちろん必要なのだけれども、そればっかりになったらバランスが悪いよなぁと思う。
本当は楽しいことをしたいはずなのに、リスク回避の行動ばっかりを選択した結果、つまらないことになっているっていうのも多いんじゃないかなって。
私はリカレントを通して、楽しいことを考えたいなと。
人の動く動機はリスク回避は多いのだけれども、楽しいから動くということも沢山あるわけで、そんな楽しいから動くことがそもそも端楽(はたらく)なわけなのだから、
楽しいから動くという本来あるはずの当たり前の動機が、もう一度この国を覆うようになればいいなって思ってます♪
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