最近、新たな日本人の特徴に気がつきましたので、書き残しておきます。
日本人は誰かと比較することを得意としていない
以前の記事で、日本人は他国の人と比べてネガティブ遺伝子を持ち合わせているというお話を書きました。
遺伝子レベルでネガティブな理由は、長年培った農耕民族だったゆえの産物ではないかと私は考えてます。
↓詳細はこちらの記事で↓
日本人は、農耕民族であるゆえ、戦うことよりも和を重んじ、協調性のある社会を確立し運用することに長けていると思いますし、ここの部分において日本は地球NO.1だろうと、私は思っています。
だから、誰かを押しのけて自分が上に立つことも苦手だし、無理に争いごとを作ることも嫌います。
しかし、戦後の日本は西欧に見習った資本主義ベースの競争社会の中に押し込められることとなりました。
私たちは一丸となって目標に向かうことは得意としていますが、日常のあちらこちらで、無理にでも誰かと競い合うことを得意とはしていません。
誰かと自分と比較することで、多くの人は劣等感だけを増やしてしまい、そして自己否定感ばかりを増大させているように思います。
私たちはそもそもネガティブな遺伝子を持ち合わせているだけでなく、謙遜文化というか自分を大きく見せようとしない歴史背景を持ち合わせた民族であるため、何かと自分を比較した時に、自分の方が下であるという認識をしてしまう傾向もあるように思います。
それが良いとか悪いとかではなく、こういう傾向を持ち合わせる自分たちの特性を認識して、上手くこの民族性と付き合っていくことが大切なのではなかろうかと、私は考えています。
日本人は、自分と戦うことに長けた民族
日本人は、誰かと自分を比較して、そしてその上に立とうとすると、結局劣等感ばかりが強くなってしまう傾向があるように思いますが、
一方で、自分自身と戦うと決めた時に、これほどまでに強い力を発揮する民族もいないのではないか?と思います。
日本の言葉では「道」という言葉がよくでてきます。
茶道、華道、柔道、剣道。
道を極めると決めた時、戦う相手は外部にはいなくなり、自分自身との戦いとなっていきます。
これが自然とできるのは、日本人くらいなのではないでしょうか。
外国人たちが、日本人に魅力を感じてくださるのはここの部分ではないでしょうか。
私たちは、誰かと自分を比較することは得意ではありませんし、不得手です。
でも
私たちは、自分自身と向き合いその目標を飛び越えると決めて、行動をし始めた時、周囲が驚く程の力と才能を発揮し始めるように思います。
現代人の多くが苦しんでいるのは、自分自身を打ち勝つことでしか、大成できない基盤の民族性の中で生を受けているのに、
誰かと比較して、自分がそれよりも上に行くという、民族性の基盤を外れた場所で押し問答してしまっているからではないでしょうか。
みんな人それぞれ。
誰かや何かと比較して、自分を測るのではなく、
自分だけの目標を越えることだけに集中していくことで、自分というものが時期に見えてくるのではないでしょうか。
急にそんな気がしてきました。
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