【再調査②】心屋仁之助とロスジェネ世代の闇

2018年9月2日

今回調査を通して、社会的に抱えているもう一つの問題が浮き彫りになったように思います。

まずは、このことを心屋さんという題材を通してお伝えさせてください。

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ロスジェネ世代とは

ロスジェネという言葉を聞きなれない人も多いかと思うので、まずは言葉の定義を確認させてくださいね。

◆ロスジェネ世代とは

ロスジェネとはロストジェネレーションの略で、直訳すれば”失われた世代”です。
ロスジェネ世代とは、バブル崩壊後のおよそ10年間に社会人になった世代を指します。
1970年から1982年頃に生まれた人が当てはまるようです。
超就職氷河期に就職活動を行っており、正社員雇用ではなく非正規雇用として働くことを余儀なくされた人が多い世代ともいえるでしょう。

ロスジェネ世代の特徴とは?ほかの世代とどう違う?より

ちなみに私は1976年生まれで、ロスジェネ世代の丁度ど真ん中です。

だからこそ、この世代の持つ苦しみは人一倍理解できる気持ちに溢れていると思います。そして、ロスジェネという言葉が最近世の中で巡るようになったことで、私が抱えていたコンプレックスや不遇感は、私一人だけが抱えている特別なものではなく、やはり世代全体が抱え込んでしまったコンプレックスであったのだと理解するようになりました。

 

ロスジェネ世代の苦悩

ロスジェネ世代の多くの親は所謂団塊世代と呼ばれる人たちであることが多いと思います。

昭和20年8月15日の終戦の日を境に始まった日本の自虐史観及び外国人統治。

ロスジェネ世代の親の多くは、この時代に生を受けた所謂団塊世代と呼ばれる人たちが多いはずです。

日本の人口分布図を見ると偏った時期に、爆発的に人口が増加していることが分かります。

一番多いのがやはり団塊の世代と呼ばれる昭和22年~24年の第一次ベビーブーム。

そして、ロスジェネの多くは、第二次ベビーブームとされる昭和46年~49年辺りに生まれてきますので、他世代と比べて人口が多いのが特徴です。

このピラミッド構造である資本主義社会の中で、同世代が多いことは苦労が増えることを意味します。

なぜなら、ライバルが増えるからです。

たとえば、子供たちの人口が増えたからといって、大学や高校の定員数が増えることはありません。

ただただ、人口が増えた分だけ、そこに辿り着く間の競争が加速されるだけです。

 

同じような人口増加期に生まれた親を持つロスジェネ世代が無自覚に受け取る最初の教育は

「競争社会に打ち勝つことの重要性」

だと私は思います。

頑張れ!頑張って高見を目指せば必ずいいことがある!

そう親に応援され、その高見に登ればいいことがあるはずだと、子供たちは頑張ります。

確かに団塊世代は、それで良かったのです。

団塊世代が子供時代を終えてやってきたのは、「高度成長時代の到来」。

親たちは頑張ったら、頑張った分だけの恩恵を受けてきた実感があるからこそ、子供にそれこそが必要なことだと鼓舞します。

 

だけれども、ロスジェネ世代に待ち受けていたのは、そんな明るい未来ではありませんでした。

あんなに頑張れ頑張れ!と言って頑張っても、競争率が高く、志望高校や大学に入学するのは誰もが至難の業です。

そして、なんとか希望する高校や大学に入学して、いよいよ安泰と思っていたのにも関わらず、さらなる災難が訪れます。

前代未聞の超就職氷河期です。

親に言われた通りに、大人たちに言われた通りに頑張ってきたのに、何の恩恵も手にできない不遇感は、否が応でも心に張り付いてしまうものだと思います。

 

さらに、なんとかそれでも就職できたとしても、次に待ち受けるのが不況です。平成不況。

ついでにデフレも始まります。

給料だってなかなか上がりません。

営業成績をやりくりするのだって大変です。頑張っても、頑張っても、成果はなかなか上がらない。大人たちが言うように頑張ったはずなのに、どれだけ頑張っても、大人たちが言っていた幸せな未来など、一つも私たちの手元には落ちてきやしないのです。

さらに言えば、子供時代は勉強だのいい会社に就職しろだのさんざん言われたからこそ、社会人になってまで一生懸命頑張りました。しかし、20代後半になれば、その指導はなかったことのように「結婚こそが女の幸せだから、早く結婚しろ」と促されます。

そうしようと思って、相手が自然と見つかればいいのですが、なかなかそれが見つかれなければ、これがまたコンプレックスと親への憎悪を増大させます。

さらにもっと言えば、親が病を患い身体障碍者などになれば、家族として介護を手伝わなくてはならなくなり、なんら達成感のない人生を、結局親の為に尽くさなくてはならないと……ますます不遇感が高まっていくのです。

 

知らず知らずのうちに私と同じロスジェネ世代の心には、劣等感とコンプレックス蓄積されるだけでなく、親に従ったゆえに不幸になった実感ばかりが増えていきます。

幸せになれると信じて頑張ってきたはずの道で、なんら幸せなど手にできない現実に苛立ちも覚えるでしょう。

同じような人口増加期に生まれた団塊の親世代とロスジェネの子供世代では、与えられた現実があまりに違います。

親が自分たちの成功例を基に子供を教育をするのは当たり前だと思いますが、それに従って歩んだ道が全く持って想定外になるのが、ロスジェネ世代の辿ってきた歩みです。

どの親も真心で子供を愛し、育ててくれたはずですが……

ロスジェネ世代の多くが親のせいでこうなったと思うような感情に苛まれてしまうのは、必然の作用と呼べる部分があると思います。

そして、エゴというものを何年も研究して分かったことは、自分にとって身近な人ほど、人はエゴのコントロールが効かなくなるということ。

それを私は知っていたので、心屋さんの教えがあまりに恐ろしいと思いました。

 

今の自分になったのは、自分のせいではなく、近しい人のせいにしてしまう恐怖。

私がアセンションという道のりを通しながら、心の解明を勤しんでいた頃、いよいよ私はエゴというもの扱いを制すれば、多くの悩みが解決するのではないかと思いました。

ネットでそのような本はないか検索しました。さらに図書館でも探してみました。

しかし、私が知る限りエゴの研究を実直にしてくださっていたのはたった一人。エックハルトトールさんしかいませんでした。


↑この本はエゴを解明しようと躍起になっていた時代にものすごくお世話になった教科書です。

私はエックハルトトールさんの教えを頼りに、自分の心の中身を観察する日々を過ごすのですが、一番苦労したのは、身近な人へ生まれてしまう憎悪などを切り離し、その感情を消滅させることでした。

エゴという部分に特化し分析された本が、エックハルトトールさんしかいないということは、多くの人がこのエゴという部分の正体の解明をスルーしているとも言えます。

そして、心屋さんはその扱いの難しさを知らないからこそ、平気で「親のせいにしろ」と言えるのでしょう。

最もエゴの扱いが難解である身近な人への憎悪の拡大や促進は、日常生活を破綻させます。

私がアメブロの方で執筆した「地球攻略ガイドブック」では、エゴに関する多くの考察を掲載させて頂いており、読んでくださる人ができるだけ無理なくスムーズにエゴが正常化できるようにと思いを込めて書かせていただきました。

そこで、私が一番気を付けてほしいと読者の皆さんにお願いしたことは、

エゴを正常化させようと躍起になって、身近な人への憎悪を一気に消滅させようなどとしないでほしい

ということでした。

親や伴侶、そして恋人など、一般的な友人や知人とは違う密接な関係値のある人間関係ほど、私たちは自分の気持ちをコントロールできなくなります。

だからこそ、いきなりそこに気持ちが向かってはいけません。

車を運転してて渋滞にはまるとイライラするなど、人間関係にも当てはまらない遠くにあるイライラから消滅を試みるのがベストですが、どうやら心屋さんなどは全く逆の方法を指南するのですね。

もちろん、エゴの扱いを知らない同士であれば、心屋さんの言葉は心に響く部分があると思います。

今まで沸々と抱え続けていたわだかまりを共感し、そして受け入れてくれるように感じてしまうのは否めません。

それが所謂パッカーンってやつなのかなって最近は推察しています。

しかし、これこそが後々心のトラブルを大きくしてしまう一つの要因なっているのは言わずもがなでしょう。

心屋界隈にはまった結果、家庭が崩壊してしまう理由もよく分かります。

だって、親や伴侶など、密接な関係値を持つ人との間に蔓延る感情を整理して、折り合いをつけるって、スーパーマリオだったら8-4(最終ステージ)っていうくらいの、超高難度ステージのアトラクションなんですよ。

それを1-1がクリアできるかどうか分からない、心のど素人に指南すれば、やっぱり人はおかしくなってしまいます。もちろん指南していることが間違っているので、どれだけ努力したところで心の解決はしないどころか、問題だけが大きくなっていきます。

スーパーマリオをやったことある人なら、1-1で最初は誰もがつまづくことを覚えていると思います。8-4くらいのレベルまで行けるようになれば、1-1など簡単に思えますが、最初は1-1だって難しいんですよ。

ちなみに、私がクッパを倒せれたのは1-4だけです(笑)

どうもスーパーマリオみたいなゲームが上手くなる素養がなかったようで、ワープを使って4面くらいまでしか行けれません。

 

私がこの記事を通してお伝えしたいのは、

まず、心屋さんのメソッドに嵌りやすいであろうロスジェネ世代は、時代背景によって、多くの人が劣等感や不遇感を持ち合わせやすい世代であり、そのような影響もあり、親子関係にしこりを感じている人が多いということ。

だからこそはまりやすいのは分かりますが、そういった人たちに、いきなり身近な人に意識を向けて、それを敵認識させてしまうのはとても危険です。

これを読んでくださった人は、どうかこの危険性を認識して、もしも身近に心屋さんに興味がある人がいるのであれば、この危険性の認識を共有化させて頂けたらと思います。

次の記事では、エゴに対する理解が深まることを願って、過去に書いたエゴに関する記事などについてご紹介させて頂きたく思います。