※追記有【忘れてませんか?】明日から北京パラリンピックです!

北京オリンピックが終わった直後から今日まで、世界の話題はロシアとウクライナのことばかり。

それゆえすっかりパラリンピックのことを忘れてしまっている人も多々おられるかと思いますが……

 

北京パラリンピックは明日から開催です!

北京オリンピックが閉幕した途端、世界は平和からは程遠い環境に置かれることになりました。

なぜなら閉幕の翌日には、プーチンがミンスク合意を破棄し、4日後にはウクライナへの軍事侵攻を始めてしまったのですから……突然の有事に世界は騒然とし続けております。

※ミンスク合意とは、2014年のクリミア併合後、小競り合いと紛争が続いていたウクライナとロシアとの停戦合意です。

また当初は、勢いよくロシア軍がウクライナ国土に攻め入ったことから、一気にロシアがウクライナを制するのではないかと思われていました。実際ロシアは短期決戦を狙っていたと思います。

しかしながら、ロシアの思惑通りに事は運ばず、日に日にロシアの勢いは陰りを見せております。ロシアはこの軍事侵攻を、オリンピック閉幕からパラリンピック開幕までの期間に完成させようとしていたのではないかと推察されるのですが、明日を開幕に控えてもなを解決する兆しはありません。

 

この状況に焦っているのは、もちろんプーチンであり、ロシア軍でしょうが……

誰より泡を食う形になっているのは、習近平かもしれません。

 

北京オリンピック開幕日に中露会談とか……。

そもそも、北京オリンピックの主賓の筆頭格がロシアのプーチンっていうのは、どう考えても顰蹙ものでしたよね。

 

だって、ロシアって国としての参加認められていないのですもの。

具体的に説明すると、ロシアは2014年の組織的ドーピング問題を機に、国としての出場が認められない事態となり、今回の北京オリンピックでも、ロシアではなくROC(ロシアオリンピック委員会)として出場していたのです。

にもかかわらず、筆頭格の主賓が参加を認められていない国の大統領なんてね。

おかしなことだと誰もが思うはずです。

しかも案の定なことに、今回のオリンピックでもロシアの選手にドーピング問題が発覚し、世界からロシアは非難をされることになりました。

【北京オリンピック・フィギュア・ワリエワ騒動】メダル授与式はできることになったけど、なんだかなぁ

2022年2月18日

 

こういうダークな部分が露わとなれば、プーチンが開会式に出席したことに疑問を持つ人は増えるわけです。

 

にもかかわらず開幕当日の北京では、最大限のもてなしをロシアにしまして、会談も執り行われました。

【北京、モスクワ時事】中国の習近平国家主席は4日、北京冬季五輪の開会式に先立ち、北京の釣魚台迎賓館で五輪に合わせて訪中したロシアのプーチン大統領と会談した。両首脳は会談後に共同声明を発表し、対米共闘姿勢を誇示する見通し。
中ロ首脳、対米共闘誇示 ウクライナ情勢も協議―北京:時事ドットコム - 時事ドットコム

別待遇ですよ、別待遇。

その上政治色プンプン。

平和の祭典オリンピックを政治的利用したと見られて申し分のない所業であったことでしょう。

にもかかわらずそれを大々的に宣伝すれば、さらに顰蹙を買うはずです。

またニュースでは、この時ウクライナについても話し合ったとされています。

 

その上で起きたロシアの行動。

習近平としてバツが悪すぎこの上なしでしょうね。

しかも、明日から平和の祭典とされるパラリンピックですが、完全にそのこと自体多くの人が忘れています。

習近平にとってはもう忘れてほしい思いのが強いかもしれませんが……ロシアの行動を受けて、平和の祭典なのに、さらに揉め事どっさりです。

既に国際大会ではロシア外しの方向に舵が切られていますが、パラリンピックでは認める方向に舵をきったようで…逆にそれが揉め事の火種となっています。

国際オリンピック委員会(IOC)は2月28日、ウクライナに侵攻したロシアの選手らを国際大会から除外するように各国際競技団体(IF)へ勧告した。国際サッカー連盟(FIFA)もロシア代表の主催大会への出場禁止を決めた。スポーツ界で反ロシアの動きは急速に拡大。4日に開幕する北京冬季パラリンピックでの対応
IOCロシア排除 予想外に厳しい措置に転換 選手の声に押され | 毎日新聞 - 毎日新聞
国際パラリンピック委員会(IPC)がRPC(ロシアパラリンピック委員会)、ベラルーシの選手について、中立選手として北京パラリンピック(4日開幕)への参加容認を発表したことを受けて、除外を求めていた欧米などの国から落胆の声が相次いだ。 米国オリンピック・パラリンピック委員会(USOPC)は、サラ・ハーシュランド会長の声明を発表し「世界中の国際連盟と国内オリンピック、パラリンピック委員会が平和が回復するまでロシアとベラルーシのアスリート、役員の国際スポーツへの参加を完全に禁止するように求めてき...
露選手の北京パラ出場容認に落胆広がる 米国委「失望」、英国「間違った決定。再... - デイリースポーツ online
スポーツ選手の権利向上を目指す支援団体「グローバルアスリート」は2日、国際パラリンピック委員会(IPC)がRPC(ロシアパラリンピック委員会)、ベラルーシについて、中立選手として4日開幕の北京パラリンピックへの参加容認したことを受け、ウクライナアスリートとの共同声明を発表した。 「ロシアとベラルーシの爆弾がウクライナ市民に降り注ぐ中、IPCがロシアとベラルーシの選手が2022年北京パラリンピックに出場できるようにすることで、すべてのウクライナ選手と市民に新たなショックを与えた。昨日、ウクラ...
ウクライナ選手が支援団体と共同声明 露選手パラ出場容認を批判「流血と利益を選... - デイリースポーツ online

↑この部分について追記があります。追記は最後に記載しました。

 

ホスト国としては、最悪の板挟みに中国はあっていると言えるのですが、中国の運営もまた非難の対象になるのが目に見えてます。

 

中国のネガティブプロモーションにしかならなかった世紀のイベント

もともと雪が降らない北京ですが、相変わらず雪は降っていないというか、さらに降っていない状況のようです。

北京パラリンピック朝日新聞取材班は、大会期間中に現地の空気感や面白いと感じたことを映像で皆様にお伝えする企画「北京冬残奥会(パラリンピック) バブル発」を発信しています。 企画4回目は北京市内から2…
北京冬残奥会 バブル発動画リポート 人工雪がつくる熱戦の舞台:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 

↑オリンピックの時以上に、雪の状態がヤバいことになっているがありありと分かります。

本当に、怪我無く戻ってきてほしいと思いますが、大丈夫なのでしょうか。

 

少なくとも中国は、今回のオリパラを国威発揚に利用し、中国に対しポジティブなイメージを世界に発信するためにやった面が多かったのに、その評価はズタボロ。

【北京オリンピック】毎日批判が倍増する案の定な展開へ突入!

2022年2月12日

さらにそこに合わせて、唯一の仲良し国と言えるロシアがやらかすなんて……。

運がないというか、運が尽きたというか、中国共産党としては何もかも八方塞りな状況であることには間違いないでしょうね。

 

とはいえ、選手に罪はないのですから、参加する以上選手には頑張ってほしいのですが、こういうダークな場所でのオリパラ開催は、どうかこれっきりにしてほしいなと思ってます。

 

それではまたね。

明日からのパラリンピックもどうなるか見守っていこう。

 

追記(3/3 18:43)

初稿の記事では、ロシア・ベラルーシは、パラリンピックに出場すると書きましたが、先ほどIPCが判断を一転させました。

ロシアとベラルーシは出場できなくなりました。

追記は以上です。

 

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