外交ボイコットが叫ばれている北京オリンピック。
日本の世論は日本も外交ボイコットしないと!という世論で盛り上がってますが……外交ボイコットということは、北京オリンピックそのものは開催決定ということでしょう。
ということで、私の気になっていることを備忘録的に書いておきます。
北京オリンピックは、開催地変更が望ましいと個人的には思っていました。
だってさ、人権以前の問題として、中国における武漢ウイルスの状況ってどう考えてもヤバいでしょ?
もちろん共産党は「収束した」って言い張ってるけど、各都市で頻発している都市封鎖の状況を見ている限り、収束したとはとても思えません。
そういう場所に選手を送り込むことになることが、何より問題なのではないかと私は思うのですが、IOCは何が何でも実施したいようで、すっかりここら辺の問題には無頓着です。
【ウエルバ(スペイン)共同】国際オリンピック委員会(IOC)は11日、バッハ会長や主要な国際競技連盟(IF)の会長らスポーツ界の首脳を... 五輪の政治化「断固反対」 IOC首脳会議で共同宣言:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞 TOKYO Web |
っていうか、それ以前にウイグルの問題にも無頓着ですがね(; ・`д・´)。
であればそうなるかって感じなのですが、今の中国でやったらやったで、想像以上に中国は赤っ恥を書くことになるんじゃないのかなぁと私は思っています。
ということで、その理由を書いていきますね。
まず私が心配しているのが、現在の中国の電力状況。
中国の電力は、オーストラリア産の石炭で成り立っていると言っても過言ではないほど、中国のエネルギー事情はオーストラリアに依存している部分がありました。
ですが昨年中国は、対中強硬政策を実施しているオーストラリアに対抗するために、オーストラリアからの石炭を全面的に輸入禁止にしちゃったんですよね。
もちろんこの強硬策は、オーストラリアが謝ってくれると思った上での行動だったと思うのですが、中国に腹を立てていたオーストラリアは「どうぞどうぞ」という感じで、輸入禁止に従うことになりました。
そしてその結果、大変な事態になったのは中国wwww
北京や上海などの都市部を中心に大規模停電が起きるようになり、現在も計画停電の中で生活しています。
ちなみにこの計画停電は、オリンピック対策(石炭火力を制限することで中国の空を青くし、カーボンニュートラルに勤しんでいる中国をアピール)とも言われているんですが
【東方新報】中国各地で電力不足が深刻化しており、市民生活や工場の操業に大きな影響を与えている。 中国東北部の遼寧省(Liaoning)、吉林省(Jilin)、黒竜江省(Heilongjiang) 中国で相次ぐ電力制限 石炭不足に環境対策、北京冬季五輪も視野(東方新報) - Yah... - Yahoo!ニュース |
実際のところはどうなんでしょうね。
まぁ普段は計画停電で運用できていたとしても、オリンピックの最中はそれなりのボリュームで電気を使うことになるわけで、今の運用で耐えられるのか心配です。
しかも今年の中国は早くから寒波が来ていて、めちゃくちゃ寒いみたいですし、エネルギー量増えそうですよね。
中国天津市で、11月6日から7日にかけて降った大雪で工場が倒壊する事故が発生。 映像では、屋根に積もった雪の重みで工場の建物が崩れる様子がわかる。 幸いこの事故によるけが人はなかったが、被害額 天津市で大雪の重みで工場が倒壊(アフロ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース |
まぁ耐えられるように上手くやるんでしょうけど、もしもオリンピックの最中に停電など起きたのなら、それこそ国際社会で恥をかくことになるんですよね。
それから、前回の北京オリンピック(2008)とは比べ物にならないくらい現在はデジタル社会となり、誰もが世界に向けて発信できるようになっています。
隠ぺい体質の中国にとって、世界中の選手が中国のあちらこちらを撮影し、世界に拡散してしまうのは不都合だらけなんじゃないのかなぁと思っています。
また、中国のネット環境ではTwitterやFacebookなどの外国のWEBサービスが基本使えないことも、ネガティブな印象として拡散されることになるでしょうね。
中国インフルエンサーサービスについて見る 他国にない、独特のネット環境を持つ中国。グレートファイアウォールにより、国外のWebサービス利用が規制されています。そのため、日本でインフラと言って良いほど普及しているTwitterへも、中国からはアクセスできません。 「現地へ行く予定があるけど、Twitterが見れないのは困るなあ……」「中国向けのSNSプロモーションだと、Twitterの代わりは何が良 中国ではTwitterが使えない!?使う方法や中国版Twitter・Weiboを解説! | (株)LIF... - 株式会社LIFE PEPPER|600社の海外/訪日ビジネス支援実績 |
それから昨年香港で施行された「香港国家安全維持法(国安法)」は、「日本人が日本で中国の悪口を言っても中国(香港)で逮捕される」というトンデモない法律なのですが、このような法律は国内法にもきっと沢山あることでしょう。
香港での反政府的な活動を取り締まる「香港国家安全維持法(国安法)」が6月30日に施行された。同じ日に公開された法律によると、香港に永住権を持っていない外国人による「香港以外の場所」での 「中国の悪口」で日本人も逮捕? 香港新法にネット民恐怖 (弁護士ドットコムニュ... - LINE NEWS |
このカテゴリーでは、中国の税金、労務、会計などに関する基礎知識を解説しています。 ... 中国で逮捕されないために、法律を守り慎重に行動しましょう。中国は外国です。 | ... - 成功のための中国ビジネスチャンネル | 中国進出、企業の成功と失敗の分かれ道とは。アタックス・諸戸和晃の情報ブログ |
よっぽどあり得ないと思いますが、このような法に触れたことを理由に逮捕される人がいるかもしれませんよね。
それも心配ですが、もしもそのような事が起きたのなら、中国の国際的地位はさらに下がることになるでしょう。
だからあり得ないとは思うものの……最近の中国の切羽詰まり方は尋常じゃありません。そして、自ら首を絞めるような行為が多発しているので、ひょっとしたら起きちゃうかもしれないなと思っています。
ということで、ちょっと考えてみただけでも、オリンピックをやることは中国にとって不利益にしかならないことばかりなんですよね~。
だから辞退した方が良かったのではと個人的には思うのですが、そんなことしたら、国内反発が強くなり、政権維持が危うくなるのは必至なので、どう考えてもやるしかないのですが……行くも地獄、逃げるも地獄ですね。
ただやるとなれば、上記したような国際社会から嫌われることが目白押しになるのではないかと思うので、北京オリンピックは中国最後の国際舞台になるんじゃないかなって思ってます。
それではまたね。
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