お金を払えば、何もかもが手に入るという感覚が強い現代ですが、どんなにお金をはたいても手に入れられないものもあります。
私たちの日常は今やスマホ一つあれば大概の物が手に入れられるようになっています。
そのため、何かが欲しくて遠出する必要性も格段に減ったし、何かを買うために行列に並ばなきゃいけないということも随分減りました。
このような状況下であれば、「何もかもが簡単に手に入る」錯覚の中に埋没してしまう人が現れるのもしかたがないのかもしれません。
また、だからこそ「お金さえあれば!」という執着心が強くなってしまう人がいるかもいるかもしれませんが、そういう気持ちになってしまう人に限って、幸せや成功は遠のいてしまうものですよね。
だって、幸せや成功はお金で何とかなるものではないからです。
幸せや成功と現在の所持金額はイコールではないし、お金の投資量と比例して幸せや成功がやってくる訳でもありません。
こんなこと冷静に考えれば、誰だって分かることだと思います。
でも人は心の焦りが増えれば増えるほど、なぜだかお金が自分から遠のくケースが多く、お金さえあればこの不安や恐怖から逃れられ幸せになれる錯覚をしがちだと思います。
だから、「幸せや成功と現在の所持金額はイコールではないし、お金の投資量と比例して幸せや成功がやってくる訳でもない」という当り前のことを見失ってしまうのだと思います。
その上、こういう状況に陥った人に限って見境ないお金の使い方をして、よりドツボな状態に陥ることになると思うのですが「元々何がお金で買えて何がお金で買えないのか、自分の中ではっきり区別をできていないから起きてしまうのではないのかな?」と思うことがあります。
とはいえそれでも時に人は、想像すらしていなかった窮地に陥ることがあって、その窮地に焦ってドツボになっちゃう人もいるのかなぁとは思うのですが……でもそんな窮地に陥ったとしても、予め何が買えるもので何が買えないものなのか、はっきり区別さえできておけば、そのような見境ない行動は避けられるのではなかろうかと思ってます。
人間ピンチに陥った時ほど、切羽詰まった判断をしなくてはならないことが多いと思います。
だからこそ、藁をも掴む気持ちになって、「こっちに来たら幸せになれるよ~」なんつー甘い言葉にひっかかってしまうものだとは思うのですが……
そもそも、幸せって感覚なんですよね。
そしてこの感覚こそが、お金では買えないものなんです。
私たちは知識を詰め込んだり、それから道具を沢山持っていたら、憧れの誰かと同じステータスに登り、そのステータスの中にあるはずの幸せが待っているなんていう勘違いをしがちだと思いますが感覚というものはそもそも別物です。
知識や道具を揃えただけでは、到達できるものではありません。
また、知識や道具は買うことができるものですが、感覚というものは買うことができません。
そして感覚というものは自分で努力していく以外の方法で、手に入れるはずはないと思います。
しかしながら現代は、お金を払って感覚を養おうとする行為が頻発していると思います。そしてこの行為こそが、自分の感覚を醸成させる機会損失を作りだします。さらに、自分の感覚が信頼できない状況を強固にしているようにも思います。
もちろんこのような行為を続けていれば、自分で考える事が苦手になり、人に依存するばかりになってしまい、成功や幸せからはますます遠ざかることになるのですが……感覚を養っていない人はどうもそのことにも気がつけなくなるようです。
前にこちらの記事で↓
「波動の感覚を養うためにセミナーとかに通うのは無駄!」とお伝えしたことがあります。
少しその部分引用しますね。
波動の感覚は、今日暑いか寒いか分かるくらい誰もが持っている当り前の感覚にすぎませんので、そもそも特別な感覚でも何でもないです。
誰もが意識しなくなったから分からなくなっちゃって、自分など分かるはずもないと思っているだけのことです。
そして、本来分かるはずの感覚が分からなくなっているからこそ、社会的に様々なトラブルが増えているだけのことですし、こういった分野で悪どいビジネスを展開する人が跋扈できてしまう状況になっているだけだと思います。
波動は意識したら絶対に分かります。セミナーとか行く必要とかは全くないです。
だって、自分の感じた事を素直に受け止め、その感覚に自信を持つ繰り返しで育まれるものなので、繰り返すようですが、波動の感覚を理解するためにセミナーとか通うのだけはオススメしません。
だって波動の感覚は知識で分かるものではないから、どこまでも体感だからです。それは自分の体感温度が暑いか寒いを判断することに過ぎないことくらい、自分でしか分からないことだからです。
そして波動の感覚に自信を持つためにセミナーに通うということは、自分の体感でしか分からないはずのことを人の意見に委ねることに繋がるから、とても危険なのです。
たとえば自分は寒いと思っているのに、講師が「暑い」と言えば、「暑いと思わなきゃいけないんだ!寒いと思う事は間違いなんだ!」という認識に繋がってしまう可能性もあり、自分が寒いと思っていることを無理にでも暑いと思い込もうとすることが起きやすいのです。
それが、波動の体感を高めるに当たってそもそもの間違いであり、誰かに頼ることはそれを促すことにつながります。
みんなが暑いと言ってても、自分が寒いと感じたのならそれで良いのです。その感覚に自信を持つことが波動の感覚を磨くことに繋がります。
ですから、誰かに頼らず、まずは自分で、自分1人で頑張って感覚を磨きましょう。
やることは、とにかく自分で試し、感じ、考えを、何百回も何千回も繰り返すこと。それだけです。
そうしているうちに、波動の感覚は分かってくるものなので、理論で考えず、訪れた場所や自分の気持ちと常に向き合って、そこで感じたものは「軽いか重いか」を最初の着眼点にしてやってみましょう。
やり続けていくと必ず分かるようになっていきます。
波動に限らず、感覚というのは、自問自答の繰り返しを続けない限り養えませんが、この感覚が疎かになっているからこそ、多くの人は自分を見失うことになっているんじゃないのかなと思います。
走る感覚、歩く感覚、食べる感覚、話す感覚、笑う感覚、仕事をする感覚などなど、私たちの日常は気にしていないだけで、多くのことを自分の感覚に頼っています。
また、自分の感覚をきちんと認識している人ほど、何か違和感がある時には気がつける敏感さを保持しているとも思います。そして、自分の中にしっかりとした感覚が宿っていれば、何か不測事態が起きたとしても、自分の感覚を拠り所にして冷静に歩みを進められるものじゃないかなと思ってます。
一方で、その感覚を養うことを疎かにしている人は道に迷いやすく、「お金を払っても手に入れられないと予め分かっているもの」にお金を出してしまうことがあるので、気をつけていきましょう。
それでは良い週末を♪
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感覚を信じる、まさに忘れかけてた言葉でした。情報過多で、甘い誘惑や楽な言葉に引っ張られる毎日で、選択だけで疲れる時もあります。イクメンという言葉にも違和感を感じます。イクメンがあるならイクウーメンがなくてはならないのに、やはり男性のやってあげてる感をこの言葉に感じます。男性を煽ててやらせる為に生まれた言葉かもしれませんが。話がそれましたが、幸せに暮らせるよう、穏やかな感覚を身につけたいですね。
おはようございます。
そうなんですよね。情報過多の社会ではついつい情報に合わせることばかりに気が回り、自分に照らし合わせて考える事を失いがちで、その結果、感覚が衰えてしまいます。
確かにイクメンは絶賛される一方で、家事育児に専念したいという女性の言動にはなぜか「可哀想」だったり「時代錯誤」みたいなフレーズが飛び交います。おかしなことです。
ちなみに現代を生きる私たちが一番苦手とするのが、「穏やかな感覚の恒常を保つこと」だと思います。
幸せになりたいと思ってる割に、「穏やかな感覚の恒常を保つこと」に慣れていない人は幸せな感覚が数日でも続くとその感覚に不安になるものですし、私自身がそうでした。
今は日々が穏やかな感覚で埋め尽くされていますが、この感覚を日常的にしていくのは結構大変です。
だから頑張りがいがあることだと思うので、頑張ってみてください。
それではこれからも宜しくお願い致します。
連投すみません。ピザオブデスという音楽事務所があるのですが、そこの事務所が主催しているフェス、サタニックカーニバルの責任者が書いた言葉で、ライブのチケットが2千円だとして、そのライブを100倍楽しめる感性があれば、20万円の価値になるという言葉をこの記事を読んで思い出しました。ありがとうございます!
https://satanic.jp/news/detail/MjE4
おはようございます。
サタニックという言葉に、焦りを覚えましたが(笑)
面白そうなイベントですね。
確かに感性が豊かであれば、支払ったお金の元は取りやすいと思います(笑)
それではこれからも宜しくお願い致します。
こんばんは。
私ごとで恐縮なのですが、波動質問の後日談です。
(すみません長いです)
あの時は同僚達が大嫌いでピリピリしてる自分も嫌いでドツボに嵌っている感じだったのですが、ゆりこさんのアドバイスを実践していくうちに、ある日突然ハッと我に帰る感覚があり、憎しみとか怒りの気持ちがスーーっと消えて。私なんであんなに気にしてたんだろうってぐらいにイライラしてた日々が嘘のように消えました。
今も相変わらず同僚達は仕事しないですし、何も変化はなかったのですが、普通に同僚達と接することができるようになったというのが私にはとても嬉しくパラレルワールドに飛んだみたいな不思議な感覚でした。
それから次第に同僚達に仕事をお願いすることができるようになったし、同僚達も少しずつ手伝うことはないか気にかけてくれるようになりました。
そんな安定した日々を過ごすうちに同僚達が辞めることになりました。
仲良くまではなれなかったけど、仕事を一緒にする仲間という認識が出てきた矢先だったので驚きましたが、なんとなく卒業なのかな?という気持ちになりました。
同僚達が抜けたあとの波動の変化、今後新人が入った場合の波動の変化で、これからも自分が乱れることもあるだろうけど、多分この繰り返しなのかな?ゆりこさんは波動を天気で喩えてたけどそれってこういうことなのかな?と思いました。たしかに波動が高くなっても自分のレベルが突然アップするわけでも願い叶うわけでないなと。
でも穏やかに過ごせることがこんなにも尊いものか。普通に1日を過ごせることって幸せなことなんですね。
ゆりこさんからアドバイスを頂いた時はハードル高く感じて自分ができるか不安でしたし、実践しても正直しんどいこと多くてめげそうになりましたが、それでも一度でも出来たら、あとは練習あるのみ!と前向きに捉えられるようになりました。
自分でやることの大切さは前にも教えていただきましたが、身をもって体験した出来事でした。
ありがとうございました!!
おはようございます。
めちゃくちゃしんどいのに、それでも頑張って乗り越えてくださりありがとうございました!!
とっても嬉しいです。
こぱんださんは、今までも一生懸命お仕事をされていたはずで、でもそれを数段上げる形で仕事に取り組むのは本当に大変だったと思います。
でもそこまで仕事に向き合うと、ガヤの状況が気にならなくなります。
一方で、そこまで一生懸命に仕事をしている人が横にいると、自然と「手伝わなくては悪い」という気持ちに周りもなるものです。
こぱんださん自身の変化が、周りの変化を引き起こしたのだろうと私は思います。
さらにその結果、同僚たちは居づらくなり職場を変える選択を選んだのだろうと思います。
本当に頑張りましたね!
でも…頑張ったかいがあったでしょ????
乗り越えた後に広がる景色って、穏やかで広く感じるでしょ?
そして、今まで腹が立っていたはずの人にも感謝の思いが出てくるでしょ?
これは単なる波動上昇ではなく、波動領域帯が変わった時に起こる変化です。
頑張りました!本当に頑張ったと思います。
このような経験を元に、一つしっかりとした感覚を持つと、次にまた似たような事(転機)が訪れても、冷静に対処しやすくなると思います。
楽しく波動上昇の旅を続けていきましょう♪
それから、どんな相談だったのかコメントを見て気になるかたもいると思うので、頂いたコメントの記事掲載させて頂きますね。
https://takehisayuriko.tokyo/2019/11/08/7498/
それではこれからも宜しくお願い致します☆